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すてべて飲食店に英会話を。
華ひらくの接客英会話ブログ
  • 2018年1月26日

浅草で外国人に街頭インタビュー!「日本と母国の飲食店の接客、どちらが上だと思いますか?」

37人の外国人に街頭インタビュー

※「外国人」という言葉は失礼だと思うので極力使わないようにしているのですが、タイトルでのみ使用しています。

こんにちは!
相変わらず、暇さえあれば海外の方に突撃インタビューをしている、飲食店インバウンド専門家の内木です。

今回は3時間で37名の方にお伺いすることが出来ました。
やはり浅草は話を聞いてくれる率が高い!
以前に表参道で行った時は、さすがの私でも心が折れるほど拒否されまくりましたが、浅草にいらっしゃる海外の方は心が広いです★ I LOVE ASAKUSA.

さて、37名の方に伺った質問がこちら↓

「あなたは日本の飲食店の接客と母国の飲食店の接客、
どちらが質が高いと思いますか?」

「正直にお答えください!」と念を押した上でお答えいただいたので、お世辞は入っていないはずです。
では、まずは答えて下さった方々の情報です。

 

外国人の出身国

※インタビューさせていただいた方は、「明らかに日本人とは違う外見」という基準で話しかけています。よって、中国や韓国といった東アジアの方々のお話はなかなか聞けていません。

2年前に浅草で街頭インタビューした時も思ったのですが、浅草にはオーストラリア人が多い!
今回のインタビューでも群を抜いてトップですね。

ちなみに、私が尊敬するデービッド・アトキンソンさんの著書「新・観光立国論」(東洋経済新報社)によると、オーストラリアは日本同様島国であり、どこの国に行くにも飛行機を使わなくてはいけない為、海外旅行をする際は滞在期間が長く、その分旅行先でお金をよく使う人種と言われています。
つまり、オーストラリア人は世界の中でも有数の『上客』というわけです!
英語を話せて、フレンドリーで、お金を多く落としてくださる方々ですので、今後より一層集客できるといいですね。

また、2年前に浅草で行った該当インタビューでは、南米や中央アメリカの方とはほぼお会いすることはなかったのですが、今回はチリやグアマテラ、コロンビアご出身の方のお話を伺うことが出来ました。
2年までは少なかった南米系の方が少しずつ増えてきているという事は、今後益々数は増えるでしょう。
そして、今はまだ少ないアフリカ系の方々も、じわりじわりと微増するのかもしれません。
日本がどんどん国際的になっていきますね。
2020年、TOKYOがどういう街になっているのか、想像するだけでわくわくします。

 

外国人の男女比

決して私が男性に多く話しかける意識をしていた訳ではない(と思う)のですが、最初から最後まで男性の方が多かったという印象です。
男性だけのグループは何組かありましたが、女性だけというのは稀でした。
浅草は比較的男性に人気なのでしょうか?

 

インタビューの結果

さて、ではインタビューさせていただいた質問の結果発表です。
それがこちら↓

「日本の接客の方が質が高い」と答えられた方が約75%!
具体的な数字で表しますと、この様になりました。

-「日本の方が上」:27名
-「同じ」:5名
-「どちらとも言えない」:4名
-「母国の方が上」:1名

上記答えを選ばれた理由も伺ってみましたので、その中から一部をご紹介します。

 

「日本の接客の方が質が高い」と思う方の理由

チリの男性:
「日本はとてもフレンドリーだし、英語が話せなくても思いつく限りのベストなサービスをしようとしてくれている。チリでは、5星のホテル以外、サーバーはとても無愛想で、お勘定を願いしても全然もって来てくれない。」

フランスの男性:
「日本のサービスはとても丁寧だと思う。」

シンガポールの女性:
「日本の接客はフレンドリーだしとても丁寧。言葉が通じなくてもジェスチャーで何とかなる。」

フランスの女性:
「フランスのレストランはとても冷たいけど、日本のはフレンドリーだしお客を尊敬してくれている。」

アメリカの男性:
「チェーン店でも他のメンバーと協力しているし、とても注意深く見ててくれている。『すぐに行きます』など声掛けもよくしてくれる。」

オーストラリアの男性:
「接客の質はオーストラリアと同じ位だけれども、オーストラリアではつチップが必要だから、チップ制度のない日本の方が上かな。」

グアマテラの女性:
「日本の接客が特別フレンドリーだとは思わないけれども、料理の提供が早い。」

インドの男性:
「日本の飲食店は全体的にレベルが高い。ベジタリアン向けのお店が少ないという改善点はあるけれども、店内はとても綺麗だし、サービスもとても良い。チップなどの見返りを全く求めず、笑顔で接してくれる。」

オーストラリアの男性:
「日本人は言葉が通じなくても感情を伝えようとしてくれているから。」

オーストラリアの女性:
「英語のメニューがもっとあると助かるし、飲食店でタバコを吸われるのはすごく嫌だけど、サービスに関しては日本の方がフレンドリーだし提供も早い。」

 

「同じだと思う」と答えた方の理由

カナダ人の男性:
「日本のほうが元気があるとは思うけど、質は同じだと思う。」

 

「どちらとも言えない」と答えた方の理由

アメリカの女性:
「日本のサービスはとてもフレンドリーだし、丁寧だし料理の提供は早いし全体的に素晴らしいけど、言葉の問題がある。」

オーストラリアの女性:
「お店による。とても良いお店もあれば無愛想なお店もあったから。」

コロンビアの女性:
「日本は言葉の問題があるからね。」

 

「母国の方が質が高い」と答えた方の理由

イギリスの男性:
「日本は言葉が通じないから。」

 

とても興味深い事に、「どちらとも言えない」「母国の方が上」を選ばれた5名の内4名が「言葉の問題」を指摘していました。
つまり、言葉の問題をカバー出来れば(日本人がもっと英語を話せれば)、日本の飲食店の接客への満足度は80%を超え、そうなればもっとお金を落としてくれる可能性が高くなるという事です。

とても生々しい話ですが、海外のお客様には日本の飲食店でたっくさんお金を使っていただけねばなりません。
なぜなら、海外の方が来日前、日本で一番楽しみにしているのは「日本食を食べる事」だからです。
「当店のおすすめはこの『からあげ』です!」
「当店の看板メニューはこちらの『親子丼』です!」
等のおすすめのご提案も出来るだけの語学力があれば、海外のお客様は喜んで注文してくださるはずです。

そんなわけで、次回(2月)の突撃街頭インタビュー記事は、
「あなたは日本の飲食店で『おすすめ』を提案してもらいたいですか?」
の結果を発表します。
日本人の中には「おすすめを提案する」=「押し売り」というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、海外の方はどうなのでしょうか?
結果をお楽しみに!

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