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月: 2018年3月

上野で外国人に街頭インタビュー!「日本の飲食店の英語力はどうですか?」

35人の外国人に街頭インタビュー

※「外国人」という言葉は失礼だと思うので極力使わないようにしているのですが、タイトルでのみ使用しています。

こんにちは、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

桜が咲き始める直前の3月中旬に、上野で海外のお客様に街頭インタビューを行いました。
今回お伺いした質問はこちら。

「日本の飲食店の英語力はどうですか?」

前回浅草で行った調査では、海外の方は母国よりも日本の接客の方が質が高いとお考えでした。
中でも多かったのが、

「英語が話せなくても思いつく限りのベストなサービスをしようとしてくれている。」
「日本の飲食店は全体的にレベルが高い。店内はとても綺麗だし、サービスもとても良い。チップなどの見返りを全く求めず、笑顔で接してくれる。」

と、チップがないにも関わらず、言葉以外の方法で何とかコミュニケーションを取ろうとする日本人の気持ちが高く評価されている事が分かりました。

それでは、こと「英語力」に関してはどのようにお考えなのでしょうか?

 

外国人の出身国

※インタビューさせていただいた方は、「明らかに日本人とは違う外見」という基準で話しかけています。よって、中国や韓国といった東アジアの方々のお話はなかなか聞けていません。

前回の浅草調査では出身国に偏りがありましたが、今回は多くの国・地域の方々にお話を伺う事が出来ました。
インタビューは全て英語で行ったため、英語が話せる方のみにお話を聞けたことになりますが、印象としては「中国の方は英語が得意ではない。」という事でした。
前回の浅草での調査時も何名かの中国人に話しかけたのですが、「英語は話せますか?」と聞いても全ての方に断れてしまいました。
(もちろん、知らない人に話しかけられたので話せないふりをしたのかもしれませんが。)

一方で、英語が話せる方はほぼ全ての方がインタビューを快く承諾してくださいました。
海外旅行で陽気になっているのか、もともとそういう性格なのか・・・
なんにせよ非常にありがたいです。
ご協力くださった35名の皆様、ありがとうございました!

 

外国人の男女比

前回の浅草では男性が圧倒的に多かったのですが、上野では女性客を多くお見かけした印象です。
場所によって外国人観光客の男女比は異なるのでしょうか?

 

インタビューの結果

「日本の飲食店の英語力は十分ではない」と答えられた方が約半数!

具体的な数字で表しますと、この様になりました。

▼35人中
-「日本の飲食店の英語力は十分」:4名
-「十分ではない」:16名
-「十分ではないが問題ない」:7名
-「どちらとも言えない」:8名

 

「日本の飲食店の英語力は十分」と答えた方々の意見

ブラジルの男性:
最低限の英語は通じると思う。

ニュージーランドの男女:
とても助けてもらっているし明るくて元気もある。英語のメニューもあるから、総じて問題ないと思う。

タイの女性:
英語のメニューはあるしいつも助けようとしてくれるし、ジェスチャーでコミニケーションをしようとしてくれているから、会話をするのに支障は全く無い。

 

「日本の飲食店の英語力は十分ではない」と答えた方々の意見

ブラジルの男性:
悪くは無いとは思うけど、電話で予約が取れなかったり、ウェブサイトの英語も充分じゃないから、満足できるレベルではない。

ロシアの女性:
助けようとしてはしてくれるけども、英語力が足りているとは思わない。

インドネシアの女性:
5〜6年前よりかは良くなってはいるけども、まだ英語は通じず、ジェスチャーでのやりとりがメイン。

モロッコ&モーリシャス共和国の女性:
英語力が高いとは言えない。悪戦苦闘しているし、数字ですら通じないこともある。

マレーシアの女性:
通じないことが多い。私たちはムスリムだから豚が食べられないけど、この間ラーメン店に入っても、どのラーメンが豚が入っていないのかがわからず困った。

ブラジルの女性:
英語力が高いとは言えない。こちらが言ってることは理解してくれているけども、向こうが言っていることがこちらにはわからない所が多い。多分発音の問題かな。

オーストリアの男女:
英語のメニューがあるから注文するのに問題は無いけれど、何か聞きたいことがあっても何回も言わなきゃいけなかったり、辞書で調べてもらったりと時間がかかるから。

ドイツの女性:
高いとは言えないかな。英語力もだし、後は英語を話しているんだろうけども、発音が難しすぎて聞き取れないことがある。

 

「日本の飲食店の英語力は十分ではないが問題ない」と答えた方々の意見

スペインの男性:
十分とは言えないかもしれないけど、ジェスチャーで大概のことが伝わるし、僕たちも基本的な英語しか話せないから、問題は無い。

ドイツの男女:
英語は片言でも、英語のメニューやメニューに写真があるし、店頭にも写真付きのメニューも置いてあるから、注文する分には問題は無い。

香港の男女:
なめらかな英語を喋ってはいないけれども、テクノロジーの発達で iPhoneとかでオーダーできているので問題ない。

ブラジルの男性:
良くはないけど悪くもない英語だと思う。これまで困ったこととかは特にない。

 

「どちらとも言えない」と答えた方々の意見

イタリアの男女:
彼らの英語力がどうかはわからないけど、英語のメニューがあるから特に不便や問題は起きていない。

フィリピンの女性:
すごく良いわけでもないけども、決して悪いわけでもないと思う。とりあえず今まで困った事は起きてない。返事の仕方がおかしいとは思うけど。

スイス&アメリカの男性:
お店に寄る。とても良い英語を話すお店もあるけども、日本語しか話せないお店もある。

ポーランドの男女:
お店によるかな。英語を話せてるお店もあれば指差しだけでしか通じないお店もあった。ただ、この間スペインに行った時は、指差しでも通じなかったことがあったけど、日本人はジェスチャーで理解しようとしてくれてるからコミニケーションは成立している。

 

番外編:「日本の飲食店はもっと英語を勉強した方がいいと思いますか?」

▼回答者:23人中
- 「勉強の必要性あり」:16人
- 「勉強の必要性なし」:4人
- 「勉強してもらえるとありがたい」:3人

 

「勉強の必要性あり」と答えた方の意見

マレーシアの女性:
これから海外の人はもっと増えるだろうし、ムスリムでも日本食をすごく好きで、食べたいと思っている人が多いから。

香港の男女:
これから海外の人ももっと増えてくるし、よりコミニケーションをとる上で英語が必要だと思う。店員さんが英語をしゃべれたら、もっと店員さんと話したいと思う。

イタリアの女性:
私もそんなに英語が上手じゃないから大きな事は言えないけど、日本は海外旅行で人気の国だし、もっと英語を勉強したほうがいいと思う。

オーストリアの男女:
もう少し勉強したほうがいいと思う。そうすれば私たちも「何がおいしい?」とか「何が入ってるの?」とか聞けるから。

ドイツの女性:
日本食とドイツの食事は全然違うから、いろいろ聞けるとより楽しい。

 

「勉強の必要性はない」と答えた方の意見

タイの女性:
英語の勉強の必要はないと思う。日本人は本当に親切で優しくて困ったときにいつも助けてくれるから大好き。

スペインの男性:
英語力が高いに越したことはないと思うけど、今のままでも充分だと思う。

香港の男女:
時間があるのであれば英語を勉強した方がいいとは思うけども、大事なのは言語よりもジェスチャーなので、そういう意味では日本人は身振り手振りで十分会話できてると思う。

ブラジルの女性:
私もそんなに英語が話せないから、お互い様かな。

 

「勉強してもらえるとありがたい」と答えた方の意見

ドイツの男女:
英語を話せてもらう方がこちらとしてはありがたい。何を食べても美味しいけど、注文の前に「何が入っているの?」とか、「牛なの?豚なの?魚なの?」とか、そういう物がわかるとより良いかなと思う。

ブラジルの男性:
できるならもっと英語を勉強したほうがいいと思う。彼らがもっと英語を話せたら、メニューについて色々聞いてみたい。

 

まとめ

約半数の方が「英語力は十分ではない」と答えてはいますが、「十分」や「十分ではないが問題はない」、「英語を勉強する必要はない」と返答された方々の意見を聞くと、

「英語がカタコトでも、ジェスチャー、英語のメニュー、料理の写真があればそんなに困る事はない。」

とお考えの方も多くいらっしゃる事が分かりました。

また、「英語力はどうですか?」と質問したにも関わらず、「ジェスチャーが素晴らしい」と、英語ではない事を挙げて「特に支障はない」とお答えになった方が複数いらっしゃった事もとても印象的でした。
これはおそらく、私達日本人が考える「英語」と、彼らが考える「英語」は違うからです。

日本人は

英語 = 文法、発音、リスニングやスピーキング

という方程式を出し、やたら難しく考えてしまいがちです。
しかし、海外の方にとっては「英語」はコミュニケーションの1つの手段にすぎず、香港の方がおっしゃっていた様に、

「大事なのは言語よりもジェスチャー」

なので、話せなくてもジェスチャーでの会話が通用するなら、それで十分、との事でした。

とは言え、

「店員さんが英語を話せたら、もっと料理について聞きたい。」

という声が多かったのも事実です。

今後は今よりもさらに(宗教やアレルギー、趣向の関係で)口に出来ない食材をお持ちの方が増えるでしょう。
その様な方々にも安心と満足をどうご提供していくのか、今後の飲食業界の動向が楽しみです。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

飲食店に特化した接客英会話レッスン 8日目 in 新宿区

今日の接客英会話レッスン

宿題の確認

さて、そんな訳で、今日のレッスンも宿題の確認からスタートです。

*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。

  1. 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
  2. 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
  3. それをノートにメモする。
  4. 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)

 

Please be careful, it is very hot.
(とても熱いのでお気を付けください。)

ー どこかのサイトより ー

こちらは “Please be careful.” と “It is hot.” の2文から構成されている文ですが、どちらもとても簡単な単語しかないので、解説の必要性はありませんね^ ^

ちなみに、実際に生徒さんがお持ちくださった文は “Be careful” ではなく、”Watch out” でした。
つまり、

Please watch out, it is very hot.

