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月: 2017年3月

英語のメニューを作る際のポイント 【上級編】

英語メニューに間違って “of” を多用している問題

こんにちは、(株)華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

初級編も中級編も書いていないのに、いきなり上級編(笑)

華ひらくは、こういうテキトーなところが売りなんです( ̄w ̄)

接客英会話レッスンも、いかにゆる~くやるかが毎回のテーマです☆

 

Ajillo of shrimp and vegetables は間違った英語?

さて、今日は Takeshi (生徒さん)からいただいたご質問についてです。
以前に私が

「意外に思われますが、メニューに “of” ってあまり使わないんですよ」

と言ったら、このようにご質問いただきました↓

「英語に力を入れている他社のメニューに、
Ajillo of shrimp and vegetables
ってありますが、これは間違っていますか?」

いい質問ですね!

 

間違ってはいないが不自然な英語とは?

結論から言いますと、文法的には間違っていません。

なので、英語上問題はありません。

ただし、文法上は問題ないのですが、不自然な英語です。

ここが難しいところですよね(>_<)

この「微妙なニュアンス」は Google 翻訳のような機械では難しく、ネイティブに聞かないといけない部分です。

人間にしかできない仕事ですね☆

では、自然で文法上も問題ない書き方とは?
それがこちら↓

Shrimp and vegetables ajillo

ね? “of” は使っていませんよね?

私の感覚ですが、日本人が作った英語メニューはどうも “of” を多用する傾向にあります。

「”of” を使うと英語っぽくなる」感が出るからでしょうか?

でも実際は先述の通り、英語のメニューで “of” はあまり使いません。

もう少し例をご紹介しましょう。

 

“of” を間違って使っている例

▼きのことトマトのピザ
【不自然】 Pizza of mushroom and tomato
【自然】  Mushroom and tomato pizza

▼マルゲリータピザ
【不自然】 Pizza of Margherita
【自然】  Margherita pizza

▼明太マヨのパスタ
【不自然】 Spaghetti of spicy cod roe and mayonnaise
【自然】  Spicy cod roe and mayonnaise spaghetti

日本語にするとどちらも同じなので、理解が難しいですよね(^ ^;)

要は、「●●のピザ」「●●のパスタ」の時は “Pizza of ●●” や “Pasta of ●●” はなく、”●● pizza” や “●● pasta” になり、ということです。

ただ、ややこしいのが、”of” を絶対に使わないかと言えばそうでもないのです。(なんじゃそりゃ)

 

“of” を正しく使っている例

  • Catch of the day:本日のお魚
  • Set meal of the day:日替わり定食
  • Assortment of 3 kinds of sashimi:お刺身3種盛り合わせ
  • Assorted 3 kinds of sashimi:お刺身3種盛り合わせ

 

“of” は使った方がいいの?使わない方がいいの?迷った時は

結局どうすればいいのか?

私は心から専門家にお任せする事をおすすめします。

つまり、英語メニュー作成を得意分野としている会社に依頼するのです。

お察しの通り、もちろんお金はかかります。

ただ、想像してみてください。

例えばみなさんがニューヨークに行って、雰囲気のいい和食店に入り、出された日本語メニューに「ツナ」が「シナ」って書いてあったり、「フレーバー」が「フレーパー」というような誤字脱字がいっぱいあったら…

一気にそのお店が安っぽく見えてきませんか?

せっかく雰囲気のいいお店が台無しですよね?

間違った英語メニューも同じです。

安っぽくバカっぽく見えてしまうのです。

数万円を渋ったが故に自分で自分のお店に泥を塗ってしまうなんて、こんな悲しいことはありません。

大丈夫、ネットで探せば、安くていい英語メニューを作ってくれる会社はいくらでも見つかります。

ちなみに、私が考えるいい翻訳会社とは、

1.英語を母国語としている方による確認が含まれている
2.提案や質問をしてくれる会社
です。

詳しくは「英語メニュー翻訳会社を選ぶ際、絶対に欠かせない2つのポイント」でご確認ください

蛇の道は蛇です。

ここは思い切って、専門家に魅力的な英語メニューを作ってもらいましょう!

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)