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投稿者: master

【売れる英語メニューはこう作る!】ドリンクの注文率が上がる英語メニューの作り方

こんにちは!

アメリカのカジノホテルでウエイトレスとして勤務していました、飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは、1,700人以上の海外のお客様に街頭インタビューをして見えてきた、ドリンクの注文率が上がる英語メニューの作り方をご紹介します。

「訪日外国人客は全然注文してくれない…」と悩む飲食店経営者様、必見です。

 

海外のお客様にとって「注文しづらいメニュー」とは

日本人であれば、「焼酎とは」「酎ハイとは」などは説明せずとも伝わりますよね。

しかし、日本の知識や経験が圧倒的に少ない海外のお客様は、私たちの当たり前が通用しません。

つまり、レモンサワーは “Lemon Sour” ではなく、”Lemon, Shochu, and Soda” のように中に何が入っているかを具体的に書かないと、注文してもらえないのです。

それではまず、よくある「注文しづらいメニュー」の共通点をご紹介します。

 

そもそも英訳が間違ってる

先日、弊社に英語メニュー作成のご依頼をいただいたお店の既存の英語メニューを見たところ、レモンハイが “Lemon Hi” となっていました。

これでは「レモンこんにちは」です(笑)

100歩譲って、仮にジョークも兼ねてこのように書いてあったとしても、海外のお客様にはどういう飲み物なのかが伝わりません。

そして、分からない飲み物は注文されません。

グーグル翻訳など、無料で使える翻訳ツールであっても、その質は日を追うごとに上がっています。

しかし、日本語と英語はあまりにも異なる言語が故に、正しく翻訳されないケースはまだ多々あるのでご注意ください。

 

量がわからない

特に日本酒や梅酒、焼酎といった日本の飲み物や、そのお店オリジナルのドリンクは、海外の方にとっては初挑戦になることもあります。

そんな時、仮に注文してみようと思っても、写真や量の記載がなければ、それがどれくらいの量なのかさっぱり見当もつきません。

また、ビールのジョッキやグラスであっても、国や地域によって流通している量は異なります。

ですので、グラスの写真をのせるか、極力量の記載までするようにしましょう。

そうすることで、お客様に安心をお届けでき、それが注文へと繋がります。

 

産地の記載がない

海外のお客様に街頭インタビューをしていると、「せっかく日本に来たのだから日本のものが飲みたい」というお声を頻繁に聞きます。

日本のワイン、その地域でとれたフルーツジュースなど、母国では手に入らないものを体験したいのです。

私たちも、わざわざハワイに旅行に行ったのであれば、ハワイのお酒、ハワイでしか飲めないドリンクを飲みたいですよね。それと同じです。

しかし、いちいち「日本の飲み物はどれ?」なんて聞けませんし、お店としても対応が大変です。

ですので、産地が明確なものはしっかり国名を記載しましょう。

ちなみに、海外のお客様に喜んで注文していただけるワードがあり、それは「ご当地ワイン(例:Local wine)」「当地域限定!搾りたてみかんジュース(例:Region-Limited! Freshly Squeezed Mandarin Orange Juice)」「当店オリジナルの日本酒(例:Our Original Sake」のように、「ここでしか買えない(飲めない)」が伝わるものです。

弊社の経験上、「この地域でしか飲めない、地元の100%フルーツジュース」などは1杯1,000円以上でも、海外のお客様から飛ぶように売れました。

どれだけ希少価値をご提供できるかが肝です。

 

味や風味がわからない

非常によく見かけるのが、日本酒や焼酎の英語名が銘柄をローマ字化しただけのものです。

例えば、「富乃宝山」を “Tomino Houzan” とだけ記してあるメニューです。

しかし、これではどんなお酒なのか、皆目見当もつきません。

しかも、他のお酒も同様に “Yamaneko” “Kujira” とだけですと、差別化もできないため、焼酎が飲みたくてもどれを注文していいのかが分からないのです。

日本酒、焼酎、梅酒、ウイスキー、クラフトビールなど、味、風味、後味などに特徴のあるドリンクは、”Dry(辛口)” “Clear(さっぱり)” “Easy-to-Drink(飲みやすい)” “Recommended for sake beginners (日本酒初心者におすすめ)” など簡単でいいので、3つくらい特徴を記載するようにしましょう。

  • Dry(辛口)
  • Clear(さっぱり)
  • Easy-to-Drink(飲みやすい)
  • Recommended for ●● beginners (●●初心者におすすめ)
  • Rich(濃厚)
  • Smooth(なめらか)
  • Fruity(フルーティー)
  • Aromatic(香り豊か)
  • Full-bodied(フルボディ)
  • Light(軽い)
  • Crisp(キレがある)
  • Complex(複雑)
  • Balanced(バランスが良い)
  • Spicy(スパイシー)
  • Earthy(土っぽい)
  • Floral(花のような香り)
  • Nutty(ナッツのような風味)
  • Honeyed(蜂蜜のような甘さ)
  • Refreshing(さわやか)
  • Velvety(ベルベットのような)
  • Bold(力強い)
  • Herbaceous(ハーブのような)
  • Mellow(まろやか)
  • Lingering finish(余韻が長い)

 

飲み方がわからない

これだけ訪日外国人が増えてきているにも関わらず、飲食店の方々に聞いても焼酎はそれほど出ないとのこと。

みなさんのお店でも同様ですか?

その理由の1つは、「飲み方がわからない」があります。

上記のようにどんな味・風味のお酒なのかもわからず、飲み方も想像がつかなければ、どう頑張っても注文には至りません。

ですので、焼酎の欄には必ず、このように記載しましょう。

「ロック、ストレート、水割り、お湯割り、ソーダ割りの中から飲み方をお選びください(Please choose your preferred way to drink; On the rocks, straight, with water, with hot water, or with soda.)」

 

売れる英語のドリンクメニューをご紹介

それでは最後に、実際のあるいくつかのドリンクを、短文なのに魅力的に伝わる文章でご用意しました。

実際に英語のドリンクメニューを作る際は、これらに量や産地を加えることをお忘れなく。

※ こちらをコピペしてご使用いただいても問題ありません。

※ こちらにないお酒を英語メニューに記載されたい場合、前述の通り”Dry(辛口)” “Clear(さっぱり)” “Easy-to-Drink(飲みやすい)” などの簡単な特徴のみで十分です。

 

芋焼酎(Japanese Distilled Spirit made from Sweet Potato)

「ロック、ストレート、水割り、お湯割り、ソーダ割りの中から飲み方をお選びください(Please choose your preferred way to drink; On the rocks, straight, with water, with hot water, or with soda.)」