でした。

しかし、「確かに “watch out” も “be careful” も『気を付けて』という意味なんだけど、この場面では “be careful” の方が適切だよなぁ。」と思い、”be careful” に変更していただきました。

 

“watch out” と “be careful”の違い

先述の通り、どちらも意味は「気を付けて」です。
しかし、緊急性の度合いや何に気を付けるかによって、どちらを使うかは変わってきます。

—– “watch out” を使うシーン —————————————————

ディズニーの映画 “Finding Nemo” をご覧になった方はいますか?
あの映画の最初の方のシーンで、マーリンとドリーが出会う場面がありますよね?
ニモがさらわれ、「どこだ?どこに行った?」とニモを探しているマーリンに、ドリーがぶつかるシーンです。
あの時、二人がぶつかる直前に、ドリーはマーリンに対して “Watch out!!” と叫んでいます。

つまり、

  • 緊急性の高い危険が近づいている場合
  • 危険となる対象が目で見える場合(ボールが飛んできている/床に穴が開いている 等)

☝こういう時は “watch out!” と言って相手に危険をお知らせします。

 

—– “be careful” を使うシーン —————————————————

一方で、”be careful” はこの様なシーンで使います。

  • Please be careful, it is very hot.(とても熱いのでお気を付け下さい。)
  • Be careful when you drive.(運転に気を付けてね。)

つまり、”be careful” は “watch out” に比べて、

  • 緊急性が高くはない時
  • 危険となる対象が目に見えない時(熱さは目に見えない/運転そのものが危険なわけではない)

☝こういう時に使います。

  • 今、危険が迫ってきている!
  • 危険な物は目に見える物

☞この場合は “watch out!”

  • 今すぐ危険という訳ではない(危険は迫ってきていない)
  • 危険な物は目に見えない

☞この場合は “be careful!”

 

I’m going to go with the cheese pizza.
(チーズピザにします。)

ー HAPA英会話より ー

“Go with ●●” で「●●にする」「●●を選ぶ」という意味になります。
こちらも接客英会話として覚えていただきたいのですが、このフレーズを言うのは店員さんではなく、お客様ですね。
例えばこの様なシーンで使えます。

店員:What can I get for you?
(お決まりですか?)

お客:I’m going to go with the tiramisu.
(ティラミスをお願いします。)

もちろん、お客様がご注文をされる際に言う言葉は、この “I’m going to go with ●●.” 以外にもたくさんありますが、詳しくは今日のレッスン後半でお伝えします★

 

Please help yourself.
(ご自由にお召し上がりください。)

ー “マダム・マロリーと魔法のスパイス” より ー

“Please help yourself.” をそのまま訳すと「あなた自身を助けなさい」となり、「はぁ?」って感じですよね(^ ^;)
もちろん意味はそうではなく、例えば立食パーティーやビュッフェの時に、主催者の方が
「お料理はご自由に取ってお召し上がりください。」
という時に使います。

他によくあるシーンですと、例えば飲食店で、「お水はお客様ご自身でお取りください。」という時は

“Please help yourself to some water.”

になります★

 

ちなみに、飲み物や食べ物以外でも、自由に取っていい物であれば何にでも使えます。
例えば、朝にファミレスに行くと「新聞はご自由にお取りください。」って書いてあるサインを見かける事があります。
それは英語では

“Please help yourself to the newspaper.”

と言います。

「ご自由にお取りください。」は “Please help yourself.” ですが、「●●はご自由にお取りください。」と明確にする場合は、”Please help yourself to ●●.” と、”to” を付ける事をお忘れなく★

 

We’ll take another round.
(同じ物をもう一杯ずつお願いします。)

ー “Sex and the City the movie” より ー

こちらはお客様が注文する際に言うフレーズですね。
“round” で「人数分のお酒」という意味があります。

また、”another” は「別の」という意味もあれば「おかわり」にもなりますが、この場合は次に飲むものを特に提示していないので、「同じ物」という認識になります。
(「別の」と「おかわり」は反対の意味なので解釈が難しいのですが、状況にあわせて判断するしかないです。がんばれ!)

ちなみに、店員である皆さんが

“Would you like another round?”
(皆さんもう一杯ずついかがですか?)

と聞く事も出来ます。
こういう「提案」は海外の方にとても喜ばれますので、是非積極的に提案してみましょう♪

 

お客様が使う英語も学ぼう!

来週から始める実践練習に備えて、今日は「お客様が使う英語」を学んでいただきたいと思います。
なぜなら、店員さんが使う英語を覚えたとしても、お客様からいただいた質問を理解できなければ、いい接客とは言えないですよね?
ですので、海外のお客様がよく使うフレーズに絞って、シーン別にご紹介します。

 

おすすめを知りたいとき

弊社が行った街頭インタビューの結果、88%の海外のお客様は、

「何がおいしいか分からないから、どれがおすすめなのかを教えてもらえると嬉しい」

と考えている事が分かりました。
(街頭インタビューの結果はこちらをご覧ください。)

つまり、海外のお客様から
「何がおいしいの?」
「どれがおすすめ?」
と聞かれる可能性は十分にあります。
その際、大抵このように聞かれます。

  • What is good?(何がおいしい?)
  • What do you recommend?(何がおすすめ?)
  • What is your recommendation?(何がおすすめ?)

 

さて、この様に聞かれておすすめを紹介する時、みなさんなら何て言いますか?
実は答え方はとてもシンプルで、この様に言えばOKです!

  • I recommend this fried chicken.(このから揚げがおすすめです。)
  • The fried chicken is very good!(から揚げがとてもおいしいですよ!)

ここで大切なのが、感情を込めてお勧めする事です。
無表情で平坦におすすめを提案しても、全然おすすめ感は伝わりません。
一方で、笑顔で、イイネ!というジェスチャーと共におすすめしたり、”very good!” の “very” にアクセントを置くなどすると、お客様の感情が動いてくれますので、必ず表情や「どう提案するか」も注意しながらおすすめしましょう。

 

 

食べられない物があるとき

お客様の中には、

  • 宗教の関係で口にしてはいけない食材をお持ちの方
  • 食物アレルギーをお持ちの方

など、食べられない食材をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
せっかくお客様が、事前に「私は●●が食べれません。」とお伝えくださったのに、英語を理解出来ずに誤ってその食材が入ったお料理を提供してしまったら…
命に関わる大事故に繋がる可能性も十分にあります。

以前のブログにも書きましたが、飲食店がお客様に届けるものは、おいしさや楽しい空間よりも、まずは「安全」です。
どんなお客様でも安心してお食事を楽しんでいただけるよう、最大限の注意を払いましょう。

口にする事が出来ない食材をお持ちのお客様は、大抵このような事をおっしゃります。

  • I can’t eat yogurt.(ヨーグルトが食べられません。)
  • I’m allergic to yogurt.(ヨーグルトアレルギーを持っています。)
  • I have a yogurt allergy.(ヨーグルトアレルギーを持っています。)

ここでご注意いただきたいのが、「アレルギー」の発音です。
間違いなく「アレルギー」とは言わず、「アラジー」という音に近いです。

I’m allergic to yogurt.
(アイム アラージック トゥー ヨーグゥト)

I have a yogurt allergy.
(アイ ハヴァ ヨーグゥト アラジー)

また、店員さんの方からアレルギーの有無を確認する場合、この様に質問します。

Do you have any food allergies?
(食物アレルギーはお持ちではありませんか?)

くどい様ですが「アレルギー」ではなく「アラジー」ですよ、「アラジー」。

 

料理についての質問

メニューに英訳とお写真があればそんなに質問される事もないと思うのですが、どちらか一方しかない(もしくは英語のメニューも写真もない)となると、お客様からこの様なご質問をいただく場合もあります。

  • What is this?(これは何ですか?)
  • Is it hot or cold?(これは温かい料理ですか?冷たいものですか?)
  • How big is it?(どれくらいの大きさですか?)
  • What is in it?(中には何が入っていますか?)
  • Is this big enough for 2?(2人で十分な大きさですか?)

 

—– What is this?(これは何ですか?) ——————————————

この様に質問されたら、お料理(食材)の詳細を説明します。

お客: (出し巻き卵を指しながら)What is this?
店員: It’s Japanese-style rolled omelette.(日本風のオムレツです。)

お客: What is Karashi?(からしって何ですか?)
店員: It’s Japanese mustard.(日本風のマスタードです。)

 

—– Is it hot or cold?(これは温かい料理ですか?冷たいものですか?) ——–

和食の中には、海外のお客様が初めて目にするお料理もたくさんあります。
そうなると、それが温かいお料理なのか、はたまた冷たい物なのか分からないという方もいらっしゃいます。
そういう場合は “Is it hot or cold?” と質問されますので、

温かいお料理の場合:It’s hot.

冷たいお料理の場合:It’s cold.

と回答すればOKです。

 

—– How big is it?(どれくらいの大きさですか?) ——————————

例えば私たちがアメリカに旅行に行くと、一皿の大きさに「でかっ!!」と度肝を抜かれる事がありますよね(笑)
逆を言えば、アメリカのあのサイズに慣れている方が日本に来ると、一皿の小ささに「ちっちゃ!!」と驚くわけです。
ただ、事前にお皿の大きさやお料理のボリュームが分かっていれば、「あともう一皿頼もう」という判断が出来ますのでよね?
ですので、この様に “How big is it?” と質問される事もあります。

さて、”How big is it?” と聞かれて何て答えるか…覚えていますか?
正解は

“This big.” (これくらいの大きさです。)

“This big.”と言う際は必ず、手でその大きさを表現する事をお忘れなく★

 

—– What is in it?(中には何が入っていますか?) ——————————

この様な質問を受けたら、そのお料理で使っている食材を1つ1つ言えば大丈夫です。
例えばこちら↓

お客: (カレーを指しながら)What’s in it?
店員: We use onion, carrot, potato, and curry powder in it.
(玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、カレーパウダーを使用しています。)

 

—– Is this big enough for 2?(2人に十分な量ですか?) ———————-

こちらは YES / NO の質問なので、2人に十分な量であればこの様にお答えできます。

お客: Is this big enough for 2?
店員: Yes, it is.

