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月: 2021年1月

【飲食店専門の英会話】デキる人しか知らない飲食店英語3選

あなたは使ってる?デキる人しか知らない飲食店英会話3選

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

 

今回は、日本ではこのように言わないが故に、接客英語を知っている人(つまりデキる人!)しか使っていない、飲食店英語を3つご紹介します。

3つの内1つでも使えているあなたは、海外のお客様を喜ばせる事が出来ているはず!

 

1.”For you.”

メニューやおしぼり、お料理をお渡しする(お出しする)際は “Here is your menu.” “Here is your hot towel.” など、”Here is your ●●.” を使う、というのは、このブログでも耳にタコができる程お伝えしていますよね。

ただし、上記の動画の様に、グループでお見えになったお客様全員に “Here is your hot towel, here is your hot towel, here is your hot towel.” と連続して言うのは、流石にくどい。

英語では、短時間に同じ言葉を何度も使うのはスマートではないという考えがあるので、高級店であればなおさらおすすめ出来ません。

だからと言って、2人目以降は無言でお渡しするのも何だかなぁ。

そういう時に、”For you.” が使えます。

 

“For you.” の使い方

例えば4名のお客様全員にメニューをお渡しする場合、1人目には “Here is your menu.” と言いながらお渡しします。

ただ、2人目以降には全員、”For you.” です。

なので、流れはこのようになります↓

1人目のお客様にメニューをお渡しする時:”Here is your menu.”

2人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

3人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

4人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

こうする事でくどくない、とても自然な英語で接客が出来ます(^ ^)v

 

2.”I hope you enjoyed your meals.”

“I hope you enjoyed your meals.” を意訳すると、「お楽しみいただけましたでしょうか?」になります。

日本ではこのようにお客様に感想を伺う事がほぼないかと思いますが、少なくとも私がいたアメリカ・ネバダ州では、高級店・カジュアル店問わず、マクドナルドの様なファストフード店以外では全て聞いていました。

このように言うと、大抵の場合、お客様から「とてもおいしかった!」「あなたの接客、すばらしかったわ」という様な嬉しい言葉が返ってきます。

そうすることで、みなさん自身も励みになりますし、感想をキッチンにも伝えればすごくいいチームを作ることが出来ますよね。

 

ちなみにこの英語、あの夢の国でも毎日流れています。

そう、東京ディズニーランド&シー!

次に行くときは是非館内放送に耳を傾けてみてください。

帰る時、日本語でのアナウンスの後、英語で

“Ladies and gentlemen. We hope you enjoyed your day at Tokyo Disney Land(Sea).”

って言っていますから!

ディズニーでも使うくらい、接客英語ではとてもよく使うフレーズです。

お客様がお帰りのタイミングで、是非挑戦してみてください。

 

3.Whenever you are ready. (No rush.)

こちらはお勘定をお渡しする際に言う言葉で、意訳すると「最後までごゆっくりお楽しみください」とか「急がないでくださいね」という意味になります。

と言うのも、いくらお客様から “Check please.” と言われたとは言えど、お勘定をお渡しするという事は「早く払って帰ってください」というニュアンスになってしまいがち。

ただ、お勘定をお渡しするタイミングで “Whenever you are ready.” と一言添えるだけで「早く払って帰ってください感」は払しょくされて、お客様は最後の瞬間まで楽しむことが出来るのです。

こちらも “I hope you enjoyed your meals.” 同様、アメリカでは先払いのお店以外ではどんな飲食店でも使われていました。

たかが一言、されど一言。

この一言があるかないかで、お客様の心証は大きく変わります。

是非使ってみてください!

“Whenever you are ready.” が長くて難しい…という方は、代わりに “No rush” でもOKです。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

動画

【飲食店専門の英会話】「お気をつけてお帰り下さい」を英語で何て?

「お気をつけてお帰り下さい」は “Be careful” ではない!?

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

「お気をつけてお帰りください」ってよく使う一言ですけど、英語で何て言うか、知っていますか?

「気を付けてだから “Be careful” かな?」と思ったあなたに是非読んでもらいたい!

 

動画内の接客英語を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員 :Thank you for dining with us. Please have a good day.
  • お客様:Thank you. Bye.

 

「お気をつけてお帰り下さい」は “Be careful” ではないの?

確かに、「気を付けて」は “Be careful.” です。

そうなのですが、厳密には “Be careful.” は危険なものが明確にある場合に使います。

例えば、お客様に熱いお料理をお出しする際、

熱いのでお気を付けください → Please be careful. It’s very hot.”

このように、危ない物があり、何に気を付ければいいのかが明確に分かっている場合は “Be careful.” を使います。

ただ、「お気をつけてお帰りください」は典型的な別れのあいさつであって、「車に気を付けて」とか「夜道に気を付けて」と言っているわけではありませんよね?

それにも関わらず、別れ際にお客様に “Be careful.” と言うと、「何に?」って思われます。「足元に穴でもあります?」みたいな。

誤解がないようにお伝えしますと、「(ホテルまでの道中)お気をつけてお帰り下さい」という英語がないわけではありません。

その場合は “Please be safe on your way  back to your hotel.” と言うのですが、接客英語でこのようにはまず言いません。

という訳で…、

 

「お気をつけてお帰り下さい」は “Have a good day(night).”

「お気をつけてお帰り下さい」が典型的な別れの言葉であれば、英語での典型的な別れ言葉である、”Have a good day(night).” でOKです。

ちなみに、”Have a good day.” を使うか、”Have a good night.” を使うかのタイミングですが、ディナーでお見えになったお客様へのお見送りの言葉であれば “Have a good night.” です。

でも、お帰りになる時にまだ「昼」が残っている時間(ランチやアフタヌーンティー)であれば、”Have a good day.” と言います。

私だったら、16時までにお帰りになるお客様には “Have a good day.” 、16時以降に退店されるお客様には “Have a good night.” を使うかな~という感じです。

厳密にルールがある訳ではないので、そこの判断は各自でお願いします(^ ^)v

 

以上、今日のレッスンでした!

 

 

written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

動画