銘柄(日本語) 銘柄(英語) 説明(日本語) 説明(英語)
村尾 Murao (Kagoshima) 芋の風味はしっかり感じるのに柔らかな飲み口で、甘さの中に柑橘系のスッキリとした味を堪能できます。 You can fully enjoy the rich flavor of the sweet potato, with a smooth, soft mouthfeel.
川越 Kawagoe (Miyazaki) 口当たりは非常にマイルドで、きれいな味わいと柔らかく上品な甘さが広がります。 The mouthfeel is exceptionally mild, with a clean taste and a gentle, elegant sweetness.
富乃宝山 Tomino Houzan (Kagoshima) 爽快な口当たり。はじめて芋焼酎を飲まれる方におすすめ With a refreshing mouthfeel, it’s perfect for those new to sweet potato shochu.
白天宝山 Hakuten Houzan (Kagoshima) 味わいは辛口でまろやか。キレの良さと芋の甘みが絶品 The flavor is dry yet mellow, with a sharp finish and an exquisite sweet potato sweetness.
吉兆宝山 Kiccho Houzan (Kagoshima) パンチの効いたコクと香りが堪能できる絶品です。 It’s an exquisite treat with a bold richness and aroma to savor.
伊佐美 Isami (Kagoshima) 甘みのあるまろやかな味わい。すっきりとした飲みやすさ Mellow flavor with a touch of sweetness and a clean, easy-to-drink finish.
佐藤黒 Satou Kuro (Kagoshima) 力強さとしっかりボディ。専門家焼酎ランキング1位 Bold and full-bodied. Ranked No. 1 in the expert shochu rankings.
山ねこ Yamaneko (Miyazaki) 手作り仕込み。2年以上貯蔵、熟成、独自の風味 Handcrafted. Aged and matured for over 2 years, offering an original flavor.
くじら Kujira (Kagoshima) 柔らかく華やかな香り。口当たりが特徴的 Soft and floral aroma with a distinctive mouthfeel.
喜左衛門 Kizaemon (Kagoshima) 木樽蒸留ならではの口当たりの柔らかさとほのかに香る上品な木の香り Soft mouthfeel with a subtle, refined oak aroma from barrel aging.
黒霧島 Kuro Kirishima (Miyazaki) トロッとしたあまみとキリッとした後切れが特長の芋焼酎 Sweet potato shochu with a rich, smooth sweetness and a crisp, clean finish.
金黒 Kinkuro (Kagoshima) 芋本来の香り、深いコクと冴えわたるキレ味が味わえる焼酎 Shochu with the natural aroma of sweet potato, deep richness, and a sharp, clean finish.

 

日本酒 (Sake)

「お冷か熱燗かをお選びください(Please choose either chilled or warm.)」

銘柄(日本語) 銘柄(英語) 説明(日本語) 説明(英語)
黄桜黒獅子 Kizakura Kurojishi (Kyoto) しっかりとうまみを感じながらすっきりとした味わい Rich umami flavor with a clean, refreshing taste.
大山 飛切 Ohyama Tobikiri (Yamagata) 調和のある軽快でソフトな辛口 A well-balanced, light, and smooth dry sake.
開華 Kaika (Tochigi) ふくよかで洗礼された味わい。揚げ物との相性バツグン Rich and refined flavor, pairs perfectly with deep-fried dish.
根来 純米吟醸 Negoro (Wakayama) 香りも味わいもとても爽やか。日本酒初心者におすすめ Very refreshing aroma and flavor, recommended for sake beginners.

 

ウイスキー (Whisky)

「ロック、ストレート、水割り、お湯割り、ソーダ割りの中から飲み方をお選びください(Please choose your preferred way to drink. On the rocks, straight, with water, with hot water, or with soda.)」

銘柄(日本語) 銘柄(英語) 説明(日本語) 説明(英語)
Kaku 滑らかでありながら豊かで洗練された特長。日本を代表するウイスキー Smooth but rich and sophisticated character. The most authentic Japanese whiskey.
知多 Chita 日本初のシングルグレーンウイスキー。 The First Single Grain Whisky in Japan.
竹鶴 Taketsuru なめらかで艶やかな口当たり、華やかでフルーティーな香りと甘くほろ苦い余韻 Smooth and well-balanced, elegant softness, deep complexity, rich mouthfeel, and smokiness.
余市 Yoichi ピーティー、スモーキー、フルーティーな香りの間の微妙なバランス Very refreshing aroma and flavor, recommended for sake beginners.

 

ワイン (Wine)

銘柄(日本語) 銘柄(英語) 説明(日本語) 説明(英語)
タクン レセルヴァ シャルドネ Takun Reserva Chardonnay (Chile) フルーティーで爽やかな味わいの辛口ワイン Dry wine with a fruity, refreshing flavor.
タクン・レセルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン Takun Reserva Caberunet Sauvingnon (Chile) 果実味豊かでまろやかな味わいのミディアムボディ Medium-bodied wine with rich fruitiness and a smooth finish.
ミッシェル リンチ
オーガニック ルージュ
Michel Lynch Organic Rouge (France) EU認定オーガニックワイン。甘く豊潤、フレッシュで長く続く余韻。 EU-certified organic wine. Sweet and rich with a fresh, long-lasting finish.
ミッシェル リンチ
オーガニック ブラン
Michel Lynch Organic Blanc (France) EU認定オーガニックワイン。トロピカルでエレガントな長い余韻。 EU-certified organic wine. Tropical and elegant with a long, lingering finish.

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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自店に合った簡単な英会話だけ覚えたいなら
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楽しく英会話スキルアップできたと喜びの声もぞくぞく!
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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

【7/8(月)】インバウンド接客セミナー at 山口

華ひらく代表の内木美樹が、2024年7月8日(月)の14時~、山口県総合保健会館で開催される「英語が話せなくても大丈夫!インバウンド接客セミナー」に登壇します。

山口市はアメリカの新聞大手、ニューヨーク・タイムズが発表した「2024年に行くべき52か所」の第3位に挙げられたことから、今後多くのインバウンドが期待されます。

セミナーでは主に、海外のお客様を集客する方法と英語が話せなくても接客する方法をお伝えします。

山口県内の接客業の方、訪日外国人が多く訪れる前から準備しましょう!

● 詳細

  • 日程:2024年7月8日(月)
  • 時間:14時~16時
  • 場所:山口県総合保健会館(山口県健康づくりセンター) 山口県山口市吉敷下東3丁目1-1
  • セミナータイトル:英語が話せなくても大丈夫!インバウンド接客セミナー
  • 主催:日本政策金融公庫山口支店
  • 共催:(公財)山口県生活衛生営業指導センター、(一社)山口県生活衛生同業組合連合会、山口商工会議所
  • 後援:山口市
  • お申込み:https://direct.jfc.go.jp/w112_SeminarApply?id=4f9a8ca6-5deb-4686-ac69-94897e6cda28

 

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

訪日外国人の満足度&客単価向上を目指すなら「抹茶アイスクリーム」は必須

こんにちは、 (株)華ひらくの内木美樹です。私は米国のカジノホテルでウエイトレスとして勤務していた経験をいかし、飲食店インバウンド専門家として全国でセミナーを行っております。また、海外の方の生の声を集める為に、これまで1,700人以上の訪日外国人に日本の飲食店に関する街頭調査を実施してきました。手前味噌ですが、飲食店に関する外国人のこれだけの声を拾っている企業は日本で弊社のみです。

この度は、弊社が11月8日に都内で行ったデザートに関する街頭インタビューの結果をお知らせします。

 

訪日外国人にとって、食後のデザートは必須!?