「いいえ、こちらは1人前ですよ。」とお伝えするのであれば、

お客: Is this big enough for 2?
店員: No, this is for 1.

 

注文するとき

今日の宿題で出た “I’m going to go with the cheese pizza.” 以外でも、この様な注文の仕方があります。
大抵注文の商品は文末なので、最初の方が聞き取れなくても大丈夫です★
(以下は丁寧さが違いますが、意味は全て同じです。)

  • I will have ●●.
  • I will take ●●.
  • Can I have ●●?
  • Could I get ●●?
  • May I get ●●?

ちなみに、お客様からこの様なご注文をいただいた時、店員のみなさんは何て返事をすればいいのか・・・、覚えていますよね?
念のため記載しておきます(・ω<)

  • Sure.
  • Of course.
  • Certainly.
  • OK.
  • Thank you.

 

お会計のとき

お会計に関して、海外のお客様からよく聞かれる質問と言えば、こちらの2つではないでしょうか?

「どこで支払えばいいのか?」
「カードは使えるのか?」

上記を英語ではこの様に聞きます。

  • Where should we pay?(どこでお支払いすればいいですか?)
  • Should we pay at this table or at the cashier?(テーブル会計ですか?レジ会計ですか?)
  • Can I use credit cards?(カードは使えますか?)
  • Do you accept credit cards?(カードは使えますか?)

 

—– Where should we pay?(どこでお支払いすればいいですか?) ————-

こちらの答えは2択ですよね。
レジ(キャッシャー)、もしくはテーブルのどちらかです。

Please pay at the cashier. / Please pay at this table.

この様にどちらかを言えればバッチリです★

 

—– Should we pay at this table or at the cashier?
(テーブル会計ですか?レジ会計ですか?) —————————————

こちらは上記の “Where should we pay?” と同じ質問ですので、答え方も同じになります。

本来であれば、お客様からこの様なご質問をいただかなくても良い様に、どこで支払うのかを明記するサインがあると分かりやすいですよね。
ちなみに、サインをお作りする際も、記載する文章は

Please pay at the cashier. / Please pay at this table.

☝こちらでOKです。
凡庸性が高いって素晴らしいですね♪

 

—– Can I use credit cards?(カードは使えますか?) ————————–

こちらは YES / NO の質問なので、使えるのであれば “Yes.” 使えないのであれば “No.” と答えます。
但し、 YES / NO だけの返答はとてもぶっきらぼうで、お客様に対して失礼です。
ですので、YES でも NO でも、この様にお答えしましょう。

お客: Can I use credit cards?
店員: Sure. You can use VISA, Master, and AMEX.

☝この様に、ただ「使えますよ。」だけではなく、「何のカードが使えるのか?」もお伝え出来ると、お客様は喜ばれます。

お客: Can I use credit cards?
店員: I’m afraid not.

まずは “I’m afraid. “(申し訳ありません。)という気持ちをお伝えする事です。
この様な言葉がなく、”No, you can’t.” だけだと、「はぁ?この時代に何でカード使えないの?」とお客様の怒りを買う恐れもありますが、きちんと謝罪をすれば、大抵の方は「それなら現金で支払いますね。」と気持ちを切り替えて下さります。
とっても大切な事ですので、「出来ません」や「ありません」とお伝えする際は、まず “I’m afraid.” から始めるようにしましょう。

 

—– Do you accept credit cards?(カードは使えますか?) ———————

こちらの質問は “Can I use credit cards?” と意味は全く同じです。
よって、お答えの仕方も同じでOKです★

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

飲食店に特化した接客英会話レッスン 7日目 in 新宿区

今日の接客英会話レッスン

今週も
「最近、海外のお客様はご来店されましたか?」
と生徒さんに聞いてみましたが、「言えた!」「通じた!」が増えてきて、初回のレッスン時にと比べるととてもイキイキとされ、英語に対して自信が増えてきた様に思えます。
新しい言語を学ぶとき、最も嬉しい瞬間って自分の言った言葉が伝わった瞬間ですよね。

私の話で恐縮ですが、アメリカの大学で栄養学の授業中に、突如発言をする機会がありました。
とても急だったので緊張しまくってカミカミのしどろもどろでしたが、私の言わんとしている事を先生や周りの生徒さんが汲み取って下さり、恥ずかしかったけどとても嬉しかったことを今でも覚えています。
そういう「やった!」とか「嬉しい!」という気持ちの積み重ねが、英語上達の最大のポイントです。

でもこれって、話さないと絶対に得る事が出来ない体験なのです。
なので、生徒さんには恥ずかしがらず、失敗を恐れず、いっぱい英語を話す機会を自ら設けて、たくさん「やった!」を積み上げていただきたいなと思っています★

 

宿題の確認

さて、そんな訳で、今日のレッスンも宿題の確認からスタートです。

*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。

  1. 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
  2. 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
  3. それをノートにメモする。
  4. 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)

I got to meet a lot of people at the seminar.
(セミナーで多くの人たちと会う機会がありました)

ー HAPA英会話より ー

これはもう、HAPAのJUNさんの解説をそのまま引用させていただきますね↓

「この場合の“get to”は「何かをする機会を得られる」を意味し、“Have the opportunity to”の代わりに使われる口語的な表現の仕方です。例えば、「セミナーで多くの人たちと会う機会がありました」は「I got to meet a lot of people at the seminar.」になります。」

ちなみに、この動画がこちら。

JUNさんの英語はとても聞き取りやすく、解説も分かりやすいので非常におすすめです。
Podcast もやられているので、「日常的に聞く」という練習にはもってこいです!

 

Have you ever been to Abu Dhabi?
(アブダビに行った事はありますか?)

ー Sex and the City movie 2 より ー

“Have you ●●?” で、「●●した事はありますか?」と聞いています。
“ever” は「今までに」という意味で、”been” はこの場合「行く」です。

この質問は、来店された海外のお客様にも聞けますね♪
例えば、
「都内でおすすめの場所はありますか?」
と聞かれた時に、

Have you ever been to Asakusa?
(浅草に行かれた事はありますか?)

Have you ever been to Tokyo Tower?
(東京タワーにはもう行きましたか?)

とお答えできれば、つまりはそこ(浅草/東京タワー)がおすすめだという事が伝わります★

もしくは、
「当店は初めてですか?」
と聞きたい時はこの様にアレンジできます。

Have you ever come here?

動詞を “been” から “come” に変更するだけで、「行った事がありますか?」から「来た事がありますか?」に変えられます。
こういうアレンジの効く文はどんどん覚えたいですね♪

Would you like to pay together or separately?
(お支払いはご一緒にされますか?別々がよろしいですか?)

ー バイリンガール・ちかさんの Youtube より ー

 

こちらの動画での一幕です。(6:19辺り)

“Would you like to pay together or separately?” は一見すると長い質問文ではありますが、新しい単語は “separately” だけなので、そう考えると気持ちがラクに覚えられますよね?

まず、このレッスンでも何度も登場している “Would you like ●●?” は「●●はいかがですか?」と提案する時に使う定番のフレーズです。
接客では本当によく使いますので、必ず覚えましょう!

“pay” は「支払う」という動詞です。
“together” はわざわざ書かなくてもご存知ですよね?「一緒に」という意味です。
(現在、T. M. Network の ”Be Together” が私の頭の中で流れています。懐かしい…)

で、新しいのが “separately” ですね。
“separately” は “separate”(離す、離れる) という動詞が元になっている副詞です。
(副詞とは動詞を飾る言葉です。”speak fast” で「速く話す」という様に、「話す」という動詞により具体性を持たせる時に副詞が使われます。)

“pay separately” をそのまま訳すと「離して払う」なので、つまりは「別々に払う」となるのです。

“separately” は「セパレイトゥリー」と、「レイ」にアクセントを置いて発音します。
Rの音がなかなか難しいと思いますが、これはもう慣れです!
何回も使って “separately” に慣れましょう♪

 

講師によるお手本

さて、今日は25回のレッスンの中で唯一、講師が接客英会話のお手本をご披露する日です。
「25回が終わる頃には、これくらいスムーズに接客できるようになりましょうね♡」
という、脅迫という名の一言を添えてお手本をお見せしました。

このお手本、接客はもちろんですが、どう話すか?にご注目頂きたいのです。
もうすでに何度もお伝えしていますが、大切なのは「何て言うか」ではなく、「どう言うか」です。
習った英語を話すだけでいっぱいいっぱいになり、笑顔が消えてしまったり、たどたどしさや堅苦しさが出てしまうのはよく分かります。
でも、海外のお客様の心を掴むポイントはまさにそこなのです。
いわゆる非言語コミュニケーションです。

今はまだ「接客英会話を覚える」という段階なので、非言語コミュニケーションにそこまでの意識を置いて頂かなくてもいいのですが、25回の前半が終了し、ちゃんと覚えられたら、次は以下の点に重点を置いていきましょう。

 

笑顔

「この世界の共通言語は英語ではなく笑顔だと思う」

という素晴らしい歌詞をご存知ですか?
堀北真希さんがご出演されていた東京メトロのCMで流れていた、高橋優さんの「福笑い」という歌のサビの部分です。

本当に、そう思います。

海外の方に街頭インタビューをしても、多くの方が
「日本人は笑顔とホスピタリティに溢れているよね」
というお褒めの言葉を、世界中の方々から聞きます。

きれいな英語なんて話せなくていいのです。
笑顔で温かさや優しさ、歓迎の意を出せれば、それで十分です。
どんな時でも、笑顔を忘れないでくださいね。

 

