日本にいながら英会話を上達させる3つの方法
こんにちは!
飲食店に特化した接客英会話レッスンの講師をしています、華ひらくの内木です。
生徒さんからとても頻繁に
「どうやったら英語を上達する事ができますか?」
というご質問をいただくので、今日はそちらについて私なりの考えをご紹介したいと思います。
結論から言いますと、明確な返答は難しいです(>_<)
なぜなら、人によって出来る事や合うやり方は違うからです。
私が一番英語を学んだのは「アメリカでの学生生活」よりも「アメリカで働いた経験」だったので、やはり英語を話す人に囲まれながら働く事は最もおすすめです。
それと、英語を話す彼氏・彼女もとっても有効♡
ただ、多くの方は
・仕事は変えたくない
・現在の彼氏/彼女(もしくは夫/妻)は日本人
だと思いますので、上記でおすすめな方法を3つご紹介します。
1.的を絞った英語を勉強する
これが一番大切です。
「自分のお店で問題なく接客が出来るように、接客英会話をマスターする!」
「TOEICで700点を目指す!」
という様な的を絞ったやり方が一番達成感を感じられ、継続する事が出来ます。
「日常英会話を学びたい!」
という声は本当によく耳にするのですが、「日常英会話」は全く的が絞れておらず、結果、かなり難易度が高い目標になってしまっています。
その理由を、2点に分けて簡単にご説明します。
日常英会話を話せるようになることが相当高い目標である理由
1.範囲が広すぎる
あまり意識した事ないかもしれませんが、日常英会話ってものすごく範囲が広いのです。
「日常英会話が出来るようになりたい!」とは、例えるなら「世界史をマスターしたい」と言っているようなもの。
世界史って一言で言っても、紀元後だけでも相当量があるので、覚える事山積みですよね?
仮にフランス史を完璧に学習したとしても、まだ他のヨーロッパやアジア、北米・南米・アフリカ史等ありますので、道のりは半端なく長いです。
日常英会話も同様で、話す話題は果てしなくたくさんあります。
天気やファッション、政治、スポーツ、芸能、食、健康、ビジネス、家族の事などなど、とても書ききれない程膨大な量です。
これらすべてに対応出来る程の文法力・語彙力を身に着けるというのは、かなりの覚悟と年数がないと難しいです。
2.自分の到達地点が分からないので成長を実感しづらい
英会話スクールでは、多くの方が1年で辞めていくそうです。
金銭的理由や時間の理由など原因は様々だと思いますが、私は成長を感じる事が出来ず、途中で挫折してしまうというのが大きな原因だと睨んでいます。
先の世界史の話題に戻りますが、
「18世紀のフランス史をマスターする!」
という目標であれば、範囲が明確なので覚える事も限られています。
何より、自分が今、どこまで出来ているのかという到達地点を確認しやすいです。
「1700~1750年まではバッチリだから、残りは半分だ!」
という様に。
しかし、範囲が膨大過ぎる「世界史」では、自分がどれだけ覚えたのか、あとどれくらい続ければゴールに近づくのか、全く見えないですよね?
日常英会話も同じで、ゴールが全く見えてこない分、成長を実感しづらいのです。
そして、進んでも進んでもゴールの見えないレースなんて、挫折して当然です。
ですので、ゴールや到達地点が見えやすい、的を絞ったやり方が最もおすすめです。
2.好きな洋画や海外ドラマを台詞を覚えるまで何度も見る
好きこそ物の上手なれ。
例え上司から「英語を勉強しろ!」と言われても、面白くなかったら継続なんてとても無理です。
ですので、楽しく、無理のない範囲で英語に触れる事が継続できるコツです。
そこでおすすめなのが、好きな洋画や海外ドラマを見る事です。
好きな物なら、無理なく続けられますよね?
