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月: 2017年12月

飲食店専門の接客英会話レッスン 14日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

What’s new?

早いもので、25回のレッスンも半分を切りました!
午前のクラスでは「日常英会話も学びたい」というご要望にお応えし、新しい宿題を取り入れる事にしました。
それは、講師が “What’s new?” と毎回全員に聞いていきますので、それに十分な量を答えられる様、準備をするというものです。

ここで大切なポイントは、文章の中に「いつ」「誰が」「どこで」「何を」「どうした」「どうやって」「なぜ」を極力大目に入れる事です。
例文で見てみましょう。

 

【良くない例】

I went to see a movie last weekend.
(私は先週、映画を見に行きました。)

 

【良い例】

I went to Shibuya to see a movie “Gifted” last weekend with my best friend.
(私は先週、「ギフテッド」という映画を見に親友と渋谷に行きました。)

 

単刀直入に言うと、【良くない例】は情報が少なすぎます。
なので、聞いている側が
「誰と行ったの?」
「何を見たの?」
と聞きださないと次の会話へと進めないのです。

一方で、【良い例】は十分な情報量なので、
聞いている側としては追加の情報を聞き出さなくていい分、ラクに話を聞く事ができます。

つまり、十分な量の情報を提供する事は、自分の話を聞いてくれている人に対する思いやりです。
英語を話す時も思いやりを忘れずにいて頂きたいので、これから “what’s new?” の練習を始めます(*^^*)

 

ジェスチャーの練習

今日の午前クラスのメインはジェスチャーの練習です。
今まで意識していなかった身振り手振りと豊富な表情をより駆使しながら、感情を伝える心がけをしていきます。
そんな訳でジェスチャーゲーム!

アメリカでは、家族や友達がホームパーティーなどで集まると頻繁にジェスチャーゲームをやります。
小さい頃からジェスチャーのトレーニングを日常的に行なっているので、あれだけ表現が豊かなのでしょうね。
「日本でもそういう文化が定着すればといいのに」
と強く思います★

そして、ジェスチャーゲームの後は
・誤解されやすい日本人のジェスチャー
・欧米風の握手の仕方
・ハグの仕方
・チークキスの仕方
をお伝えしました。

お酒を飲み、気持ちが高揚した海外のお客さんと帰り際にハグ、なんて事も十分に起こり得ますので、その時に躊躇しないでしっかり感謝の気持ちを伝えられる様にトレーニングです。
特にチークキスは日本人にまるで馴染みがありませんので、慣れるためにも練習は必須です。
(私もアメリカで初めてした時は「えっ!(ドキッ)」としたのを覚えています。)

このブログで何度も書いていますが、言語と文化は常に表裏一体
文化を理解する事で、より伝わる英語を話せる様になるのは確かです。
皆さんも、洋画や海外ドラマを見る際、出演者の表情や声、抑揚、身振り手振りにも注目してみてください。
「欧米人はこんなに豊富に使っているんだ!?」
と驚かれるはずですから(^ ^)

 

Hayato による全て英語の実践練習

午後クラスでは、来月から店長に昇格する Hayato が実践練習を行いました!
Hayato も接客英会話を覚えるのにとても苦労された方のお一人。
数週間前にフラッシュカードを使ったゲームをした時は、他のメンバーが最低でも5枚以上正解(多い人は12枚)だった中で、Hayato は2枚だったりと、とても悪い言い方をすれば遅れを取っていました。
ですので、今日のレッスンも「Hayato は大丈夫だろうか…?」と少し心配していたのですが、杞憂でした!
さすがは次期店長、2017年最後のレッスンをビシッと締めるべくしっかり決めてくれました!!