声を変えるだけで印象はずいぶん変わります。
通常、「声に意識をしていた事がない」という方は地声で話しています。
しかし、大抵地声は低いので、地声で話すと「機嫌が悪そう」「怒ってるのかな?」という印象を相手に与えてしまいます。

おすすめは、地声が「ド」だとするとド、レ、ミ、ファの「ファ」の高さまで上げる事。
そうすると、高すぎず、丁度いい程度に明るさや親近感を出すことが出来ます。

声を「ファ」まで上げたら、話し方をどうするかです。
心理学者として有名な植木理恵先生曰く、
「ゆっくり話すことで起こるデメリットは、心理学上何もない」
らしいのです。
速く話す人よりも、ゆっくり話す人の方が信頼感や親近感を得られるとの事。
ですので、「ファ」の高さまで声を上げ、気持ちゆっくりめに話すと、よりお客様に空間を楽しんで頂けますよ。

 

抑揚

抑揚をつける事で、話し手の感情を聴き手に伝える事が出来ます。
だから、抑揚は絶対に必要なのです。

なぜ感情が大事か?
それは、人は感情によって動かされるからです。
同じ「こんにちは」でも、抑揚のない「こんにちは」と、抑揚がある、感情のこもった「こんにちは!」では、相手に与える印象は全然違いますよね?

仮に飲食店に入って店員さんに抑揚のない「こんにちは」を言われた場合、
「マニュアル通りやってます、って感じだな」
「とりあえず言っている感がすごいな」
と、決していい気持ちはしません。

しかし、抑揚があって感情のこもった「こんにちは!」を言われたら、
「歓迎されている(嬉しい…)」
「ホシピタリティに溢れているお店だな」
と、お客は「ここを選んで良かった」と入店早々思えるのです。

ちなみに、抑揚は声の強弱だけではありませんよ。
話す際のスピードや表情、身振り手振りでも緩急をつける事ができます。
ただ、慣れるまでは練習が必要です。

では、いきなりですが練習してみましょう!
日本語で構いませんので、まずは「当店のティラミスは別格です。」を特に感情を込めず、今まで通りに読んでください。
次に、「別格」のところでこちらを意識して、もう一度「当店のティラミスは別格です。」を声に出してみましょう。

  1. 右手をパッと開く
  2. 目を大きく開ける
  3. 表情もより笑顔に
  4. 別格の「っ」を多めに(「べっっかく」くらい)

するとどうでしょう?
同じ「当店のティラミスは別格です。」でも全然違いますよね?
抑揚を付けた「当店のティラミスは別格です。」だと、「おいしい」や「おすすめ」という感情が伝わってきますので、「それなら食べてみようかな」と思わず思ってしまいます。

こういう店員との会話も、海外の方はとても楽しみにされています。
ですので、抑揚を付けながら感情を込めて話し、お客様に「良かった!」「嬉しい!」「楽しい!」と思ってもらえる努力をしましょう。

 

姿勢

お客様の前に立つ以上、立ち振る舞いにも気をつけましょう!
異国の地で初めて行くお店は、わくわくもありますが、多少は不安もつきものです。
しかし、そこにピンと伸びた背筋の店員が現れ、堂々とお客様に接客が出来れば、
「ここなら大丈夫そう!」
とお客様の不安を払拭できるかもしれません。

飲食店がお客様にご提供するのはおいしさだけではありません。
安心できるからおいしく食べる事が出来ます。
ですので、安心をお届けするのは、サーバーの大切な役割の1つなのです。

 

アイコンタクト

接客する上で注意すべきは、お客様全員に平等にアイコンタクトを配る事です。

お客様が1名で来店された場合、1人のお客様だけを見て接客すればいいのですが、例えばお客様が4人で来店された場合、4人全員に平等にアイコンタクトを配るのはとても技術のいる事です。
なぜなら、4名の中にはアイコンタクトを配りやすい人とそうでない人がいるからです。

話しさすそうな人、優しそうな人の目はみやすいですが、怖そうな人、寡黙そうな人目はどうしても見にくいものです。
また、お客様が座っている場所でも見やすさ・見にくさは異なり、手前に座っている方は見づらく、奥の、自分の正面の方に座っている方にはアイコンタクトが取りやすいです。

ただ、これらを踏まえた上でも、全員に平等に目を合わせるのがマナーです。
なぜなら、目をあまり合せなかった人に、仲間外れをされた様、疎外感を味わせてしまうからです。

おすすめは、目配りがしにくい方に意識的にあわせる事。
そうすれば、比較的全員に平等に配る事が出来ます。

 

身振り手振り

身振り手振りも、やった方がいい理由は抑揚と同じです。
身振り手振りがある話し手とない話し手では、聞き手にとって伝わり方が大きく異なります。
もちろん、ある方がより伝わる、という意味です。

こちらも抑揚と同じで、いきなり「はい、身振り手振りを交えて話して!」と言われて、すぐに出来るものではありません。
日頃の練習をコツコツ積み重ねる事で、1つ、また1つと自分の中で身振り手振りの引き出しが増えていきます。

ですので、まずは日本語を話す時から身振り手振りを交えるように意識しましょう!
そうすれば、英語を話す時も少しずつ出てくるようになりますから。

 

ノートを見ながら実践練習開始!

本日最後のレッスンは、実践練習です!
今はまだノートを見ながらで大丈夫なので、「いらっしゃいませ」~「お越しくださりありがとうございました」までの一連の流れを全て英語で、実際にやっていただきました。
(写真を撮るのを忘れてしまった・・・)

2人でチームを作り、1人が海外のお客様役、もう1人が店員役となり、実際に入口からご案内し、メニューをお出しし、オーダーを取って・・・という、本当に実践的な練習です。

さて、実践練習でお客様役になってみると、新たな課題が出てきます。
それが、

「これください。」って英語で何て言うの?

です。
つまり、お客様の英語です。
ですので、次回は「お客様の英語」に的を絞り、海外のお客様がよく質問してくるこれらを英語で何て言うかを学んでいただきます♪

  • これください
  • 何がおすすめですか?
  • 私は●●が食べられません
  • これは何ですか?
  • これは2名で十分な量ですか?
  • お支払いはどこですればいいですか?
  • カードは使えますか?

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

柏商工会議所で飲食店に特化したインバウンドセミナーを実施しました!

飲食店に特化したインバウンドセミナーとは?

こんにちは、(株)華ひらく代表で、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

柏商工会議所 保健環境衛生部会主催で開催された、飲食店に特化したインバウンドセミナーが無事に終了しました!
セミナーでは2時間かけて以下の内容をお伝えしました。

  1. OpenTableが発表した「レストラン経営者の訪日外国人集客・対応に関する意識調査」
  2. 良い英語メニューの作り方
  3. 海外のお客様にとって「入りやすい飲食店」と「入りにくい飲食店」の違い
  4. 海外のお客様を集客する効果的な方法
  5. 口コミを投稿してもらう為の仕掛け
  6. 【おまけ】おみやげの説明

ご参加いただいた方にアンケートを書いていただいた訳ではないので、受講者の満足度がいかほどかは分からないのですが、商工会議所のご担当者の方はSNSでこの様に書いて下さいました(^ ^)

 

柏商工会議所 保健環境衛生部会主催
インバウンドセミナー
飲食店向け 海外のお客様を集客する方法

Ohh I see!!の連続でした。
メニューひとつとってもそう。
自分が海外に行った時に、どんなメニューだったらわかりやすいか?
メニューに限らず、WiFiの有無、口コミサイト掲載の有無、禁煙分煙、
使えるクレジットカードの種類、などの表示があると入りやすいですよね!

キーワードは
自分が海外に行った時に置き換えて考えること!
英語メニューを作る時のポイントや
SNSや口コミサイトに投稿してもらう方法など
実践的なテクニックが多くとても参考になりました
本日の講師は、
接客英会話コーチ&インバウンド接客術で大活躍の
株式会社華ひらく 代表取締役 内木美樹さんでした!
http://hana-hiraku.com/

商工会議所等関係者の皆さん
インバウンドセミナー開催する時は、業種を絞って
開催すると受講者の満足度が上がりますよ!

実は柏商工会議所では、2年前にもインバウンドセミナーを実施された様です。
しかし、その時は今回の「飲食店限定」様にターゲットを絞らなかった為、比較的広く浅くという内容だった様です。
しかし、今回は2度目という事もあり、思い切って飲食店に絞ったセミナーを開催してくださいました。

通常、どこの商工会議所も「ターゲットを絞る」事に難色を示されます。
恐らく、絞る事で人が集まりにくくなるからでしょう。

しかし、柏商工会議所さんは量よりも質に重きを置かれました。
そして、大人数は集まらなかったけれど、他の商工会議所に向けて
「インバウンドセミナー開催する時は、業種を絞って開催すると受講者の満足度が上がりますよ!」
というアドバイスまで書いて下さいました。
とてもとても嬉しいお言葉でした(T^T)

弊社が担当させておただくセミナーでお伝えする内容は、ほぼ全てで弊社が独自で行った調査による結果を基にしています。
約600人の訪日&在日外国人に「日本の飲食店に関してお伺いします。」と街頭インタビューを行った結果が全てですので、他のどこのサイトを見ても見つける事が出来ない情報です。

飲食店に特化した海外の方々の声をこれほど集めている企業は、日本で弊社しかいないと自負しています。
商工会議所はもちろん、商店街や飲食店が集まる団体の皆様、飲食店に特化したセミナーにご興味がありましたら、いつでもお問合せフォームからご依頼お待ちしております!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

飲食店に特化した接客英会話レッスン 6日目 in 新宿区

今日の接客英会話レッスン

レッスンを始める前の軽いトークとして、レッスンをご受講下さっている4名の皆さんに、毎回
「最近、海外のお客様はご来店されましたか?」
とご質問しています。
すると、さすがはビーガンレストランとして人気の高いつぶつぶさん。
ランチもディナーも、毎週何名かお見えになっているそうです。
この間は一晩に6名ご来店されたと驚かれていました。

そこで、
「レッスンで習った接客英会話、何か使えましたか?」
と聞いてみると、
「”Here is the menu.” が言えた!」
「”This way please.” と言ったら通じた!」
という報告を毎週いただけます(*^ ^*)

習って復習して、頑張って覚えた英語が通じると嬉しいですよね♪♪♪
私は皆さんから「話せた!」「通じた!」というお話を聞くだけで鳥肌が立つというか、感極まるというか…。
「あぁ、この仕事が出来て幸せだなぁ」
と感じる瞬間です♡

 

宿題の確認

さて、そんな訳で、今日のレッスンも宿題の確認からスタートです。

*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。

  1. 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
  2. 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
  3. それをノートにメモする。
  4. 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)

Can I have french fries instead of salad?
(サラダの代わりにポテトフライを頂けますか?)