国や地域によって、デザートの重要性は大きく異なる、というのが私の認識です。例えば、日本ではそもそもデザートがない飲食店や、あったとしても数品程度というお店は決して珍しくないように感じます(特に日本食店)。つまり、それほどデザートに力を入れていないお店です。

しかし、海外の方(特に欧米)に該当インタビューをしていると、「食後のデザートは不可欠」「デザートまでを含めて食事」「日本の飲食店はもっとデザートを充実させた方がいい」と熱心に語る方が多い印象でした。

これには様々な文化的背景があります。

例えば、日本ではコンビニエンスストアが非常に充実しているため、「食事はレストラン、でもデザートはコンビニで」という選択肢が大いにあり得ます。(海外の方もそれに気づいてきたせいか、「デザートはコンビニで十分」という声は一定数聞こえてきます。)

また、海外(特に欧米)ではテーブル毎に担当のサーバーがつき、メインを食べ終わった後には必ず「デザートはいかがですか?」とメニューをもってくるので、デザートへの目の向けやすさが違うというのも要因かと推察します。

 

56%の訪日外国人が「普段はデザートは食べない」と回答。

そこで弊社は、101人の訪日外国人に「食後にデザートはよく食べますか?」と質問しました。

その回答がこちらです。

生の声はこちらです。

▼「よく食べる」

  • ほぼ毎食デザートは食べる。
  • 食後には小さいデザートとコーヒーを飲みたい。
  • メキシコでは夜に甘いものを食べるから。
  • 食事の後はデザートで口をリフレッシュしたい。塩味を残したくない。
  • 甘いものではなく、フルーツだけ食べる

▼場面による

  • 誕生日とか特別な時は食べる。
  • 目的が明確な食事会であれば食べる。
  • 絶対重要というわけではないが、あれば食べる。
  • 飲食店による。ユニークだったり、おいしそうなものがあれば頼んでみたいと思う。

▼そうでもない

  • 食事を楽しみたいから。
  • 健康のために食べないようにしている。
  • コーヒーやフルーツだけ。甘いものはいらない。
  • 食事でお腹が満たされるから。

 

デザートは食べない。でも…抹茶アイスは食べたい!!

おやおや、私がこれまでに抱いていた印象とは裏腹に、「普段は食べない」という人が半数を超えていたのは驚きでした。

そこで、「食べない」と回答した方々も含めて、以下の写真を見せ、

「あなたは今、日本の飲食店で食事を終えました。メニューにはこれらのデザートがあります。この中で注文してみたいと思うものはありますか?(複数回答可)」

と質問しました。

  1. 白玉ぜんざい (Sweet red beans and rice cake)
  2. あんみつ (Agar jelly with sweet red beans and fruits)
  3. 抹茶アイスクリーム (Matcha ice cream)
  4. 抹茶プリン (Matcha pudding)

てっきり、普段はデザート食べない派は「ない」を選ぶかと思いきや…日本旅行では話は別なようです。

以下がその回答です。

 

▼白玉ぜんざい

  • (食べたい派)あづきも餅も好きだから。
  • (食べたい派)新しい物に挑戦したいから。
  • (イマイチ派)豆はスープやサラダに入っているものだから、甘い豆なんてありえない。
  • (イマイチ派)デザートというよりも食事に見える。

▼あんみつ

  • (食べたい派)フルーツがのってるから。
  • (食べたい派)友達とシェアするのによさそう。
  • (イマイチ派)どんな味かよくわからない。

▼抹茶アイスクリーム

  • (食べたい派)デザートは食べないけど、アイスは別。
  • (食べたい派)抹茶が大好き。
  • (食べたい派)母国にも抹茶アイスはあるけれど、本場のを食べてみたい。
  • (食べたい派)どういう味かを知っているから。
  • (食べたい派)母国にはないし、あったとしても高い。

▼抹茶プリン

  • (食べたい派)抹茶が大好き。
  • (食べたい派)知ってるから頼みやすい。
  • (食べたい派)クリーミーでデザート感がある。

インタビューをしていて驚いたのが、「デザートは普段は食べない。しかし、抹茶アイスは食べたい」と回答した人の多さです。他の3つに関しては、「食べてみたい」を選んだ人がいた一方、「食べてみたいと思わない」という声も挙がったのですが、抹茶アイスではそのような声は皆無でした。しかも、アジア、ヨーロッパ、北米、南米と多岐に渡った国の方々の声を聞きましたが、抹茶人気は万国共通で、中でも「本場の抹茶アイスが食べたい」という信頼と期待は非常に高いと実感しました。

 

まとめ

以上の結果から、普段はデザートを食べない人にとっても日本の抹茶アイスは食べる価値があると考えられており、訪日外国人の満足度&客単価向上を目指すのであれば、抹茶アイスクリ-ムは欠かせない一品という事がわかりました。

最後にこれらを踏まえて、飲食店インバウンド専門家の私からの意見を言わせていただけるのであれば、以下の2点です。

1. デザートに多様性と限定感を

世界の健康ブームの影響もあり、デザート食べない派が増えてきている印象です。しかしその中でも、「フルーツなら頼みたい」「(アイスなど)サッパリしたものが食べたい」「クリーミーなデザートが欲しい」など、訪日外国人と一口に言っても、欲するデザートも多種多様です。「日本でしか食べられないアイス」「地元で採れた新鮮な果物」のような限定感を出せれば、多少お値段が高くても訪日外国人は喜んで注文します。(そもそも円安なので、日本は何を食べても安いと感じている人も多いです。)ぜひ、「Authentic Matcha Ice Cream(本場の抹茶アイス)」や「Assorted Local’s Fresh Fruits(地元の新鮮フルーツ盛り合わせ)」のような希少価値とともにデザートを提供してみてください。

2. コーヒー(お茶)も侮るなかれ

これは私がアメリカのネバダ州で働いていた時の経験なのですが、デザートを注文される方は、高確率でコーヒーか紅茶もご注文されました。何も言わなければデザートだけの方も、「ご一緒にコーヒーはいかがですか?」とご提案する事で多くの方がセットでオーダーされていました。それくらい、デザートとコーヒーはペアと考えている方が多いのです。また、以前に300人の海外の方を対象に行ったドリンクに関するアンケートでは、「お酒を飲んだ後はコーヒーで〆たい」という方が一定数いました。日本で言う、〆のラーメンと同じです。日本食店や居酒屋ではコーヒーがないお店も多々ありますが、一度、日本人目線の概念を壊してみると、意外な可能性が見えてくるかもしれませんよ。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

