カフェ接客英語③ 「コーヒーにミルクと砂糖はお付けしますか? 」を英語で
カフェで使えるドリンクオーダーの接客英会話
こんにちは!
アメリカ・ネバダ州のカジノホテルでウエイトレスをしていました、飲食店専門の接客英会話講師の内木美樹です。
前回までの動画では、これらをご紹介しました。
今回はカフェの設定ですが、今後は
- 居酒屋の接客英会話
- 焼肉店での接客英会話
- お寿司屋での接客英会話
など、飲食店の中でもジャンル分けて、かなり細部まで落とし込んだ接客英会話をご紹介しますので、楽しみに待っていてください♪
ちなみに、「直接接客英会話レッスンをして欲しい!」という方は、株式会社華ひらくのホームページをご覧ください。
◆企業向けの接客英会話レッスン
https://hana-hiraku.com/restaurant/index.php
さて、今回の動画はカフェでドリンクオーダーをとる際の接客英会話です。
- 「こちらがお席です。」
- 「お飲み物はいかがされますか?」
- 「コーヒーにミルクと砂糖をお付けしますか?」
- 「お客様はどうされますか?」
- 「ご注文を確認します」
- 「失礼します」
これらを英語で何て言うかをご紹介します♪
Let’s get it started!
「こちらがお席です」を英語で何て言う?
何かを示すときや差し出すときは、”Here is ●●.” という言い方をします。
「こちらがお席です。」はお客様のお席を示していますので、
”Here is your table.”
となるのです。
ちなみに、日本では「お席までご案内します。」や「こちらがお席です。」の様に「お席」をよく使いますが、英語では「お席」よりも「テーブル」の方をよく言います。
“Here are your seats.” でも決して間違いではないのですが、”Here is your table.” の方が自然です。
「お飲み物はお決まりですか?」を英語で何て言う?
まずは “Would you like” をご説明します。
“Would you like ~?” は何かをご提案する時に使う質問文です。
- 「お水の御替りはいかがですか?」 → “Would you like more water?”
- 「コーヒーはいかがですか?」 → “Would you like coffee?”
の様に、「いかがですか?」と聞くときは“Would you like” と覚えておきましょう。
ちなみに、”Would you like something to drink?” は直訳すると「何か飲むものはいかがですか?」なのですが、自然な日本語に訳して「お飲み物はお決まりですか?」となっています。
ほかにも、ご注文を聞く際のフレーズは、”What can I get you?” や “Would you like to drink anything?” など色々な言い方がありますので、言いやすいものを選んでくださいね。
そして、お客様がご注文される際、この様におっしゃってくる事が多いと思います。
- I will have (take/get) a hot coffee.
- Can I have (take/get) a hot coffee?
- Could I have (take/get) a hot coffee?
- May I have (take/get) a hot coffee?
- I’ll go with a hot coffee.
この様に、ご注文の品は文の最後に出てきますので、文の最初や途中が聞き取れなかったとしても、最後のお料理やドリンクが聞き取れれば大丈夫です。
ご注文の品は文の最後に出てくる!
「コーヒーにミルクと砂糖はお付けしますか? 」を英語で何て言う?
ここで再び “Would you like” が登場します。
そして、 “Would you like” の後にご提案する具体的な物が続きます。
つまり、この様になります。
”Would you like milk and sugar with it?”
ちなみに、この “it” はコーヒーを指していますので、「コーヒーと一緒にお砂糖とミルクはいかがですか?」という質問になりますね。
さて、この質問に対してのお客様からの返答ですが、
- 両方いる場合
- ミルクもしくはお砂糖だけの場合
- 両方いらない場合
の3つに大抵分けられるはずです。
では、お客様から何て返ってくるか、1つずつご紹介します。
①ミルクもお砂糖も両方いる場合
この場合は、”Sure.” や “Yes, please.” の様に「お願いします。」と端的に返ってくるか、もしくは “I’ll take both.” という様に、「両方」という意味の “both” が使われる事が多いです。
②ミルクもしくはお砂糖だけの場合
この場合は、先ほどのシーンでご紹介した、「ミルクだけで結構です。 」という意味の “Just milk is fine.” や、”With only sugar please.” の様に、”just” や“only” の後に“milk” もしくは “sugar” が返ってきます。
③両方いらない場合
この場合は、「結構です。ブラックでお願いします。」という意味の ”No thank you. Just black.” と返ってくるでしょう。
その他にも “I don’t need either.” などいくつか言い方はありますが、ここで注目して頂きたいのが、「お客様が何て言うか」ではなく、「どう言うか」です。
英語とジェスチャーは必ずセットですので、英語を話すお客様は、
いる時は笑顔で首を縦に振ったり、
いらない時は口をへの字にしながら首を横に振るなど、
表情や顔の動きだけで判断できます。
ですので、リスニングだけに頼ろうとせず、お客様のジェスチャーに注目されると、正しく解釈できるようになりますよ。
お客様の話す英語だけではなく、表情や仕草にも注意しましょう!