ー HAPA英会話より ー

これは本当に、海外の方ならではのご質問ですよね!
私もアメリカでウエイトレスとして働いていた頃、毎日の様にこの様なご注文を頂きました。

さて、では1つずつ解説していきましょう。

“Can I have ●●?” で「●●を頂けますか?」です。
ポテトフライは “french fries” です。”potato fries” ではないのでご注意を★
“instead of ●●” で、「●●の代わりに」という意味です。
つまり、「サラダの代わりにポテトフライを頂けますか?」となります。

少し厄介なのが、日本語だと「Aの代わりにBをください。」という順番ですが、この “instead of” を使うの場合は、”Can I have B instead of A?” と、欲しい物が先に来ます。
なぜなら、英語では往々にして結論を先に言います。
よって、最終的に欲しい物を先に伝えるのです。

この、「AをBに変えて下さい。」という注文は、欧米では本当によくある事です。
ハンバーガーをご注文されたお客様が、
「ポテトの代わりにオニオンリングにして下さい。」
とか、
「ケチャップの代わりにマヨネーズを下さい。」
とか。

当たり前の様にある依頼なので、皆さんも心の準備をしておくと、急に言われても対応が出来ると思いますよ^ ^

 

Can I interest you in a dessert?
(デザートはいかがですか?)

ー トミーのおいしいレストランより ー

“Can I interest you in ●●?” は、何かを提案したり誘ったりするときに使う、丁寧なフレーズです。
“interest” は「関心を持たせる」という動詞です。
“interesting” で「面白い」「興味がある」という形容詞なので、この動詞と形容詞の2つはセットで覚えるといいでしょう★

ちなみに、レッスンソングでは “Would you like to see a dessert menu?” を習いましたね♪
どちらを使ってもOKです。
使いやすい方でどうぞ!

 

I’m coming right up!
(すぐに伺います!)

ー My blueberry nights より ー

“I’m coming!” で「今行きます!」です。
例えば子供が “Mommy!” と言いながら泣いていて、お母さんが “I’m coming!” (今いくからね!)と言いながら近寄る、とか。

“right up” は「すぐに」という意味です。
“right now”, “in a second”, “in a minute”, “in a moment” と同じですね★

ちなみに、私はアメリカのホテルでウエイトレスとして働いていた頃は、
“I’ll be with you in a second!”
をよく使っていました。
“I’ll be with you” で「あなたのところに行きます」、”in a second!” で「すぐに」なので、こちらも「すぐにお伺いします!」という意味です。

言い方がたくさんあると
「どれを使えばいいんだ~(´*ω*`)」
と悩みますが、一番覚えやすくて使いやすいのでOKですよ!
まずは全部を覚えようとせず、1つの言い方をスラッと言えるようになる事を心がけましょう★

 

I’m out of excuses.
(言い訳がもうない)

ー プラダを着た悪魔より ー

パリでのロマンチックなワンシーンですね♡

さて、”out of” は「~がない」「~を切らしている」「故障中」等を表す時に使います。
例えば、駅の切手券売機。
日本語で「調整中」と出ますが、英語だと “OUT OF SERVICE” と表示されています。
バスも同様で、「回送」は英語だと “OUT OF SERVICE” です。
また、例えば小売店等で在庫を切らしている時は

“I’m sorry, but they are out of stock.”
(申し訳ありませんが、この商品は在庫を切らしております。)

と言えますし、「在庫切れ」というサインは、単純に “OUT OF STOCK” でOKです。

ちなみに、売り切れは “SOLD OUT” です。

“I’m sorry, but they are sold out.”
(申し訳ありませんが、この商品は売り切れです。)

これは個人的な意見ですが、
「在庫を切らしている。」
と言われると、
「ちゃんと数字の管理をしましょうよ。(-ε-)ブーブー」
と思ってしまいますが、
「売り切れです。」
と言われたら
「あら、人気なのね。(^ー^* )」
と好印象で終わる事が出来ます。
なので、(あくまでも個人の意見ですが、)同じ「無い」だとしても、「在庫を切らしている」よりかは「売り切れ」の方が「また買いに来よう」と思ってもらえるのでは?と思います。

 

先週までに習った事の復習

来週から本格的な実践練習(ロールプレイング)に入りますので、今日はしっかり復習しました。
これまでに習ったこれらの英語を、フラッシュカードを使いながら全て英語で言えるか?の最終確認です。

  • どういたしまして
  • 承知しました
  • ありがとうございます
  • すみません/失礼します
  • 申し訳ありません
  • すみませんが、もう一度おっしゃって頂けますか?
  • すみませんが、もう少しゆっくりお願いできますか?
  • 申し訳ありませんが、理解出来ません
  • いらっしゃいませ
  • 何名ですか?
  • 申し訳ありませんが、当店は全席禁煙です。
  • こちらへどうぞ
  • こちらがお席です
  • お飲み物は何にされますか?
  • 飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?
  • ご注文はお決まりでしょうか?
  • どちらがよろしいですか? ※選択肢がある時の質問
  • 以上でよろしいでしょうか?
  • こちらがご注文された●●です。 ※料理や飲み物を配膳する時
  • 他に必要なものはありませんか?
  • ごゆっくりどうぞ!
  • お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?
  • お水のおかわりはいかがですか?
  • 別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?
  • お皿をお下げしてもよろしいですか?
  • デザートメニューはご覧になりますか?
  • こちらがお勘定です。
  • レジはあちらです。
  • (お支払いは)お客様の準備が整ってからで構いませんので。
    (今すぐ出ていけという意味ではないですよ)
  • お楽しみいただけましたでしょうか?
  • おつりとレシートのお返しです。
  • ご来店、ありがとうございました!

厳密にはこれだけではなく、これまでに宿題でお持ちいただいたフレーズも含まれていますので、上記の倍くらいの量がありました。
それにも関わらず、皆さん、歓喜する程しっかり覚えていらっしゃるのです!!
もうほんと、皆さんの努力を想像するだけで涙が出てきますよ。
とても前向きに、コツコツと努力を重ねています。
この様な方々と一緒にレッスンが出来て、私は幸せ者です♡

 

【番外編】「これって英語で何て言いますか?」

レッスン中、もしくはレッスンが終わった後に、LINEグループにていただいたご質問をご紹介します♪

 

「(お電話にて)少々お待ちください。」を英語で何て言う?

海外のお客様からお電話をいただいた際、
「(確認しますので)少々お待ちください。」
を何て言えばいいか?
答えはこちら↓

“Could you please hold on a second?”

“Could you please” はレッスン内で何度も登場しましたね(^ ^)
お願いをする時に使う定番のフレーズです。

“hold on” は「ある状態を維持する」という意味です。
「動かないで(電話の場合は切らないで)待っててください。」というニュアンスです。

ちなみに、「少々」は “a second” 以外にも、”a minute” “a moment” を使ってもOKです。
言いやすいもの、覚えやすいものをどうぞ★

 

「お手洗い」は英語で何て言う?

一言で「お手洗い」と言っても、色々な言い方があります。
ざっと書くとこのような↓

  • restroom
  • bathroom
  • lady’s room (ladies’ room) ☞ 女性用トイレ
  • man’s room (gentlemen’s room) ☞ 男性用トイレ
  • powder room ☞ 化粧室
  • washroom
  • toilet

国や地域によってよく使う言葉は違うのですが、私の感覚ですと “restroom” が一番無難かなと思います。
ただ、お客様がどの単語を使うかは分からないので、全部を覚えておくと安全ですね★

 

「申し訳ありませんがご対応出来ません。」を英語で何て言う?

例えばお客様に、この様にご注文いただいたとします。

“Could you get rid of onion from bolognese pasta, please?”
(ボロネーゼパスタから玉ねぎを抜いていただく事は可能ですか?)

ただ、玉ねぎはすでにソースの中に入っていて、取り除く事は出来ない…。
そんな時はこの様にお断りします。

“I”m afraid not.”

もしくは、

“I’m sorry, but we can not do that.”

“afraid” は「怖い」という形容詞ですが、それとは別で「残念ながら」という意味もあるのです。
ですので、「残念ながら出来ません」という事で “I’m afraid not.” です。

上記のどちらを使うにせよ、大切なのは「申し訳ありません」という気持ちを表情や声でも表現する事です。
この様な断りのフレーズは、感情を込めないとぶっきらぼうになり、お客様を怒らせてしまう要因になります。
ですので、気持ちを込めていう事を忘れないようにしましょう!