飲食店のインバウンド準備不足が売上低迷を招く 〜訪日外国人101人への街頭聞き取り調査で判明〜

こんにちは、 (株)華ひらくの内木美樹です。私は米国のカジノホテルでウエイトレスとして勤務していた経験をいかし、飲食店インバウンド専門家として全国でセミナーを行っております。また、海外の方の生の声を集める為に、これまで1,700人以上の訪日外国人に日本の飲食店に関する街頭調査を実施してきました。手前味噌ですが、飲食店に関する外国人のこれだけの声を拾っている企業は日本で弊社のみです。

この度は、弊社が11月8日に都内で行った街頭インタビューの結果をお知らせします。

世界では、私たち日本人が考えるよりも遥かに多くの方が、宗教、ベジタリアン、グルテンフリー、食物アレルギーなどの理由で何らかの食べられない食材を持っています。例えば、2023年の時点でイスラム教徒の人口は20億以上と言われております。つまり、世界の人口の4人に1人が、豚や酒を口にしないことになります[1] 。また、ベジタリアンの人口はインドの31%以上を筆頭に、メキシコ19%、ブラジル14%、台湾14%、スイス13%と、上位9か国で国民の1割を超えています[2]。

過去の街頭インタビューでもそのような方々からお話を伺う機会は多々あり、多くの方が「飲食店で何を食べられるのかが分からない」と困っている様子でした。

そこで弊社は、101人の訪日外国人に調査をし、宗教、ベジタリアン、グルテンフリー、食物アレルギーなどの理由で食べられない(食べない)食材を持っている人の割合を調査しました(好き嫌いは除く)。すると、22%の人が「ある」と回答し、その内訳は下図です。(「その他」は、食物アレルギーかどうかは定かではないが、口にする事によって腹痛などの症状を起こすと答えた人です。)

そして、このような方から話を聞くことで、日本の飲食店の大きな伸びしろが見えてきました。

例えば、ベジタリアンやムスリム、グルテンフリーの方の悩みを聞くと、「日本の飲食店のメニューには食材が書かれていない為、どの料理が食べられるのかがわからず、注文したくてもできない」と多くの人は回答します。英語メニューを作る飲食店は増えてきていますが、日本語のメニューを英訳している店舗がほとんどな為、訪日外国人が欲している「どんな食材が使われているか」に関する情報が記載されていないのです。その結果、注文したくてもしづらい外国人と、売上の機会を損失している飲食店という残念な構図が出来上がっています。

以上の結果をまとめると、飲食店側が以下の準備をすることで、より多くの訪日外国人に安心してたくさんの注文をもらえる事が分かりました。

1)豚肉や豚成分、アルコールを使用していない料理に「ムスリム・フレンドリー」マークを

2)出汁などを含め、動物性のものが含まれていない料理に「ベジタリアン・フレンドリー」マークを

3)小麦や大麦、ライ麦などのグルテンが入っていない料理に「グルテン・フリー」マークを

※ 「フレンドリ-」とは、完璧ではないものの、柔軟に対応するという意味合い。

訪日外国人は、お金を使いに日本に来ます。日本食の人気は相変わらず非常に高く、彼ら・彼女らは日本の飲食店で食べる気・飲む気満々です。しかし、文化、言語、認識の違いなどが原因で、注文のしづらさはまだ残っています。

弊社はこのように、随時、海外の方に日本の飲食店に関する調査を行っており、これらを飲食店に届けることで、飲食店の売上向上と訪日外国人の満足度向上を目指しております。ここでは紹介しきれなかったデータ、詳細もございます。ご入用の際はお気軽にお声がけください。

お忙しい中最後まで読んで下さりありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

参考:

[1] https://worldpopulationreview.com/country-rankings/muslim-population-by-country

[2] https://www.rferl.org/a/which-countries-have-the-most-vegetarians/29722181.html

 

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

英訳だけでは意味がない!訪日外国人からの売上が上がる【最強英語メニュー】の作り方

こんにちは!

アメリカのカジノホテルでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは、訪日外国人客が求めている英語メニューの作り方をご紹介します。

海外からのお客様(訪日外国人客)にも来店してもらいたい、いっぱい飲み食いしてもらいたいと考えている飲食店、必見です。

英語メニューは英訳だけでは意味がない!?

多くの飲食店は「1文字●円」という形で翻訳会社に依頼をしていると思います。
でも実は、日本語メニューを英訳しただけの英語メニューって、海外の方にとってはすっごく注文がしづらいメニューなのです。

私がそのように断言できる理由は、弊社はこれまで1,600人以上の訪日外国人に日本の飲食店に関する街頭インタビューを行ってきました。
日本の飲食店についての生の声を集めてきたからです。
「日本の飲食店で一番飲みたいアルコールはなんですか?」
「注文しやすい英語メニューと、注文しづらい英語メニューの差は何ですか?」
など、売り上げに直結する多くの調査を行ってきました。

そうすると、海外の方が注文する上では欠かせない3つの要素があることがわかりました。
つまり、この要素がないメニューは、どんなに英訳されていても「見づらい」「頼みづらい」メニューなのです。

翻訳会社にお金を払うのではなく、この3つの要素に投資をする方がよっぽど客単価が上がります。
この動画では、その3つの要素を詳しく説明していきます。

1)お料理の写真

街頭インタビューで、

「飲食店のメニューで絶対に入れてほしい情報はなんですか?」

と聞いたところ、英訳を抜いてトップに出たのが料理の写真です。

なぜなら英訳は、グーグル翻訳でもできます。
でも、料理の見た目はお店によっても異なるので、こちらは天下のグーグル先生でも役立てない情報なのです。

写真はもちろん、プロのカメラマンにお願いするのが一番です。
でも、今の時代はスマホでも十分キレイな写真が撮れます。
なので、写真は必ず入れましょう。
これは英語メニューに絶対に入れなくてはいけない要素です。

2)食材

2つ目は食材です。

海外には、私たちが思っている以上に「食べられない食材をお持ちの方」がたくさんいます。
ベジタリアンの人口はどんどん増えていますし、イスラム教徒にいたっては、今や人口の4人に1人がイスレム教と言われています。
また、日本でも食物アレルギーを持っている方が急増していますが、それは世界でも同じで、アメリカでは10人に1人が何らかの食物アレルギーを持っていると言われています。

つまり、そのような方々にとっては、どんな食材が入っているかわからないと、注文ができないのです。

メニューに細かく書いてあれば安心して頼めます。
でもそうじゃないと、店員さんに「この料理には豚は入っていますか?」といちいち聞かないといけません。
英語が話せ、すぐに回答できる店員さんがいれば問題解決ですが、そうではない場合、お店側にとっては時間のロスですよね。

なので、食材を英語で記載することが大切なのです。
しかも、できる限り詳細に書くことをおすすめします。

例えばお好み焼きの場合、メインのイカや牛肉といった情報だけではなく、卵、キャベツ、天かす、そして出汁は野菜ベースなのか魚ベースなのかなど。

細かく書けば書くほど、店員さんを呼ばれることなくご注文いただけますので、最初の準備だけが大変な分、あとがラクです。

3)マーク

そして最後は、マークです。
どんなマークかというと、ベジタリアンでも食べられるものはベジタリアン・フレンドリーマーク、ムスリムでも食べられるものであればムスリム・フレンドリーマーク、そして、シェフのおすすめマークの3つです。