もともと、Hayato はノートの取り方は上手だったのです。
キレイな字でしっかりまとめていたので、復習しやすそうなノートでした。
ですので、時間のある時にレッスンソング(※)を何度も聞いたりノートを見直せば、きちんと覚えられるはずでした。
※レッスンソングとは、飲食店で使う接客英会話フレーズを歌詞にした、弊社オリジナルの歌です。
ただ、復習する時間を確保するのが難しかったようです(>_<)
しかし、同じお店で働く Ken が飛躍するのを見たり、他のメンバーがどんどん覚えていくのを目の当たりにし、Hayato も少しずつ復習を重ね、とうとう今日華ひらきましたよ★

とても個人的な感想ですが、私は Hayato の目が大好きです。
いつも笑顔でいてくださっていて、温かいお人柄がよく伝わってきます。
結構軽視されがちですが、目を含めた「表情」も英語を話す上ではとっても大切なのです。
「英語は顔で話せ」
と言われている程、表情の豊かさと英語はセットなのです。
ただ、どうしても文法メインの授業を受けてきたせいか、多くの方は文法や発音に重きを置き、表情を含めたジェスチャーがおざなりになりがちです。

しかし Hayato は違います!
彼は表情がとても豊かで、特に笑った時の目が本当に優しくて、こちらに安心感や親近感を与えてくれるのです。

英語圏の方は接客の質もよく見ています。
外食したら料理がおいしいのは当たり前。
よりそのお店で楽しめるかどうかは、担当サーバーの接客にかかっているからです。
笑顔で気持ちのいい接客をすればお客様は胃も心も満腹になりチップを大目に払ってくださいますが、感情の見えない、機械的な接客ではおいしさは半減してしまいます。

レッスン後半には(今日の午前クラスが行ったような)ジェスチャーの練習もやる予定です。
その時、他のメンバーには Hayato の表情の素晴らしさを伝え、彼をを見習う様アドバイスする予定です。

さて、最後に今日のレッスンで惜しくも出てこなかった接客英会話フレーズをいくつかご紹介します。

 

お客様はどうされますか?

How about you? / You?

3名のグループで来店されたお客様の内、2人は既に注文したものの、残るお一人はまだ悩んでいる様子。
そんな時に使う「お客様はどうされますか?」は、こんなシンプルな言い方でいいのです!

カジュアルなお店であれば “You?” だけでも失礼はないでしょう。
ただ、”You?” も “How about you?” も、もしお客様の名前をご存知なら、最後に名前を入れて「●●様はどうされますか?」と聞くとより良いです。
例えばお客様が Mr. Jones と知っていれば、この様に聞けます。

How about you, Mr. Jones?

人は誰しも、自分の名前を覚えてもらえる事に喜びを感じます。
この心理は万国共通です。
もしご予約のお客様で、既にお名前をご存知であれば、是非名前を含めて質問してみましょう。

 

デザートは3種類ご用意しています。

We have 3 kinds of desserts.

英語ではまず結論を先に言います。
ですので、「デザートは3つある」とお伝えしてから、

Vanilla ice cream, chocolate cake, and cheese cake.

と詳細を言う流れです。

この時に大切なのが、ジェスチャーと “and” の位置です。

まず、「3つあります」と言う時に指で「3」と示します。
そして、1つ目のデザートを紹介する際は指で「1」を作り、2つ目のデザートを紹介する際は指で「2」を作り、3つ目のデザートを紹介する際は指で「3」を作ります。
そうする事で、どれが1個目で何が2個目なのかがとてもよく分かります。

また、項目を説明する際の “and” の位置は必ず最後の項目の手前です。
この場合、3つ目の手前、つまり2個目と3個目の間です。

Vanilla ice cream, chocolate cake, and cheese cake.

“and” は「次が最後ですよ」という合図になりますので、必ず最後の1個前に置くという事を忘れないようにしましょう★

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

飲食店専門の接客英会話レッスン 15日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

今日はいよいよ、Hiro と Gaki が外国人講師相手に全て英語で接客する日です。
これまで何度も何度もフラッシュカードを使いながら練習してきましたが、その成果が発揮される日といっても過言ではありません!
さっそくレッスンの様子をご紹介します。