尚、「なぜ対応できないのか?」という理由も説明できると、よりお客様にご納得頂けます。
その場合はこの様に説明しましょう。

“It’s already in the sauce.”
(既にソースの中に入っているのです。)

ですので、会話の流れとしてはこの様な感じです↓

お客様:Could you get rid of onion from bolognese pasta, please?
(ボロネーゼパスタから玉ねぎを抜いていただく事は可能ですか?)

店員: I’m afraid not. It’s already in the sauce.
(申し訳ありません。玉ねぎは既にソースの中に入っているのです。)

 

「申し訳ありませんが、ただ今満席です。」を英語で何て言う?

上記の “I’m afraid” や “I’m sorry but” を使い、この様に言います。

“I’m sorry, but we are full now.”

もしくは

“I’m afraid we are full.”

ちなみに、看板や張り紙に「ただ今満席」と書く場合、シンプルに

“Sorry, We’re FULL”

でOKです。

“FULL” と全て大文字で書く事で、目だってより分かりやすいです。

 

「貸切」は英語で何て言う?

“Fully Booked”

 

口頭で「申し訳ありませんが、今夜は貸切です。」と伝える場合は、

“I’m sorry, but we are fully booked tonight.”

“I’m afraid we are fully booked tonight.”

何度も書きますが、声や表情で「申し訳ありません感」を出す事をお忘れなく!

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

 

 

 

飲食店に特化した接客英会話レッスン 5日目 in 新宿区

今日の接客英会話レッスン

宿題の確認

今日も宿題の確認から行いました。
毎週ドラマや映画を見るのは大変ですが、英語に触れる習慣を付けることはとっても大切です。
「宿題だから」と嫌々見るのではなく、積極的に楽しく見れるようになるといいですね♪

*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。

  1. 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
  2. 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
  3. それをノートにメモする。
  4. 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)

Have a nice day!
(よい一日を!)

ー バイリンガール・ちかさんの Youtube より ー

これは皆さん、解説の必要もない程、よく知っているフレーズですよね。
飲食店ではもちろんですが、日常会話でも “Good bye!” の代わりに別れ際のあいさつとして使います。

ただ、この “Have a nice day!” を言えるのはお昼(早めの午後)くらいです。
夕方以降になると “Have a nice day!” とは言いませんので、そこはご注意くださいね★

ちなみに、私が住んでいたアメリカ・ネバダ州では、 “Have a nice day!” よりも “Have a good one!”  が頻繁に使われていました。
意味は “Have a nice day!” と同じなのですが、 “Have a good one!” はどの時間帯でも使えますので、覚えるのであれば “Have a good one!” の方が簡単かなと思います。

では、ここで飲食店で使える別れ際のあいさつをいくつかご紹介します!

 

どの時間帯でも使える別れ際のあいさつ

Thank you!
Good bye!
Bye!
Have a good one!

 

午前中に使える別れ際のあいさつ

Thank you!
Good bye!
Bye!
Have a good one!
Have a good day!
Have a nice day!

 

午後に使える別れ際のあいさつ

Thank you!
Good bye!
Bye!
Have a good one!
Have a good day!(午後の早い時間)
Have a nice day!(午後の早い時間)
Have a good afternoon!(午後の早い時間)
Have a good evening!

 

夜に使える別れ際のあいさつ

Thank you!
Good bye!
Bye!
Have a good one!
Good night!

 

I think we can manage that!
(お任せください!)

 ー Coffee and cigarettes より ー

「マネージャー」でお馴染みの “manage” という動詞ですが、「何とか成し遂げる」「何とかやっていく」という意味があります。
上記の英文をそのまま訳すと「何とか出来ると思います!」ですが、つまりは「お任せください!」と翻訳されていた様です。

ちなみに、 “We can manage that!” 以外でも、「お任せください!」という意味の、よく使われている英文はこちら。↓

  1. You can rely on me(us)!
  2. You can count on me(us)!

 

You can rely on me(us)!

“Rely on ●●” で「●●を頼りにする」という意味です。
「あなたは私を頼りにしていいですよ!」、つまり、「お任せ下さい!」となるのです。

(us) となっているのは、”me” だと「(私に)お任せ下さい!」となり、”us” だと「(私たちに)お任せ下さい!」となるからです。

 

You can count on me(us)!

“Count on ●●” も “Rely on ●●” と同じく、「●●を頼りにする」という意味です。
“I’m counting on you!” で、「あなたを頼りにしているよ!」となります。

(us) となっているのは、”me” だと「(私に)お任せ下さい!」となり、”us” だと「(私たちに)お任せ下さい!」となるからです。

 

Here is your cash.
(現金のお返しです)

ー 恋するレストランより ー

自然な日本語で考えると、「お釣りのお返しです。」の方がいいですかね。

これまでにも何度も出てきましたが、”Here is ●●” はとてもよく使う接客英語です。
何かを手渡すとき、お出しするとき、お見せするときは “Here is ●●” でOKです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

How big?
(どれくらいの大きさですか?)

ー HAPA英会話より ー

500人以上の外国人を対象に日本の飲食店に関する街頭インタビューを行ったところ、
「料理のサイズが分からない」
という声は少数ながらも上がりました。

皆さんも、海外旅行に行った際、出された料理(お皿)を見て
「え、こんなに大きいの!?」
と驚いた経験、あるのではないでしょうか?
それは日本とその国のサイズ感にギャップがあるが故に生じる驚きです。

海外の方も日本に来て、
「え、こんなに小さいの!?」
と驚くことがあるようです。
ですので、事前に大きさを確認することが出来れば、
「それであればもう1品頼もうか」
となるのです★

“How big?” と聞かれた場合、おすすめの返答方法は以下の2つです。

  1. 手(ジェスチャー)でその大きさをお見せする。
  2. 実際に使っているお皿を持ってくる。

 

逆に、おすすめしないのが
「Mサイズのパスタは100gです。」
と、グラムでお応えすることです。

なぜなら、世界には「グラム」という単位を使わない国もあります。
私が住んでいたアメリカでは、「グラム」ではなく「ポンド」でした。
ですので、アメリカ人に「100gです。」とお伝えしたところで、それがどれくらいの大きさなのか、さっぱり伝わらないのです。

よって、大きさをお伝えする際は「手で示す」「実際に使用しているお皿をお見せする」のどちらかを強くお勧めします★

ちなみに、「これ位の大きさです。」を英語でなんて言うか、ご存知ですか?

This big.

と言います。
ですので、流れとしてはこの様になります。

お客:How big is this spaghetti?
(このスパゲッティはどれ位の大きさですか?)
店員:(手で示しながら)This big.
(これ位です。)

 

先週までに習った事の復習

復習をきちんとやるか・やらないかで、英語の上達は大きく異なります。
ですので、復習の確認はとっても大切。
今日も、これまでにレッスン内で習ったすべての英語を覚えているか、確認を行いました。

  • どういたしまして
  • 承知しました
  • ありがとうございます
  • すみません/失礼します
  • 申し訳ありません
  • すみませんが、もう一度おっしゃって頂けますか?
  • すみませんが、もう少しゆっくりお願いできますか?
  • 申し訳ありませんが、理解出来ません
  • いらっしゃいませ
  • 何名ですか?
  • 申し訳ありませんが、当店は全席禁煙です。
  • こちらへどうぞ
  • こちらがお席です
  • お飲み物は何にされますか?
  • 飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?
  • ご注文はお決まりでしょうか?
  • どちらがよろしいですか? ※選択肢がある時の質問
  • 以上でよろしいでしょうか?
  • こちらがご注文された●●です。 ※料理や飲み物を配膳する時
  • 他に必要なものはありませんか?
  • ごゆっくりどうぞ!
  • お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?
  • お水のおかわりはいかがですか?
  • 別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?

確認したのは、上記のすべてと宿題でお持ちいただいたフレーズ全部です。
フラッシュカードを使いながら、サッサッサッと1人ずつ言って頂きました。
相当な量ですが、これらを言えるようになればどんなお店でも英語で接客できる程のレベルですね。

 

レッスンソング②

さて、ここからは今日新しく学んでいただいた事です。
(復習で結構な時間が取られてしまいましたが、本日のメインはこの部分です★)
弊社のレッスンの真髄でもある、「飲食店に特化した接客英会話レッスン」の中心となる、レッスンソング②の歌詞の和訳や不要な文の削除、必要な文の追加を行いました。

レッスンソングとは?

弊社レッスンの最大の特徴は、必要な接客英語を歌で覚える事です。
歌を何度も聞きながら、リズムののって口ずさむ事で、あんなに難しいと思っていた英語がとても簡単に、スルリと覚えられてしまうのです!

今日行った、レッスンソング②の歌詞の確認がこちら↓

  • May I clear your plates?
  • Would you like to see the dessert menu?
  • Here is your check
  • The cashier is over there
  • Whenever you are ready
  • We hope you enjoyed it
  • Here is your change and receipt
  • Thank you very much for coming today!

 

レッスンソング②を和訳しよう!

生徒さんに一文ずつ、どういう意味か?を考えていただきました。

ここで弊社が大切にしているポイントをご紹介します。
講師が「○○の意味は△△です。」とお伝えするのは簡単で、時間も有効に使えますが、それでは生徒さんの「考える力」が身に着きません。
時間がかかっても構いませんので、「自分で意味を考える力」をつけて頂きたい。
よって、講師は「どう思いますか?」と問題提起をし、生徒さんに答えを出して頂く様、心がけています。

 

May I clear your plates?

お皿をお下げしてもよろしいですか?

“May I ●●?” で、「●●してもよろしいですか?」という許可を聞いています。
“Clear” は「片付く」という動詞ですので、「お皿を片付けてもよろしいですか?」と聞いています。

 

Would you like to see the dessert menu?

デザートメニューはご覧になりますか?