さて、「好きな洋画や海外ドラマを台詞を覚えるまで何度も見る」事の目的は2つあります。
1つずつご紹介していきますね。
1.自然な英語が学べる
私たちが学校で学んだ英語には、
「今はこういう言い方しないよ。」
「随分丁寧な言い回しだなぁ。」
というものが多数ありました。
しかし、洋画や海外ドラマではとても自然な、ネイティブが日常的に使っている英語を学ぶことが出来ます。
言葉は生き物ですので、時代によってどんどん変化していきます。
日本語と同じで、若者と高齢者では使う言葉は違ってきます。
時代と年齢にあった、自然な英語を学ぶには、洋画やドラマはもってこいです。
ここで大切なのが、見て「へぇ、こういう風に言うんだ。」で終わるのではなく、完コピする事です。
英語はもちろん、発音や抑揚、そして表情や身振り手振り等、全てを真似るのです。
なぜなら、言語の上達で最も効果的な方法はモノマネだからです。
モノマネって決して簡単ではないんですよ。
リスニング力を付けないと正しい音を聞き取ることが出来ませんし、正しい音を聞き取ることが出来なければ正しい音を出すことも出来ません。
また、観察力がないと抑揚や表情の変化にまで目を配らせることが出来ないのです。
モノマネが完璧に出来るようになるという事は、発音や抑揚、表情、身振り手振り等の全ての動作をネイティブと同じレベルで出来るようになる、という事です。
ですので、全てを真似られる様に何度も何度も練習してみましょう!
そうすれば、必ず伝わる英語を話せるようになります。
2. 非言語コミュニケーションの宝庫
「非言語コミュニケーション」って聞いたことありますか?
コミュニケーションには大きく分けて2つ種類があります。
「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」です。
「言語コミュニケーション」とは、いわゆる英語や日本語といった言語のことです。
文法や語彙を駆使しながら、相手に言葉伝えるコミュニケーションです。
一方、「非言語コミュニケーション」とは、表情や声の高さ、大きさ、抑揚、目線、姿勢、身振り手振りといった、言語以外の方法で相手に想いを伝えるコミュニケーションの方法です。
私たちはこれまで、言語コミュニケーションしか習ってきませんでした。
しかし、実は英語では言語コミュニケーションよりも非言語コミュニケーションの方が重きを置かれているので、本来力を入れるべきは非言語コミュニケーションなのです。
洋画や海外ドラマを観察すると、役者さんがいかに豊富に非言語コミュニケーションを使っているかが分かります。
クールな役柄の人でさえ、眉毛や口を感情にあわせて動かしているのがとても印象的です。
「役者だから大袈裟にやってるんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
私の周りにいる英語ネイティブを見ていても、日本人とは明らかにジェスチャーの量や種類が異なります。
彼らの方が、圧倒的に多くて種類も豊富です。
非言語コミュニケーションのないコミュニケーションは感情が伝わりにくく、相手を不愉快な気分にさせたり、誤解を与えてしまう危険性が高いです。
逆に、非言語コミュニケーションが豊富なコミュニケーションは、例え英語がカタコトでも思いやりや優しさ、丁寧さを十分に提供する事が出来るのです。
非言語コミュニケーションを甘く考えないで下さい。
英語で円滑なコミュニケーションを取れる人ほど、非言語コミュニケーションの大切さを知っています。
洋画や海外ドラマをたくさん見て、彼らの非言語コミュニケーションに注目してみてください。
そして、是非真似てみてください!
サーバーにおすすめの映画3選
ここで、飲食店で働かれている皆さんにおすすめの映画を3つご紹介します♪
こちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
3.電話やスカイプ等で週3日以上英会話レッスンを受ける
英会話力を上げたいならとにかく英語をしゃべる。
これに尽きます。
しかし、英語を喋りたくても喋る相手がいなければ、会話は成立しませんよね。
そんな時は、スカイプや電話で話す相手を見つけましょう!