Hiro による全て英語の実践練習

1番バッターはマネージャー兼ソムリエの Hiro です。
Hiro はノートの取り方にとても苦労されていました。
レッスン中に書くノートはどうしても汚くなってしまいます。
しかも、急いで空いているスペースに取るので、レッスン終了後に見直してみるとごちゃごちゃに…。
どこに何を書いたかも分からなくなってしまいました。
ですので、Hiro と Gaki のチームではノートを書き直す時間をレッスン内に設けて、まずは接客の流れにあわせて1つずつ書いて行く事にしました。
さらに、ノートの中央に縦線を引き、左半分を英語、右半分をその和訳という風にルールを作ってまとめていったところ、大分見やすいノートに変身しました!
あとはノートを何度も見たり読んだりしながら復習するのみです★
この様に、Hiro と Gaki はかなり下準備に時間を費やしてコツコツと努力を重ねてきたのです。

さて、そんな Hiro の接客英会話はと言うと…、あれれ?
緊張しいなのか、出てこないフレーズが多々ありました。。。

お料理やお飲み物、お勘定など、お出しする(手渡す)際に毎回使う

Here is ●●.
こちらが●●です。

も忘れてしまっていたのはもったいない!(>_<)
ソムリエの資格をお持ちなので、絶対に勉強すれば覚えられるはずです!

また、Hiro は恥ずかしいと笑ってしまう癖があります。
ニコニコならいいのですが、どちらかと言うとヘラヘラに近い笑みなので、人によっては不快な思うかもしれないです。。。
こちらは日本人が誤解を受けるジェスチャーのあるあるなので、気をつけて頂ければと思います。

とは言え、(ここが外国人講師を招いて行う実践練習の素晴らしいところですが、)新しいフレーズも学べたので、その中のいくつかをご紹介します!

 

申し訳ありません、只今満席です。

I’m sorry, but we have no available tables now.

弊社のレッスンでは、正確な英語よりも覚えやすく言いやすい英語をお伝えする事を心がけています。
よって、英語が詳しい方の中には
「そのフレーズよりもこっちの方が自然な英語でしょ。」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、先述の通り、覚えていただく事が第一ですので、極力聞き慣れない単語は避けています。

とは言え、どうしても外せない単語も当然出てくる訳でして。
その1つが、上記の “available” です。
「アヴェイラボー」と読み、「利用できる」「空いている」という意味です。

例えば電話を掛けた相手に対して、

Are you available now?(今、話せる?)

と使う等、日常でも登場頻度の高い単語です。

もちろん飲食店でも、お席の空き状況を説明する時によく出てきます。

We have 3 available non-smoking tables at the moment.
(現在、禁煙席は3テーブル空いております。)

なかなか発音が難しいのですが、知っておいて絶対に損はないので、これを機に是非覚えましょう!

 

ティラミスの様な味です。

It tastes like tiramisu.

Hiro が勤務されている Gris(グリ)は、お料理もさることながら、デザートも非常にユニークです。
この時期お出しされているデザートは、見た目は真っ黒で「なんだ、これ⁉️」という感じなのですが(私は勝手に「ゴジラ」と命名)、味はティラミスに似ています。
そんな、
「●●の様なお味です。」
と説明する時に使いたいのが、この “It tastes like ●●.” です。
”taste” が「●●の味がする」という動詞で、”like” は「●●の様な」という意味です。

日本にしかない味やお店オリジナルの味など、なかなか説明の難しいお料理はたくさんあると思います。
そんな時は是非 “It tastes like ●●.” と言ってみてください。
大抵ご納得頂けるはずですよ。

 

Gaki による全て英語の実践練習

さて、最後は Gaki の登場です!
前回の日本人講師相手に行ったり実践練習では「あ、あの Gaki がこんなにペラペラになって…」と思わず涙ぐむ程でした。
今回は外国人講師です。
先週同様、努力の成果を発揮出来たかと言うと…、前回の方が上手に接客出来ていたかなσ(^_^;)
ただ、今日の Gaki は今までで一番自信に溢れていました!