“Would you like ●●?” で「●●はいかがですか?」と聞いています。
この文では●●の個所に “to see the dessert menu?” が入っていますので、「デザートメニューを見るのはいかがですか?」つまり、「デザートメニューはご覧になりますか?」となるのです。

日本ではこの様に聞くお店は高級店くらいだと思いますが、アメリカではファストフード店でない限り、ほぼ全てのお店でサーバーはお客様にこの様に尋ねます。
なぜなら、サーバーの仕事の中にはいい物をご提案する事も含まれているからです。
ここが日本とアメリカ(おそらく他の欧米も)の仕事内容の違いではないでしょうか?

誤解を恐れずに書くと、日本のサーバーは「お客様から言われた事をやる」のが仕事になっています。
「お水をください」と言われてからお出しする、という様な。

しかし、アメリカでそのような仕事をしたら、サーバー失格です。
つまり、いいチップはもらえません。
お客様は何かを欲している時、必ずサインを出しています。
お水がグラスに入っていないとか、サーバーを探す様に店内を見ている等、意識していれば何かしら気づく事が必ずあります。
しかし、意識をしていなければこの様な事には気づかず、結果、言われてからやる、となってしまいます。

ここはもはや接客英会話とは関係のない部分になりますが、どんな仕事であれ、「言われてからやる(言われないとやらない)」では「いい仕事をしている」とは言えません。
お客様から言われる前に気づいて声をかける。
この様なサーバーが日本にもっと増えるといいなぁと切に願います。

 

Here is your check

こちらがお勘定です

もう何度もこのブログに登場しているので、詳しい説明は不要ですよね★
“Here is ●●.” で、「こちらが●●です。」となります。

 

The cashier is over there

レジはあちらです

最近だいぶテーブル会計も増えてきましたが、キャッシャーでのお会計を求めるお店もまだ多いのでは?
“Over there” で「あちら」となりますので、”●● is over there.” と使えます。
もちろん、

“The restroom is over there.” (お手洗いはあちらです。)

という風にもお使いいただけます♪
この時必ず、ジェスチャーで「あちら」方面を示す事もお忘れなく!

 

Whenever you are ready

(お支払いは)お客様の準備が整ってからで構いませんので
(今すぐ出ていけという意味ではないですよ)

こちらも何とも英語ならではと言いますか、日本語ではほぼ聞かないフレーズですね。
よって和訳が少し難しいのですが・・・。

“Whenever” は「いつでも」という意味です。
ですので、”Whenever you are ready.” をそのまま訳すと「お客様の準備が出来ましたらいつでも。」となり、もう少し付け加えると、上記の様な意味になります。

このフレーズは、決して言わなくてもいい(絶対に必要ではない)一言ですが、言えるとお客様への思いやりがぐっと高まります。
と言いますのも、仮にお客様の方から “Check please.”(お勘定お願いします。)とお声をいただいたとしても、まだ席にいるお客様に伝票を渡すのは多少なりとも「早くお会計して出て行って下さいね。」感が出てしまいます。
ただ、そこでこの “Whenever you are ready.” を言う事で、「早くお会計して出て行って下さいね。」感は一切なくなり、お客様は「まだここにいてもいいんだ。」と安心されます。

たかが一言、されど一言。
どんな時でも、大事なのは「自分がお客だったら、何て言ってもらうと嬉しいか?」を考える事に尽きますね★

 

さて、突然ですがここで問題です!
“Whenever” が「いつでも」という意味であれば、これらは英語で何て言うでしょうか?

  • どこでも
  • 何でも
  • 誰でも
  • どっちでも

 

正解はこちら★

  • どこでも ⇒ Wherever
  • 何でも ⇒ Whatever
  • 誰でも ⇒ Whoever
  • どっちでも ⇒ Whichever

これらは結構日常英会話で使います。
例えばこちら。

Wherever(どこでも)

Please have a seat wherever you like.
(お好きな席をお選びください。)

Whatever(何でも)

A : What do you want to eat for dinner?(夕飯何が食べたい?)
B : Whatever. It’s all up to you.(何でもいいよ。君に任せるよ。)

Whoever(誰でも)

Whoever comes will be welcomed.(どなたが来ても歓迎します。)

Whichever(どっちでも)

A : Which one do you want? A or B set meal?(A定食とB定食のどっちがいい?)
B : Whichever.(どっちでもいいよ。)

ね?結構日本語でも使っていますよね?
特に “Please have a seat wherever you like.” (お好きな席をお選びください。)は飲食店でもよく言うフレーズですので、覚えておくといいですね。

 

We hope you enjoyed it

お楽しみいただけましたでしょうか?

このフレーズは解説が必要ですね。
まず、”We hope ●●” で「●●であることを望む」という意味になります。
ビジネスメールで頻繁に使う “We hope to see you again.” で、「またお会いできる事を願っています。」など。
このフレーズの場合、●●は “you enjoyed it.” とありますので、「お客様が楽しまれた事を願っています。」となり、自然な日本語に直すと「お楽しみいただけましたでしょうか?」と訳すことが出来ます。

ちなみに、この一言はお客様の感想を求めていますので、必ず何かしらコメントが返ってきます。
例えばこちら。

店員:We hope you enjoyed it.
お客:It was great! (とてもおいしかったよ!)
店員:Thank you. I will pass it on to the chef.(ありがとうございます。シェフに伝えます。)

店員:We hope you enjoyed it.
お客:Everything was amazing! We will be back.(全てが素晴らしかったわ!また来ますね。)
店員:Thank you very much. Bye!(ありがとうございました。さようなら。)

ですので、”We hope you enjoyed it.” を言った後に感想が返ってくると想定して、その答え(上記の会話の場合、”Thank you. I will pass it on to the chef.” や “Thank you very much. Bye!”。)も用意しておくと、スムーズな会話が出来るようになりますよ!

 

Here is your change and receipt

お釣りとレシートのお返しです。

またもや登場!”Here is” フレーズ!
何回目!?と数えたくなるくらい、飲食店内では度々使います。
もう覚えましたよね?

 

Thank you very much for coming today!

お越しくださりありがとうございました!

お見送りのシーンで使う一言です。
“Thank you for ●●.” で、「●●してくれてありがとう。」となります。
(●●には名詞が入りますので、「来てくれて」の様に「来る」という動詞を使う際は、その動詞に ing を付けます。)
例えばこちら。

Thank you for your hard work.(がんばってくれてありがとう。)
Thank you for your e-mail.(メールどうもありがとうございます。)
Thank you for listening.(ご拝聴ありがとうございます。)
Thank you for calling me.(電話してくれてありがとう。)

この様に、ビジネスのシーンでもカジュアルなシーンでも、”Thank you for ●●.” はよく使いますので、覚えておくと便利です。

 

ちなみに、日本では「またのお越しをお待ちしております。」や「またお越しください。」と言いますが、英語ではあまり言わないような…。
念のため英訳するとこの様になります。

  • またのお越しをお待ちしております。:We look forward to seeing you again.
  • またお越しください。:Please come again.

とは言え、アメリカに住んでいた頃、レストランを出る際にサーバーから “See you tomorrow!(また明日!)” と言われて、「なるほど!」と感銘を受けたというか、思わず笑ってしまったというか・・・。
こういう茶目っ気があると、更にまた来たくなりますよね♪
カジュアルなお店ではおすすめです^ ^

さてさて、一通り接客英会話は覚えられたので、次週からは実践練習に入ります。
来週はまだノートを見ながらでOKですが、次の週からはもうノート見NGです!
ですので、今の内から出来る限り覚えておき、直前になって詰め込むなんて事がないようにしましょう!

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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楽しく英会話スキルアップできたと喜びの声もぞくぞく!
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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

飲食店に特化した接客英会話レッスン 4日目 in 新宿区

今日の接客英会話レッスン

宿題の確認

今日も宿題の確認から行いました。
今週もとても日常で使えるフレーズを持ってきて下さいました!
早速今日から使っちゃいましょう♪

*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。

  1. 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
  2. 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
  3. それをノートにメモする。
  4. 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)

 

Do you have a reservation?
(ご予約のお客様ですか?)

ー 幸せのレシピより ー

そのまま訳すと「予約をお持ちですか?」になります。
日本語と英語は大分異なる言語なので、そのまま訳すのではなく、1捻りや2捻り入れて考える必要がある事が多いです。
いい脳トレになりますね!

尚、「ご予約のお客様ですか?」は上記以外でもこの様な聞き方も出来ます★

  • Have you got a reservation?
  • Have you reserved?

“Reservation” は予約という名詞で、”Reserve” は予約するという動詞です。

 

Would you like your coffee before or after the meal?
(コーヒーはお食事の前と後、どちらがよろしいですか?)

ー バイリンガール・ちかさんの Youtube より ー

“Would you like” は飲食店内でとてもよく使うフレーズなので、是非覚えていただきたいです!
“Would you like” は “Do you want” を丁寧にした言い回しで、日本語にすると「~はいかがですか?」という提案の時によく使います。
ちなみに、”Meal” は「お食事」という意味です。

もちろん、お客様がアイスティーをご注文された場合は
“Would you like your iced tea before or after the meal?”
と、”coffee” の個所を別の飲み物に変換すれば、使えるチャンスは色々です。

 

Let me show you to your table.
(お席までご案内致します。)

ー 幸せのレシピより ー

レッスン2日目に “This way please.” を学びましたが、意味は全く同じです。
ただ、”Let me show you to your table.” の方が丁寧な言い方です。
カジュアルなお店であれば、 “This way please.” で十分ですよ★

“Let me ●●” というフレーズはご存知でしょうか?
日常英会話では頻繁に出てくる言い回しで、「私に●●させて」という意味です。
例えば、

Let me show you something.
(見てもらいたいものがあるの。)

Let me know when you are ready.
(準備が出来ましたら呼んで下さい。)

こちらも1捻り2捻り必要になってきますので、慣れるまでに若干時間がかかるかと思いますが、よく使う事は間違いないので、覚えておいて損はないですよ^ ^

 

先週レッスンで習った事の復習

1に復習、2に復習!
というわけで、今日もこれまでに習ったことを復習する事から始めました。
当然ですが、日を追うごとに復習する量も増えていきます。
今日のレッスンではこれらを全て英語で言えるかな?の確認でした。

  • どういたしまして
  • 承知しました
  • ありがとうございます
  • すみません/失礼します
  • 申し訳ありません
  • すみませんが、もう一度おっしゃって頂けますか?
  • すみませんが、もう少しゆっくりお願いできますか?
  • 申し訳ありませんが、理解出来ません
  • いらっしゃいませ
  • 何名ですか?
  • 申し訳ありませんが、当店は全席禁煙です。
  • こちらへどうぞ

「こんなに覚える事があって、皆さん大丈夫かしら・・・?」
と心配していましたが、全く問題ありませんでした!さすが!!