この「フレンドリー」という言葉には、

「100%の対応はできないかもしれませんが、柔軟に対応しますよ」

という意味が込められています。
完璧を求められてしまうと飲食店側も大変ですが、「フレンドリー」という言葉を使うことで、海外のお客様側もそこまでシビアに求めてはきませんので、かなり使い勝手のいい表現なのです。

ベジタリアン・フレンドリーマーク

ではどんな料理にベジタリアン・フレンドリーマークを付けるかというと、出汁やドレッシング、ソースや蜂蜜なども含め、動物性由来のものは使っていないお料理にこのマークをつけます。
居酒屋メニューで考えますと、枝豆や野菜の串焼きなどがそうですね。

ムスリム・フレンドリーマーク

ムスリム・フレンドリーマークも同じです。
イスラム教徒の方が豚とアルコールを口にしてはいけない、というのは、ご存知の方も多いと思います。
なので、豚肉を使っていないのはもちろん、豚由来の成分が含まれていないものや、お酒が入っていない料理にはムスリムフレンドリーマークをつけましょう。
こちらは唐揚げやてんぷら、パスタなど、結構数はあるはずです。

ちなみに、ベジタリアン・フレンドリーやムスリム・フレンドリーといえばこれ!といった特定のマークはありません。
つまり、それぞれのお店独自のマークでいいのです。

一番簡単なのが、ベジタリアンフレンドリーは「VF」、ムスリムフレンドリーは「MF」ですね。
ただ、そのマークがあっても、そのマークが何を意味しているかが伝わらなければ意味がないので、必ずページの端っこに、
VF = Vegetarian Friendly
MF = Musulim Friendly
と記載しましょう。

最強英語メニューサンプル

さて、これら3つの要素を入れた最強英語メニューのサンプルをご用意しました。
ドン!

このように、すべての料理を同じ大きさで表記するのではなく、料理の中でも強弱をつけることで、シェフのおすすめがどれなのかがより分かりやすくなります。

まとめ

ではまとめに入ります!売上が上がる最強英語メニューに必要なのは、①写真 ②食材 ③マークです。
これらがあることで、海外の方にとって見やすく、わかりやすいメニューとなり、安心してたくさん注文することができるのです。

注意点

最後に1つ注意点です!

最強の英語メニューをつくり、海外のお客様のおもてなしの準備ができたからといって、すべての海外の方に英語メニューを渡すのはNGです。
なぜなら、中には見た目が明らかに欧米系の方でも日本語ペラペラの方や、日本語を勉強中だから日本語メニューがいいという方、日本語は全然わからないけど、言葉が通じないもどかしさを味わいたいから日本語メニューを希望される方など、いろいろな方がいるのです。

なので、

「あ、外人さんだ。はい、英語メニュー」

という、良かれと思った行動が、実は相手は求めていないということもあるのです。

なので、日本語メニューと英語メニューの両方をお出しして、

「どちらがよろしいですか?」

と聞き、相手に選んでもらいましょう。
選択肢を提供する。決めるのはお客様。これが非常に大切です。
ちなみに、「どちらがよろしいですか?」は “Which one would you like?” という英語ではなく、日本語のまま聞くことをおすすめします。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

 

動画

殆どの飲食店が知らない、でも知らないと大損する「文化の違い」

日本と欧米では、飲食店内での文化が大違い!

こんにちは!

アメリカのカジノホテルでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは、殆どの日本に飲食店が知らない、でも知らないと大損してしまう「文化の違い」についてご説明します。

海外からのお客様(訪日外国人客)にも来店してもらいたい、いっぱい飲み食いしてもらいたいと考えている飲食店、必見です。

 

欧米のお客様は、店員を「すみませーん!」と呼べない!?

日本では、何をオーダーするかが決まったらお客が手を挙げて「すみません」と呼びますよね。
大衆居酒屋なんかに行くと、「すみませーーーん!!!」と大声で呼んだりもします。

しかし、海外のお客様、特に欧米のお客様は、注文したい物が決まっても店員を「すみませーん!(Excuse me!!)」と呼びません。もっと言うと、呼べません。

なぜなら、飲食店内で店員を「すみません!」と呼ぶのは欧米ではマナー違反だからです。

 

欧米の飲食店では、客は店員を呼ぶ必要がない

日本の飲食店では、すべてのホールスタッフがすべてのお客様のオーダーを取り、お料理を提供します。
誰がどのテーブルを見る、という訳ではなく、全員で全体を見るスタイルです。

しかし、欧米では多くの飲食店がテーブル担当制になっています。

私がアメリカのカジノホテルで働いていた飲食店もそうで、出勤すると、開口一番にマネージャーから
「MIKI、今日は1番~6番テーブルね」
と、担当テーブルを言い渡されます。

すると、私はその日は1番~6番テーブルのお客様の誰が何を注文し、どのお料理が出ていてどのお料理がまで出ていないなど、1番~6番テーブルに関することはすべて把握する責任があります。

ですので、私は常に自分の担当テーブルに近くにいて、例えば1番テーブルの方がそろそろご注文お決まりだなと思ったら、お客様から呼ばれる前に “Are you ready to order” と聞くのがホールスタッフとしての仕事なのです。

逆に、7番テーブルのお客様から「注文お願いします」と言われても、「ではあなたのテーブル担当を呼んできますね」と言い、他のテーブルに関してはノータッチです。それくらい、責任の範囲が明確なのです。

このように、テーブル担当は常に自分のテーブルの近くにいて自分たちの事に目を配っているので、欧米ではお客は店員を「すみません!」と呼ぶ必要がないのです。

仮に日本みたいに “Excuse me!!” と呼ぶというのは、他のお客様の前で「あなた、自分の仕事全然できていないよ」とクレームを言っているのと同じになり、店員に対して失礼なので、マナー違反とされています。

 

日本に4年以上住んでいても、「すみません」と呼べない欧米出身者

私の友人で、日本に4年以上住んでいる、イギリス出身の女性とポーランド出身の男性がいます。

2人とも日本の文化はよくわかっています。

それでも、
「飲食店でスタッフを呼ぶのは未だにできない…」
って言っていました。

日本に長く住んでいる2人ですら呼びづらいので、観光で数日・数週間日本に来た、その文化の違いを知らない観光客はもっと呼べません。

 

「店員さんが来てくれないから、注文したいのに注文できなかった」

弊社はこれまで、1,600人以上の訪日外国人に

「日本の飲食店で困ったことはありますか?」

という街頭インタビューをしてきました。

すると多くの方が、「店員さんが来てくれないから、注文したいのに注文できなかった」と言っていました。

原因は先ほどの通り文化の違いで、欧米ではお客様が「すみません」と店員を呼ぶことはまずありません。

なので、その文化の違いを知らない海外の方は、ずっとテーブルで「注文取りに来てくれないかな~」と待っているのです。

しかし、待てど暮らせど店員さんは来てくれない。

ですので、全然注文しないままお店を出てしまうのです。

せっかく、食べる気・飲む気満々で入店してくれたのに、注文できなかったなんてもったいないですよね。

 

呼ばれるのを待つのではなく、自分たちから積極的に足を運ぼう!