これまで彼は何度褒めても
「いや、そんな事ないです。」
「全然です。」
と自分を認めてこず、いつもおどおどと自信無さげだったのです。
でも今日は、目線や姿勢もシャキッとしていて、少しですが笑顔も垣間見る事が出来ました★
嬉しい(*^^*)
接客英会話を覚えていただくのももちろん嬉しいですが、英語が話せるようになることで自信がつき、表情が明るくなっていく方々を見るのもとても感慨深いです。

本当に面白い事に、英語が話せる様になると自信がつき、仕事へのモチベーションが上がる方が多いです。
ただ「英語で接客できる様になった」だけではなく、内側にも変化を起こせる様、私達講師も常に心がけていきます。

さて、Gaki の実践練習で新しく学んだフレーズをご紹介します。

 

出来る限りレアで。

As rare as possible.

“How would you like your steak cooked?” とステーキの焼き加減を聞いた際、この様に外国人講師から返ってきました。

As ●●(形容詞) as possible.
「出来る限り●●で」という意味です。

●●には形容詞が入るので、例えばこの様にも使えます。

As soon as possible.(出来る限り早く)
As slow as possible.(出来る限りゆっくりで)
As dark as possible.(出来る限り暗く)
As cute as possible.(出来る限りかわいく)

この様に、いかようにも使えるのです♪

 

甘じょっぱい

Sweet and salty

お料理の説明をする際、甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、苦いを交えると、その味を食したことない方でも何となく想像出来るので、これらを駆使する事を強くおすすめします。

甘い:Sweet
辛い:Hot / Spicy
*Hot は主に胡椒を多く使った際の「辛み」で、Spicy は胡椒を含めた多くのスパイスを使った
際の「辛み」です。
しょっぱい(塩辛い):Salty
酸っぱい:Sour
苦い:Bitter

上記以外にも、この様な味の説明も出来ます。

こってり:Rich / Heavy
濃いめ:Strong / Rich
薄め:Light
普通:Regular

これらを覚えるだけで、結構な料理の説明が出来るはずです★
是非お店で使ってみてください!

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

生徒さんにインタビュー!「どうやって接客英会話を復習されましたか?」 ~Hさん(40代 男性)の場合~

こんにちは、(株)華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

今日は、弊社の接客英会話レッスンを受講されていて、且つ素晴らしい結果を残されている生徒さんにインタビューした内容をご紹介します!
インタビューのタイトルはずばり!

「どうやって接客英会話を勉強されましたか?」

弊社のレッスンを受けてくださっているのはもちろんですが、大切なのは習ったことを復習すること。
復習をするか・しないか、どのように行うかで、接客英会話を習得できるかどうかの大きな分かれ道となります。

人それぞれ合う勉強方法は異なりますので、今回ご紹介する方のやり方が全員にあうとは思っていません。
ただ、もし皆さんが「どう勉強すればいいか分からない」とお悩みであれば、1つの選択肢として、このような方法もありますよ、このやり方のお陰で、短期間で接客英会話を習得された方がいらっしゃいますよ、という情報をご提示できればと思っています。

第2回目の今日はHさん(40代男性)にインタビューをさせていただいた内容をお届けします。
それでは、早速見てみましょう!

 

Hさん(40代 男性)にインタビュー!

これまで生徒さんの様子を拝見していると、40歳を過ぎた方が英会話を習得するのは難しいのかな?という不安があったのですが、Hさんは見事にその不安を打ち破ってくださいました。

あはは、ありがとうございます。

 

相当努力をされたのだと思うのですが、レッスン後にどうやって復習されていましたか?

まずはレッスン後に、5分でも10分でもいいので復習していました。
でも、全部を覚えるのは無理だったので優先順位をつけて、重要な事(仕事で日常的に使うフレーズ)のみを積極的に聞いたり書いたりしていました。

 

聞いていたのはレッスンソング※ ですか?それともSpoken Versionの方ですか?※

※レッスンソングとは飲食店で使う接客英会話のフレーズを歌詞にした、弊社オリジナルのレッスンソングです。
※Spoken Version とはレッスンソングの歌詞を実際に話している風に変えた音声データです。

レッスンソングももちろん聞きましたし、あとは僕、実際のレッスンを録音していたんですね。
なのでその録音したものを聞いていました。

 

覚え方としては書く派ですか?聞く派ですか?