今日から接客英会話レッスンの真髄に入ります。
その調子で、トントーン!と覚えていきましょう♪

 

レッスンソング②

さて、ここからは今日新しく学んでいただいた事です。
弊社のレッスンのメインでもある、「飲食店に特化した接客英会話レッスン」の中心となる、レッスンソング②の歌詞の和訳や不要な文の削除、必要な文の追加を行いました。

レッスンソングとは?

弊社レッスンの最大の特徴は、必要な接客英語を歌で覚える事です。
歌を何度も聞きながら、リズムののって口ずさむ事で、あんなに難しいと思っていた英語がとても簡単に、スルリと覚えられてしまうのです!

今日行った、レッスンソング②の歌詞の確認がこちら↓

  • Here you are.
  • Would you like something to drink?
  • How would you like that? Straight or on the rocks?
  • Are you ready to order?
  • Which one would you like?
  • May I get anything else for you?
  • Here is your ●●.
  • May I get anything else?
  • Please enjoy!
  • Is everything OK?
  • Would you like more water?
  • Would you like another drink?

 

レッスンソング②を和訳しよう!

生徒さんに一文ずつ、どういう意味か?を考えていただきました。

ここで弊社が大切にしているポイントをご紹介します。
講師が「○○の意味は△△です。」とお伝えするのは簡単で、時間も有効に使えますが、それでは生徒さんの「考える力」が身に着きません。
時間がかかっても構いませんので、「自分で意味を考える力」をつけて頂きたい。
よって、講師は「どう思いますか?」と問題提起をし、生徒さんに答えを出して頂く様、心がけています。

 

段々と難易度が上がってきているにも関わらず、皆さん和訳もバッチリで驚きました!
先ほどの歌詞の意味がこちらです。↓

 

  • Here you are.(こちらがお席です。)
  • Would you like something to drink?(お飲み物は何にされますか?)
  • How would you like that? Straight or on the rocks?(飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?)
  • Are you ready to order?(ご注文はお決まりでしょうか?)
  • Which one would you like?(どちらがよろしいですか?) ※選択肢がある時の質問
  • May I get anything else for you?(以上でよろしいでしょうか?)
  • Here is your ●●.(こちらがご注文された●●です。) ※料理や飲み物を配膳する時
  • May I get anything else?(他に必要なものはありませんか?)
  • Please enjoy!(ごゆっくりどうぞ!)
  • Is everything OK?(お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?)
  • Would you like more water?(お水のおかわりはいかがですか?)
  • Would you like another drink?(別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?)

では、1文ずつ解説します!

 

Here you are.

こちらがお席です。

お客様の席(テーブル)を指しながら “Here you are.” とご案内しましょう。
ちなみに、 “Here you are.” はとっても汎用性の高いフレーズです。
なぜなら、何かを差し出す時、手渡す時に使えるからです。

例えば、お水をお出しする時に “Here you are.” 。
お料理を配膳する時も “Here you are.” 。
レジにてお釣りをお渡しする際も “Here you are.” 。

ね?使えるシーンは飲食店内だけでもいっぱいありますよね?
是非覚えて頂きたいフレーズの1つです!

 

Would you like something to drink?

お飲み物は何にされますか?

“Would you like ●●” は既に先ほどご説明の通り、「●●いかがですか?」という提案の時に使う質問文です。
“Something to drink” で「何か飲むもの」という意味です。
ですので、”Would you like something to drink?” をそのまま訳すと「何かお飲み物はいかがですか?」になります。

 

How would you like that? Straight or on the rocks?

飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?

こちらのお店では、梅酒をご注文された方にのみ、飲み方を聞くそうです。
“How” は「どの様に?」という質問ですので、”How would you like that?” は「どの様に飲まれますか?」と聞いています。

当然ですが、この質問をするのはお客様が梅酒をご注文された場合のみです。
ですので、流れはこの様になります。

お客:Could I get umeshu?
(梅酒をいただけますか?)
店員:Sure. How would you like that? Straight or on the rocks?
(承知しました。飲み方は飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?)

「ストレート」は英語でもそのままですが、「ロック」は “rock” だけではなく、”on the rocks” となりますので、ご注意を。

 

Are you ready to order?

ご注文はお決まりでしょうか?

“Are you ready?” は馴染みのあるフレーズですよね^ ^
「準備は出来てますか?」と聞いています。
何の準備かと言いますと、”to order” つまり、オーダーする準備、という事です。
お飲み物とお料理のご注文を一度に聞く場合は、”Would you like something to drink?” はカットし、”Are you ready to order?” のみでOKですよ。

 

Which one would you like?

どちらがよろしいですか?

こちらのお店では「今日のランチ」が3種類あるらしく、仮にお客様が「今日のランチをください」とおっしゃった場合は、この “Which one would you like?” と質問しましょう。
ここで大切なのが、選択肢を指しながら「どちらがよろしいですか?」と聞く事です。
そうすれば、お客様は選択肢が何なのかがすぐに分かりますよね?
出来る限り身振り手振りを豊富に使いながら話すよう、心がけましょう!

 

May I get anything else for you?

以上でよろしいでしょうか?

“May I ●●” は「(私が)●●してもよろしいですか?」という意味で、 “Would you like ●●” 同様、飲食店内でとても使う質問文です。
例えばこちら。

“May I clear your plates?”
(お皿をお下げしてもよろしいですか?)

この様に、自分(店員)が何か行動をする前に、その許可をお客様に頂く際に使います。

“Anything else” は「他に何か」という意味です。
ですので、この “May I get anything else for you?” は、「私がお客様の為に何かで出来る事は他にありますか?」という意味であり、自然な日本語に直すと「以上でよろしいでしょうか?」になるのです。
フー。今日のレッスンはいっぱい捻りますね。

 

Here is your ●●.

こちらがご注文された●●です。

先ほど “Here you are.” をご紹介しましたよね?
この、料理をお出しするシーンでももちろん “Here you are.” でOKなのですが、個人的にはお出しするお料理に間違えがない様、その料理名を口頭でお伝えする方がより親切だと思います。
ですので、例えば「Aサラダ」をお出しする際は “Here is your A salad.” と言い、チーズ抜きのスパゲッティのご注文を受けた時は “Here is your spaghetti with NO cheese.” と、その都度商品名を言う事をおすすめします。

 

May I get anything else?

他に必要なものはありませんか?

こちらは先ほどの “May I get anything else for you?” と同じです!

 

Please enjoy!

ごゆっくりどうぞ!

こちらは字の如く、という感じですね^ ^
日本語では「ごゆっくりどうぞ!」と言いますが、英語では「お食事をお楽しみください!」と言います。
ただ、伝えたいことは同じだと思っています。

 

Is everything OK?

お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?

私がウエイトレスとして勤務していたアメリカでは、お客様がメインのお食事を2~3口お召し上がりになった後、この質問をする事が1つのルーティーンになっていました。
お客様はミディアムのお肉をご注文されたのに、もしかしたらミディアムレアになっているかもしれません。
もしかしたら、フライドポテトの塩が多すぎると感じていらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、友達とシェアしたいので取り皿を欲しい思っていらっしゃるかもしれません。
お客様に呼ばれ、言われてからやるのではなく、サーバーが積極的に確認をする方がお客様満足度は高くなります。
ですので、必ず “Is everything OK?” と聞いて、お味や他に必要な物がないかを確かめるのは、決して欠かしてはいけない事なのです。

日本では高級店でしか「お味はいかがですか?」と聞きませんよね。
しかし個人的には、サーバーがお客様に確認をする、という事がもっと頻繁にあってもいいのではないか、と思っています。

 

Would you like more water?

お水のおかわりいかがですか?

またもや登場!”Would you like ●●?” 。
「●●はいかがですか?」という提案する時の必須フレーズです。

“More” は「もっと」や「さらに」という意味ですので、”more water” で「お水のおかわり」となります。

 

Would you like another drink?

別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?

面白いことに、”Would you like another drink?” には意味が2つあります。

1つ目は「別のお飲み物はいかがですか?」という質問です。
“Another” は「別の」「他の」という意味ですので、「今飲んでいる物とは違う、別のお飲み物」と解釈します。

2つ目は「同じ物をお持ちしましょうか?」です。
何と、”Another” には「おかわり」という意味もあるのです。

上記2つの意味、それぞれ別の事を言っていますので厄介ですよね(^ ^;)
では、この質問を投げた時、お客様はどのように反応するのでしょうか?

別のお飲み物が欲しいとき

店員:Would you like another drink?
お客:Sure. Could I have a beer?(ビールをいただけますか?)

今飲んでいる飲み物と同じ物が欲しいとき

店員:Would you like another drink?
お客:Yes, please.(ええ、お願いします。)

分かりますか?
別の飲み物が欲しいときは「ビール」という様に、次の飲み物を明確に伝えます。
一方で、同じ物が欲しいときは「はい、お願いします。」の様に YES / NO で答えます。
そうする事で、おかわりの有無を判断できるのです。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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楽しく英会話スキルアップできたと喜びの声もぞくぞく!
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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)