タブレットや呼び出しボタンがあるお店は話は別です。

しかし、とくに、サービス料などをチャージするような高級飲食店は、この文化の違いをスタッフ全員で共有し、海外のお客様が入店されたら、呼ばれるのを待つのではなく、積極的にテーブルに足を運びましょう。

そうする事でお客様は思う存分注文ができ、たくさん飲み、たらふく食べて、ご満足くださいますよ。

「でも、英語で注文取れない…」

という方、弊社は飲食店専門に接客英会話レッスンを展開していますので、お気軽にお問合せください。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

動画

朝日新聞2面の「ひと」に掲載されました

メディア情報 第38弾

約1年前に始めた自閉症と重度の知的障害がある息子(7)と私の活動が、2021年7月7日の朝日新聞の「ひと」で紹介されました。

コロナ禍で飲食店英会話の仕事が激減し、息子と過ごす時間が増え、障害児と家族にとって生きやすい社会を作りたいと始めた想いなどが書かれています。

記事を書いて下さった中島記者とは2度目のタッグ。

ステキな出会いに心から感謝です。

外国人114人へのオンライン個別インタビュー結果 〜東京2020今夏開催「難しい」31%、「条件付きで可能」55%〜

外国人114人へのオンライン個別インタビュー結果
〜東京2020今夏開催「難しい」31%、「条件付きで可能」55%〜

飲食店インバンド専門家をしております、株式会社華ひらくの内木美樹です。

この度、新しい外国人インタビューの結果がまとまりましたのでお知らせします。(本来は都内で訪日観光客を対象に街頭インタビューを行っているのですが、今回は全てオンラインでの聞き取り調査です。)

新型コロナウイルスが中国から始まったことで、昨年は各国でアジア人への差別報道がありました。それにより、アジア人への偏見が、アジア旅行への懸念へと繋がると予想しました。

また、共同通信社が今年の1月9~10日に全国電話調査した結果では、「約8割の日本人が東京2020の今夏開催に反対」とありました。しかし、外国人のオリパラへの興味関心や2021年の夏に開催される事への意見は、ホスト国の日本とは違う結果が出ると考えました。

そこで弊社では、2020年10月~2021年2月にかけて、114人の外国人に Cambly 上で1対1による個別のインタビューを行い、以下の質問を投げかけました。

  • 1.(COVID-19 は中国発祥と言われているが、)中国に程近い日本に数年以内に旅行する事に抵抗はあるか?
  • 2.(1で「いいえ」を選んだ方のみ)数年以内に訪日予定はあるか?
  • 3.2021年の夏に東京2020が予定されているが、開催は可能と思うか?

 

1.(COVID-19 は中国発祥と言われているが、)中国に程近い日本に数年以内に旅行する事に抵抗はあるか?

こちらの回答は、96%の人が「抵抗はない」と答えました。その多くがこのような理由からでした。

  • 「日本を含むアジア諸国の方が母国よりもウイルスを制御できている」
  • 「日本はルールを守る国だから」
  • 「旅行自体が不安なだけで、日本が特に怖いという感情はない」
  • 「ワクチンが出来て世界が海外旅行をOKとするなら、訪日旅行は怖くない」
  • 「日本は世界でも有数の安全な国だと思う」
  • 「日本人はみなマスクしてるし、街は清潔だし席同士のソーシャルディスタンスを確保していて人々が注意深い。ただ、地下鉄は躊躇するかな。」
  • 「日本が安全どうこうではなく、自分自身がコロナを恐れていない。」
  • 「今は世界中に広がっているし、日本はヘルスやテクノロジーでも先進国だから。」

 

一方で、訪日の躊躇をしている4%の意見は、このような理由からでした。

  • 「日本の政府はもっと対応できる国だと思っていた」
  • 「人口の多い国だから」
  • 「怖くはないが注意深くはなる」
  • 「日本の政府がよくやっているという話を聞かない」
  • 「政府が無能すぎる」

 

(1で「いいえ」を選んだ方のみ)数年以内に訪日予定はあるか?

次に1で「抵抗はない」と答えた方に、訪日の予定を伺いました。その結果が左のグラフです。

金銭的や心理的不安から、約6割の人は「未定」と答えましたが、約4割は「今年か来年」と回答。中には「出来るだけ早く行きたい」という方も複数いました。

詳しく話を伺うと、その4割の内の大半は、「本当は今年(もしくは去年)日本に行く予定だったから」という方々でした。

1と2の回答を合わせて考えても日本の人気や信頼は衰えておらず、ワクチンが普及し、隔離なしで海外旅行ができる様になれば、再び訪日観光客を見込めると期待できます。

 

2021年の夏に東京2020が予定されているが、開催は可能と思うか?

そして最後に、今年の夏に開催予定の東京2020の可能性について質問したところ、右の結果が出ました。

最も多かったのは全体の55%で「条件付きなら可能」という回答でした。観客数や規模の縮小、ワクチンや検査以外として挙げられた、「新しいオリパラ」の条件やアイデアはこちらです。

 

  •  VRやオンラインでも楽しめる体制を
    (選手へのインタビュー、選手村の見学などを無料と有料プランで分ける)
  •  ゲームの勝敗を賭け、賞金を日本に寄付
  •  身体的接触の多いスポーツは開催しない
  •  各国の選手が他国の選手や関係者と試合当日まで接触しない体制づくり(例:全豪オープン)
  •  NBAを成功例として同じことを行えばいい
  •  責任の所在を明確に
  •  感染者数の少ない国からのみの選手受け入れ 等

 

一方で、「難しいのでは」と回答した31%の意見はこちらの通りです。

「世界中で経済的危機が起こっているので、どの国もオリパラにお金を使う余裕がない」

「ワクチンの安全性が確約されていない」

「世界中で感染者数を抑え込むには時間が必要」

「日本は超高齢化社会だから」

「日本政府が最善を尽くしているようには思えない」

「全選手や関係者にワクチン接種を課すのは現実的ではない」

「すべての国からアスリートを迎えるのは難しいのでは」

「そもそも準備ができないし、アスリートや関係者、その家族を危険に晒してまでというのは…」

「仮に日本がウイルスを抑え込めても、世界の状況を考えると夏の開催は非常に厳しいと思う」

「開催するとなれば、感染症対策として更なるお金を投資することになるわけだし、ホスト国としても経済的に厳しい」

「全てが予想できないし、解決策も見えていない」

「自分が参加予定だったフィンランドで2020年に開催予定のイベントが2021年に延期され、再度2022年に延びた。そう考えると、国際的なイベントを来年行うのはちょっと難しいのかなと思う」