今は大手英会話スクールの企業から中小企業まで、様々な会社が対面しなくても話せる英会話レッスンを展開しています。
Googleで検索すれば、たーっくさん出てきますよ。
電話やスカイプレッスンの最大のメリットは、「毎日英語を話せる事」です。
英語の上達には、1回に70分のレッスンを週に1日やるよりも、1回10分を毎日やる方が効果的です。
科学的な理由は分かりませんが、私の経験上、脳が英語に慣れるには、毎日の継続が大切なのだと思います。
1週間前に習ったことは覚えていなくても、昨日学んだことなら覚えていますよね?
そうやって、得た知識を失う前に新しい事を学ぶ事で、少しずつ確実に成長出来るのだと思います。
ここで、電話やスカイプレッスンについて、生徒さんからよく聞かれる相談内容をいくつかご紹介します。
英語で電話やスカイプで話すなんて、緊張します!
すごくわかります。
そもそも私は電話が得意ではないので、かける前はものすごく緊張します。
日本語で話すのすら緊張するのに、英語で電話するなんて‥‥考えるだけでお腹が痛くなりそうです(>_<)
ただ、(これは私の実体験ですが、)面白いもので、1週間も続ければその緊張感はあっという間に消え去ります。
毎回違う先生ですともう少し時間はかかると思いますが、同じ先生であれば、1週間で慣れます。本当に。
ですので、心臓バクバクは長くても最初の数週間で、その後は大分落ち着いて話せるようになります。
「この緊張感はいつまで続くのか‥‥?」
と思うと恐怖心で押し潰されそうになりますが、
「きっとあと1週間でラクになる!」
と先が見えたら、精神的に違ってきますよね。
大丈夫!誰だって最初は緊張しています。
そして、緊張のあまり本来の力を発揮出来なかったり、カミカミでしどろもどろになっています。(全て私の実体験 笑)
しかし、その恐怖心を乗り越える事で、大きな1歩へと繋がります★
エイっと勇気を出して、一歩前に進んでみましょう!
日本語が話せない先生だと何かあった時に困る
おっしゃる通り!
中級者〜上級者であれば日本語を話さない講師とのレッスンをおすすめしますが、初級者であれば日本語が話せる講師の方が断然効率がいいです。
こちらはなぜ、弊社の接客英会話レッスン講師が日本語と英語のバイリンガルなのかにも通じますが、当たり前ですが、初心者は文法力もなければ語彙力もないです。
リスニング力だってまだまだこれからですので、英語で話されても分からない事だらけ、聞き取れない事だらけです。
しかし、
「『もう1回言って下さい』を英語で何て言うか分からない」
というレベルであれば話が進みませんし、
「先生の言っている事はかろうじて理解できたけど、何て返せばいいか分からない」
だと沈黙が続くだけです。
そうなると、大概の方はみじめな気持になってしまい、
「もうヤダ。英語嫌い。」
と、挫折してしまいます。
ただ、講師が日本語も英語もネイティブレベルの方であれば、日本語でサポートしながらレッスンを進めて行くことが出来ます。
この方が心理的なハードルが低くて、継続しやすいですよね?
中には
「甘えるな!せっかくのレッスンなんだから全て英語で会話しろ!」
と主張する鬼軍曹もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。
なぜなら、英語を学ぶ上で一番大切なのは「継続する事」だからです。
ですので、一番無理なく継続できる方法を選びましょう!
ちなみに、スカイプ・電話レッスンの中で弊社のおすすめは ミニッツ テレフォン イングリッシュ です。
毎日5分~10分、電話で英語を話す事が出来るサービスです。
講師は英語も日本語もネイティブレベルですので英語力が高いのはもちろんの事、講師のコミュニケーションスキルも非常に高いです。
(ホームページがダサイのがちょっと残念ですが 笑)
いかがでしたか?
何度も書いてくどいと思いますが、大切なのは楽しく継続する事です。
一人ひとりあう方法は違いますので、ご自分にあう方法を見つけて、恐れずためらわず、まずは一歩を踏み出しましょう!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)