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2018年2月8日
飲食店に特化した接客英会話レッスン 1日目 in 新宿区
目次
今日の接客英会話レッスン
今日から牛込柳町にある未来食カフェレストランつぶつぶで新しい接客英会話レッスンがスタートしました!
つぶつぶさんは都内でも有数の、ベジタリアン向けのカフェ&レストランです。
ベジタリアン向けと聞くと、
「野菜だけの味気ない料理」
と想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、ところがどっこい!
つぶつぶさんのお料理は、お世辞抜きで見事なまでに雑穀がお肉の役割をしているので、食べている途中も食べた後も
「お肉がないと満腹感を得られない」
なんて事は起こりません!
事実、私は今日レッスンの前にボロネーゼパスタを頂きましたが、
「これ、本当にお肉入っていないの!?」
と疑うほど、高キビ(雑穀)がいい味を出していました。
最近は欧米でもビーガン(ベジタリアンの中でも最も厳粛な部類の方々)食が人気で、NBAの選手にも増えてきているのだとか。
その一人が、デンバー ナゲッツのウィルソン・チャンドラー選手。
ナゲッツのウィルソン・チャンドラーがキャリアハイ記録につながった『ビーガン・ダイエット』の効果を実感という記事で、この様に書かれています。
チャンドラーが感じた最も大きな変化は、身体の回復力だった。ビーガン食に変えると身体が抗酸化され、筋肉や関節の炎症が少なくなると言われている。年間82試合という長丁場を戦うNBA選手にとって、身体の回復は最も重要で、チャンドラーはフレッシュな状態で練習と試合に臨めるようになり、睡眠も改善されたと『Sentient Fitness』に語った。
身体が資本のNBA選手も、やはり突き詰めていくと肝心なのは食事という考えに行き着く。ビーガン・ダイエットが今後NBAの新たなトレンドになりつつある。
日本ではまだプロのアスリートがビーガン食を始めたとは聞いていませんが、NBAで広まれば次第に日本でも増えてくるはず。
そしておそらく、それよりも前に、ビーガンの方が日本に観光に来る可能性があります。
厳密にはもう既に来ていて、つぶつぶさんには多くの外国人観光客が足を運んでいるそうです。
2020年に向けて、これからますますビーガンのお客様は増えていくでしょう。
お客様においしさ・楽しさ・安心・安全を届ける為にも、これから25回のレッスン、がんばりましょう!
さて、そんな今日はレッスン初日。
今日はまだ接客英会話レッスンには入らず、代わりにこの様な事をやりました。
ルールの説明
まずは、レッスンでのルールをご説明しました。
1. 進んで失敗をする
2. 日本語に頼らない
3. 何を話すか?よりも、どう話すか?に重きを置く
1.進んで失敗をする
この接客英会話レッスンは「失敗をする為の場」です。
ここでたっくさん失敗をし、失敗から多くを学び、そして、実際に海外のお客様が来店された時に、学んだ事を発揮して頂きたい。
そう強く思っています。
ですので、このレッスン内では失敗大歓迎です!
決して勝負ではありませんが、「一番失敗した人が勝つ!」くらいに考えています。
私たち講師も、皆さんがたくさん失敗出来る様な空気感を作れる事を一番心がけていますので、どうか失敗を恐れないで下さい!
2.日本語に頼らない
飲食店に特化した接客英会話レッスンと言っても、所詮は週に1回、1時間です。
1週間は168時間ありますので、英語を学ぶ時間はたった1/168です。
ただでさえ限られたレッスン時間ですのに、そのレッスンを日本語に頼ってしまってはもったいない!
もったいなさ過ぎる!
ですので、レッスン内では極力英語で話す様お願いしています。
最初はもちろん大変です。
でも、続けていけば次第に慣れてきます。
コツを掴めてきます。
志高く続けていけば質問も発言も英語で出来る様になりますので、お互いにお尻を叩きながら、意識高く行きましょう!
3.何を話すか?よりも、どう話すか?に重きを置く
後のレッスンで詳しくご説明しますのでここでは詳細は省きますが、英語を話す上で一番大切なのは、正しい英語を話す事ではありません。
例え正しい英語であっても、感情のこもっていない話し方をすれば「この人は無愛想な人だな」と思われてしまいます。
逆に、例え文法が間違っていても、表情やジェスチャーを使いながら言葉に感情を乗せれば、「がんばって伝えようとしてくれている」と、好印象を与えます。
弊社ではこれまで述べ約600人の海外のお客様に日本の飲食店の接客について意見を聞いてきましたが、多くの方々が
「日本人は英語が話せないけど、話そうと最大限の努力をしてくれるよね。」
とおっしゃっていました。
気持ちを伝える努力を一番続けて欲しいと切に願います★
日本にいながら英会話を上達させる方法
話すととてもなが~いので、別記事に記載しました。
良かったらご覧くださいませ。
生徒さんと講師による自己紹介
今日は初日なので、お互いの事をよく知るために自己紹介を行いました♪
まずは私の自己紹介から。
もちろん全て英語でお話しします。
時間にして3~4分でしょうか?
なが~い自己紹介が終わったら、生徒さんのリスニング力を確認するべく、「私が何て言ったか?」について確認を行いました。
How old am I?(私は何歳でしょう?)
Where was I born?(私はどこ出身でしょう?)
When I was 19, where did I move to?(19歳の時、私はどこに引っ越ししたでしょう?)
という様な質問をたくさん聞いていきました。
ここで登場したのが、ある意味今日の主役のピコンくん。
2チームに分かれていただき、質問の答えが分かった方がいち早くピコン!