「やっぱりスポーツはあの雰囲気も含めて楽しむものだと思うから、観客なしでオリパラをやることに意味があるのかと考えてしまう」

「経済よりも安全性。日本にどれくらいのワクチンが普及しているかにもよるし、軽視してはいけない。ウイルスは徐々に変化しているから、違う型のコロナウイルスが出てきてそれが広まったらどうする?今はまだ旅行するべきタイミングだと思わないし、航空業界が多くの人にオープンになるとも思わない。そうなると、価格の高騰が予想され、さらに行きづらくなる」

「3か月前なら『間違いなく可能』と言っていたけど、今は新種のウイルスも出てきているし、イギリス政府は前に進むよりもかなり守りに入っている。先に進まないようにしている。経済的にも非常に厳しい状況が続いている。オリパラに関する情報も全く入ってきていない。この状況では難しいと思う」

「世界が安全な状況ではないのに無理やり開催するのは、オリパラの精神に反するのでは?」

「2週間の隔離をせず、身体的接触の多いスポーツを開催するのは時期尚早。スポンサーも大々的にPRできないのでは」

「日本人の観戦者のみという案も出ているが、それでは日本以外の国の選手にとってフェアではない」

 

まとめ

今回、海外の方と東京2020について意見交換をして最も感じたことは、熱量の差です。日本では連日開催についての是非が問われていますが、海外ではどの国の方に聞いても「言われて思い出した」程度でした。中には、延期になった事すら知らない方も複数いました。「最近、東京2020に関するニュースを見ましたか?」という質問には、誰一人として「はい」と答えなかったのが印象的でした。

また、全ての方と対話をしながら感じたのは、日本は感情的になりすぎて、論理的思考が欠如している事です。国民は反対か賛成かの2択ではなく、やる方法の模索を。政府は強硬姿勢を示すのではなく、どのような状態になっても臨機応変に対応できる様、具体的な対策とプランを複数用意し、それを分かりやすい形で国民に提示を。そして、ニュースを伝える側のメディアは、書き方一つで誘導も洗脳もできる力がマスコミにはある事を自覚した上で、国民に考える力をつけさせるような伝え方をしてほしいと強く思いました。

以上が今回のインタビューの結果と、私の総括的な考えでした。

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

【飲食店専門の英会話】デキる人しか知らない飲食店英語3選

あなたは使ってる?デキる人しか知らない飲食店英会話3選

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

 

今回は、日本ではこのように言わないが故に、接客英語を知っている人(つまりデキる人!)しか使っていない、飲食店英語を3つご紹介します。

3つの内1つでも使えているあなたは、海外のお客様を喜ばせる事が出来ているはず!

 

1.”For you.”

メニューやおしぼり、お料理をお渡しする(お出しする)際は “Here is your menu.” “Here is your hot towel.” など、”Here is your ●●.” を使う、というのは、このブログでも耳にタコができる程お伝えしていますよね。

ただし、上記の動画の様に、グループでお見えになったお客様全員に “Here is your hot towel, here is your hot towel, here is your hot towel.” と連続して言うのは、流石にくどい。

英語では、短時間に同じ言葉を何度も使うのはスマートではないという考えがあるので、高級店であればなおさらおすすめ出来ません。

だからと言って、2人目以降は無言でお渡しするのも何だかなぁ。

そういう時に、”For you.” が使えます。

 

“For you.” の使い方

例えば4名のお客様全員にメニューをお渡しする場合、1人目には “Here is your menu.” と言いながらお渡しします。

ただ、2人目以降には全員、”For you.” です。

なので、流れはこのようになります↓

1人目のお客様にメニューをお渡しする時:”Here is your menu.”

2人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

3人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

4人目のお客様にメニューをお渡しする時:”For you.”

こうする事でくどくない、とても自然な英語で接客が出来ます(^ ^)v

 

2.”I hope you enjoyed your meals.”

“I hope you enjoyed your meals.” を意訳すると、「お楽しみいただけましたでしょうか?」になります。

日本ではこのようにお客様に感想を伺う事がほぼないかと思いますが、少なくとも私がいたアメリカ・ネバダ州では、高級店・カジュアル店問わず、マクドナルドの様なファストフード店以外では全て聞いていました。

このように言うと、大抵の場合、お客様から「とてもおいしかった!」「あなたの接客、すばらしかったわ」という様な嬉しい言葉が返ってきます。

そうすることで、みなさん自身も励みになりますし、感想をキッチンにも伝えればすごくいいチームを作ることが出来ますよね。

 

ちなみにこの英語、あの夢の国でも毎日流れています。

そう、東京ディズニーランド&シー!

次に行くときは是非館内放送に耳を傾けてみてください。

帰る時、日本語でのアナウンスの後、英語で

“Ladies and gentlemen. We hope you enjoyed your day at Tokyo Disney Land(Sea).”

って言っていますから!

ディズニーでも使うくらい、接客英語ではとてもよく使うフレーズです。

お客様がお帰りのタイミングで、是非挑戦してみてください。

 

3.Whenever you are ready. (No rush.)

こちらはお勘定をお渡しする際に言う言葉で、意訳すると「最後までごゆっくりお楽しみください」とか「急がないでくださいね」という意味になります。

と言うのも、いくらお客様から “Check please.” と言われたとは言えど、お勘定をお渡しするという事は「早く払って帰ってください」というニュアンスになってしまいがち。

ただ、お勘定をお渡しするタイミングで “Whenever you are ready.” と一言添えるだけで「早く払って帰ってください感」は払しょくされて、お客様は最後の瞬間まで楽しむことが出来るのです。

こちらも “I hope you enjoyed your meals.” 同様、アメリカでは先払いのお店以外ではどんな飲食店でも使われていました。

たかが一言、されど一言。

この一言があるかないかで、お客様の心証は大きく変わります。

是非使ってみてください!

“Whenever you are ready.” が長くて難しい…という方は、代わりに “No rush” でもOKです。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

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動画

【飲食店専門の英会話】「お気をつけてお帰り下さい」を英語で何て?

「お気をつけてお帰り下さい」は “Be careful” ではない!?

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

「お気をつけてお帰りください」ってよく使う一言ですけど、英語で何て言うか、知っていますか?

「気を付けてだから “Be careful” かな?」と思ったあなたに是非読んでもらいたい!

 

動画内の接客英語を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員 :Thank you for dining with us. Please have a good day.
  • お客様:Thank you. Bye.

 

「お気をつけてお帰り下さい」は “Be careful” ではないの?

確かに、「気を付けて」は “Be careful.” です。

そうなのですが、厳密には “Be careful.” は危険なものが明確にある場合に使います。

例えば、お客様に熱いお料理をお出しする際、

熱いのでお気を付けください → Please be careful. It’s very hot.”

このように、危ない物があり、何に気を付ければいいのかが明確に分かっている場合は “Be careful.” を使います。

ただ、「お気をつけてお帰りください」は典型的な別れのあいさつであって、「車に気を付けて」とか「夜道に気を付けて」と言っているわけではありませんよね?