「承知いたしました 」を英語で何て言う?
例えばお客様が
“Can I get a hot coffee?”
(ホットコーヒーを頂けますか?)
と注文された際、日本語ですと「承知致しました。」や相槌の意味で「はい。」と答える事が多いと思いますが、英語ではその際の返答で“Yes.” とは言いません。
もちろん、”Yes” だけでも意図は伝わるのですが、ぶっきらぼうな、愛想がない印象に取られてしまうかもしれません。
ではここで、「承知致しました。」や「かしこまりました。」を英語で何て言うかご紹介します。
- Sure.
- Of course.
- Absolutely.
- Certainly.
- Thank you.
“Sure.” や “Of course.” はカジュアルな返事ですが、今回の様なカフェで使う分には全く問題ありません。
そして、“Absolutely.” は「完全に」や「絶対に」と言う意味なのですが、「かしこまりました」というカジュアルな意味でも使われます。
一方で、“Certainly.” はとてもフォーマルな品のある返事です。
カフェで “Certainly.” を使っても全く問題はないのですが、常連さんでしたり、初めての方でも親近感を出すのであれば、 “Sure.” や “Of course.” “Absolutely.”の方がおすすめです。
最後の “Thank you.” は直訳すると「承知致しました」という意味にはなりませんが、 「承知致しました。ご注文ありがとうございます」という時に使いますので、”Thank you.” と言ってもOKです。
ちなみに、ご紹介した5つの内 、“Thank you.” 意外の4つは頭に “Yes” を付けて “Yes, sure.” “Yes, of course.” “Yes, absolutely.” “Yes, certainly.” と言う風にも使えます。
思わずぽろっと “Yes” が出てしまった方は、その後に “Sure.” や “Of course” を付けて “Yes” だけでは終わらせないようにしましょう。
「お客様はどうされますか? 」を英語で何て言う?
動画では解説をすっかり失念していましたが、「お客様はいかがされますか?」は “How about you?” と言います。
今回のカフェの様に、カジュアルなお店では、”How about” を省略して “You?” とだけ言う時もあるのですが、”How about you?” の方が丁寧なので、みなさんには省略しないバージョンで覚えていただきたいです。
ご注文の確認方法
英語でのやり取りは少なからず緊張されていると思いますので、
オーダーミスをなくす為にも、ご注文の確認は必ず行うようにしましょう!
では「ご注文を確認します」を英語で何と言うか・・・、それは、”So” です。「つまり」という意味ですね。
そして、”So” の後にお客様がご注文されたものを繰り返していけばOKです。
また、
“A hot a hot coffee with milk for you and an ice café late for you.”
のように、ご注文の品の後に “for you” を付けると「誰が何をご注文されたかをちゃんと把握していますよ」という合図にもなるので、 “for you” の時にその品をご注文された方を見ながら確認すると、より接客の質が高まってお客様は喜ばれると思いますよ。
「失礼します」を英語で何て言う?
英語で接客する場合、”I’ll be back.” はとてもよく使います。
映画「ターミネーター」でシュワルツネガーさんのあの名台詞!と言うと覚えやすいですかね?(知らない方は若い証拠! 笑)
“I’ll be back with your drinks.”
を直訳すると「お飲み物をお持ちして戻ります。」なのですが、日本語ではその様には言いませんので、「失礼します。」と訳しました。
今回はお飲み物のご注文を頂いたので、 “I’ll be back with your drinks.” と言っていますが、
- サラダのご注文を頂いた際 →
“I’ll be back with your salad.” - 「取り皿下さい」と言われた際 →
“Sure. I’ll be back with your small plates.”
の様に、何を持って戻ってくるかに合わせて、最後の単語は変えていきましょう。
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)