最終的にどちらのチームが多く正解を出したか、競い合っていただきました^ ^
そして、講師の自己紹介が終わったら、次は生徒さん一人ひとりに自己紹介をして頂きました。
宿題についての説明
上記の通り、このレッスンは168時間ある内のたったの1時間。
それだけでは英語の上達は難しいので、みなさんには日々「英語に触れる」という習慣をつけていただきたいと思っています。
時間はかかりますが、コツコツ続けていけば段々と脳が英語に慣れてきて、「英語脳」が出来上がってきます。
その為に、皆さんには毎回宿題をお出ししています。
その内容がこちら↓
宿題とは?
- 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
- 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。
(例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”) - それをノートにメモする。
- 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)
- 自分が紹介した一文と、他のメンバーが紹介した文を全部覚える♪
- その後のレッスンで、まだきちんと覚えているか何度も確認をする。
というものです。
では、手順を1つずつご説明します。
1.通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
おすすめの映画やドラマは、やはり飲食店が舞台の作品です。
ちなみに、こちらの記事でおすすめの映画3選をご紹介していますので、ご参考にどうぞ★
また、人気ユーチューバーのちかさんの動画もとってもおすすめ!
とても分かりやすくて見やすいので、何度も見返す事をお勧めします。
2.映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。
とある映画のワンシーンです。
お客:Could I get a green salad with caesar dressing?
(サラダとシーザードレッシングを頂けますか?)
店員:Sure. I will be back.
(承知致しました。すぐにお持ちします。)
お客:Excuse me. Can I order?
(注文してもいいですか?)
店員:I will be with you in a second.
(すぐにお伺いします。)
この様に、飲食店内や日常でよく使う一文を、洋画や英語のドラマを見て、見つけてきて頂きたいのです。
3.見つけた一文をノートにメモする。
見て終わりではなく、忘れないようにメモしてくださいね。
この際、単語の意味や文法、なぜこの様な言い方をするのか?等も自分で調べると、とても学習効果が高いです。
4.次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。
そして、レッスン内で全員に紹介してください。
ただ紹介するだけではなく、調べた単語の意味や文法までも説明できると、もうこの文を忘れる事はないですよ。
5.自分が紹介した一文と、他のメンバーが紹介した文を全部覚える♪
自分が紹介した文だけではなく、他のメンバーが紹介した一文も全て覚えちゃいましょう!
例えば、4人がレッスンを受けている場合、全員が毎週一文ずつ持ってくれば、毎回4つの新しい文を学ぶことになります。
それを25週続けたら、単純計算で100文を覚えられることになります。
100の日常的に使える文章を覚えるだけでも、相当な英語力になります!
しかも、これらは全て日常で使えるものですので、覚えた文を口に出す機会も多々あるでしょう。
インプットしたものをアウトプットして、脳と体で覚えましょう!
6.その後のレッスンで、まだきちんと覚えているか何度も確認をする。
一番大切なのは、何度も復習をする事です。
宿題を持ってきた週の翌週には、講師はこの様な質問をします↓
「『すぐにお伺いします。』を英語で何て言うんでしたっけ?」
この様に、全員が全員の宿題を覚えられる様、確認を何度も行います。
毎週毎週、これまでに習った文を復習していきますので、やる気さえあれば、英語が苦手な方でも覚えられてしまうのです。
あいさつの仕方
私がアメリカにいた頃、 “Hi, how are you?” はとても頻繁に使っていました。
客としてお店に入ったら「いらっしゃいませ!」の代わりに “Hi, how are you?” と聞かれ、
逆に私がウエイトレスをしていた飲食店では、お客様に “Hi, how are you?” と毎回言っていましたし、
ご近所さんと会っても “Hi, how are you?” 、
学校で友達と会っても “Hi, how are you?” …
とにかく毎日 “Hi, how are you?” のオンパレードです!!
なので、英語を学んでいる方は是非
“Hi, how are you?” を聞くクセを付ける事
“Hi, how are you?” と聞かれた時に “I’m fine, thank you.” 以外の返し
も学んでいただきたいです♪
ところで、日本語の「いらっしゃいませ」は英語に直訳出来ません。
英語では「いらっしゃいませ」ではなく、この様にごあいさつします。
“Hi!”
“Hi, how are you?”
“welcome to ●●(店名)”
ですので、レッスン内でも、「お客様が来店されたら上の3つのどれかを『いらっしゃいませ』代わりに言いましょう!」とお伝えしています。
さらに、皆さんが “Hi, how are you?” とお客様にあいさつすると、まぁまぁの確立で
“How about you?”(あなたはどう?)
“You?”(あなたは?)
と、質問が返ってきます。
多くの方はまさか質問が返ってくるとは思っていなかったので驚くか、苦笑いでスルーしているのですが、聞かれた質問にはきちんとお答えしましょう。
という事で、初日のレッスン最後では “How are you?” と聞かれた際に何て答えるか?をお伝えしました。
“How are you?” と聞かれたら何て答えればいいのか?
質問者が海外のお客様、返答者が飲食店の店員ですので、
「まぁまぁです。」
「あまり体調良くないです。」
という様な内容はふさわしくないですよね?
ですので、そのような答え方は避けてご紹介します。
- I’m excellent.(最高です)
- I’m awesome.(絶好調です)
- I’m great.(とても良いです)
- I’m pretty good.(とても良いです)
- I’m good.(良いです)
ここで大切なのは言い方です。
笑顔で、声も元気よくハキハキと話せば、より気持ちが伝わりますので、「何を言うか」だけではなく、「どう言うか」にも意識を向けてくださいね。
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)