それにも関わらず、別れ際にお客様に “Be careful.” と言うと、「何に?」って思われます。「足元に穴でもあります?」みたいな。

誤解がないようにお伝えしますと、「(ホテルまでの道中)お気をつけてお帰り下さい」という英語がないわけではありません。

その場合は “Please be safe on your way  back to your hotel.” と言うのですが、接客英語でこのようにはまず言いません。

という訳で…、

 

「お気をつけてお帰り下さい」は “Have a good day(night).”

「お気をつけてお帰り下さい」が典型的な別れの言葉であれば、英語での典型的な別れ言葉である、”Have a good day(night).” でOKです。

ちなみに、”Have a good day.” を使うか、”Have a good night.” を使うかのタイミングですが、ディナーでお見えになったお客様へのお見送りの言葉であれば “Have a good night.” です。

でも、お帰りになる時にまだ「昼」が残っている時間(ランチやアフタヌーンティー)であれば、”Have a good day.” と言います。

私だったら、16時までにお帰りになるお客様には “Have a good day.” 、16時以降に退店されるお客様には “Have a good night.” を使うかな~という感じです。

厳密にルールがある訳ではないので、そこの判断は各自でお願いします(^ ^)v

 

以上、今日のレッスンでした!

 

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動画

【飲食店専門の英会話】「お忘れ物はございませんか?」を英語で何て?

「お忘れ物にご注意ください」を英語で何て?

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

お客様が帰られる際、「お忘れ物はございませんか?」「お忘れ物にご注意ください」と一言声をかけるのも大切なおもてなしの1つです。

ではこれを英語で何て言うかを、今日はご紹介します。

 

動画内の接客英語を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :Do you have everything with you?
  • お客様C:Ahh, yes, I think we are fine.

 

「お忘れ物はございませんか?」を英語で

「お忘れ物はございませんか?」は英語でこのように言います。

Do you have everything with you?
(ドゥーユーハ エヴウィティン ウィユー?)

この文章を直訳すると「全部ありますか?」なのですが、自然な日本語に直すと「お忘れ物はございませんか? 」になるのです。

ちなみに、”with you” を抜かして、“Do you have everything?“ だけでも十分通じます。

通じるのですが、”with you” を付ける方がおもてなし力の上がる英語になりますので、高級店で働かれている方は “with you” ありで覚えましょう。

 

「お忘れ物にご注意ください」を英語で

質問ではなく、「お忘れ物にご注意ください」と注意喚起をしたい時は、こんな風に言います。

“Please make sure that you have everything with you.”
(プウィー メイクシュア ダッ ユーハ エヴウィティン ウィユー)

ちょっと長いですよね(^ ^;)

なので、個人的には「お忘れ物にご注意ください」の方がおすすめです。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

動画

【飲食店専門の英会話】「おいしかった」と言われた時に Thank you 以外で返し方3つ

お客様から「おいしかった」と頂いた際に Thank you 以外で返す方法3つ

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエイトレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。

このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けの接客英語をご紹介しています。

海外のお客様は、「おいしかった!」「最高だった!」など、感想をとてもストレートに伝えてくださいます。

そのような感想をいただけると、嬉しいですよね(*^ ^*)

でもそんな時、みなさんは何て返答しますか?

やはり “Thank you.” でしょうか。

このブログでは、お客様から感想や誉め言葉をいただいた際に、”Thank you” +@で答える方法を3つご紹介します♪

 

動画内の接客英語を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • お客様A:Excuse me, could we have the check please.
  • 店員  :Certainly. I hope you enjoyed your meals.
  • お客様A:It was amazing.
  • お客様B:The beef was very delicious.
  • お客様C:I loved Daiginjou.
  • 店員  :Thank you very much. I appreciate that. I’ll definitely pass it on to the chef. Here is your check. Please pay at the table, whenever you are ready.
  • お客様A:Thank you.

 

返答方法① ”I appreciate that.”

“I appreciate that.(アイ アプレシエイ ダッ)” は「光栄です」という意味です。

通常、”Thank you” とセットで使うので、このように言います。

“Thank you. I appreciate that.”
“Thank you very much. I appreciate that.”

これは日常英語でもとてもよく使う言い回しです。

感謝の気持ちを伝える際は本当によく言います。

なので、次回海外のお客様がお見えになって、嬉しいお言葉をいただいた際は、是非 “Thank you. I appreciate that.” をサラッと言ってみてください(^ ^)v

“I appreciate that.” の主語を”I” から “We” に変えて “We appreciate that.” にすると、お店全体で光栄に思っている事が伝わり、よりフォーマル感を出すことが出来ます。

 

返答方法② ”I’m very happy to hear that.”

“I’m very happy to hear that.(アイム ヴェウィー ハッピー トゥ ヒアダッ)”
は「そのようにおっしゃっていただけて嬉しいです」という意味です。

こちらも “I appreciate that.” 同様、このように “Thank you” とセットで使うことが多いです。

“Thank you. I’m very happy to hear that.”
“Thank you very much. I’m very happy to hear that.”

感情を表す際は特に、ジェスチャーの重要性が増します。
なので、”I’m very happy to hear that.” の “very happy” の時に胸に手を当てる仕草をすると、よりお客様に感謝の気持ちが伝わりますよ。

 

返答方法③-1 ”I’ll pass it on to the chef.”

“I’ll pass it on to the chef.(アイゥ パッシッ オントゥ ダシェ)”
は「(お客様からいただいたご感想を)料理長に申し伝えます」という意味です。

“Pass ●● on to Mr. Suzuki” で「鈴木さんに●●と伝える」という文章になります。

なので、決してシェフに伝えるというシーンのみならず、「何かを誰かに伝えます」と言いたい時に使えます。

この “I’ll pass it on to the chef.” を覚えるコツとしては、1語1語を覚えていくのではなく、1文をまるっとリズムで覚えます。

決してこの文章に限った事ではないのですが、英語上達のポイントの1つに、単語ではなく文章で覚えるが挙げられます。

なので、”I” “will” “pass” “it” “on” “to” “the” “chef” とバラバラに覚えず、”I’ll pass it on to the chef.” を1つと考えて何度も何度も口に出しましょう。

 

返答方法③-2 ”I’ll definitely pass it on to the chef.”

ちなみに、上にある動画で店員役の私は、 “I’ll pass it on to the chef.” ではなく、 “I’ll definitely pass it on to the chef.” と “definitely” を付けていました。

“definitely”は「間違いなく」とか「必ず」という意味で、ここにアクセントを置くことで「料理長に必ず申し伝えます」と、文章に深みを出すことができるのです。

英語はコミュニケーションのツールであり、感情や意思を伝えるための手段です。

このような「気持ち」を表現することで、お客様との距離がぐっと縮まり、「また来たい」と思ってもらえるお店になるのです。

なので、できる方はぜひ “definitely” も加えて、感謝の気持ちを伝えることに重きを置きましょう(^ ^)v

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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