僕は昔から書いて覚えるタイプだったので、よく使うフレーズを何度も書いていました。
で、実際にお店に海外のお客様が来店された時は、積極的に使う様にしていました。

 

ちなみに、今はどれ位の頻度で海外のお客様が来店されていますか?

1日の来店数は300~400名くらいで、その内の10~20名くらい・・・ですかね?
ただ、海外のお客様といっても英語が通じない方もいらっしゃいますけど。
その場合は文章を話すのではなく、単語でのやり取りで何とかコミュニケーションを取っています。

 

ちなみに、学生の頃の英語の成績は?

僕は全然出来なくて。
暗記するのは得意だったんですけど、英語は全然ダメでした。
5段階で3くらい。
高校受験とか英語で失敗しましたし(笑)

覚える英語と話す英語って全然違うじゃないですか?
なので今回のレッスンも、覚えたり書く、というよりは話すのがメインなので、「話せるようになろう!」と思って参加を決めました。

 

学生の頃決して英語が得意ではなかったのに、どうして「英語を話せるようになりたい!」って思ったのですか?

うちの会社とか飲食業界に限らず、これからはグローバルな時代になりますし、東京オリンピック/パラリンピックも控えていますので、海外のお客さんがお見えになった時に少しでも英語で接客出来て、うちの商品をアピール出来ればいいかなと。
せっかくいい商品を作っているので、日本人/海外のお客さん限らず、少しでも多くの方に「おいしそう!」って思ってもらえるような接客が出来ればいいのかなと思って手を挙げました。

 

話は戻って再び覚え方についてですが、何度も書いたりレッスンを録音して聞いたり、とういうのをされていたのですね?

あとは電車の中でも英語のアナウンスが流れると聞くようにして、分からない単語が出てきたら調べるクセはつけていました。
電車に限らず、意識をすれば日常に英語って溢れているんですよね。
なので道を歩いていても英語を見つけては意味を調べて、という(英語を)意識はするようになりましたね。

 

だからレッスンではやっていない単語もご存知だったのですね。

そうですね。
「これ、英語で何て言うんだろう?」というのを調べて覚えていました。
今は昔と比べて辞書を使わなくても、ネットで調べれば簡単に出てくるじゃないですか?
なので
「●●はレッスンで習った▲▲という文章と同じ意味なんだな。」
とかいうのを調べるクセはつきましたね。

 

いやはや、もう「素晴らしい」の一言ですね!!
Hさん、どうもありがとうございました^ ^

  1. 覚えるものに優先順位をつける
  2. 順位の高いものを何度も書いて覚える
  3. レッスンを録音し、時間のある時に聞く
  4. 日常に溢れている英語を見つけ、分からない事はすぐに調べるクセをつける

 

飲食店専門の接客英会話レッスン 13日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

今日の午前のレッスンでは、 Ayaka と Kazu がノートを一切見ないで、全て英語による接客英会話レッスンに挑戦されましたよ!
何回も何回もフラッシュカードを使いながら練習を重ねたお二人。
その時の様子を、レッスンの雰囲気も交えながらご覧あれ♪

 

Ayaka による全て英語の実践練習

まずは美人女優・片瀬那奈さん似の Ayaka が挑戦!
(既に実践練習を終えた Ryuju と Ken には海外のお客さん役になってもらいました。)

「全然準備できていない・・・」
という弱気発言とは裏腹に、Ayaka の接客英会話は素晴らしい物でした。
数週間前まで半分も言えてなかったのが嘘だったかのように、レッスン内で学んだことをきちんとスラスラと言えていました。

Ayaka はノートの取り方もとても上手です。
左に英文、右に和訳を書くというご自分なりのルールを作り、レッスン内にノートを取る際もサササッと殴り書きするのではなく、丁寧に見やすい様にまとめるので、私から見てもとても見やすく、復習のし甲斐があるノートです。
「お忙しい中、あのノートを何度も何度も読み返しながら復習されたのだろううなぁ」
と思うと、その努力に思わずうるっときてしまいます。

Ayaka の実践練習は本当に期待以上だったので、
「●●が出てこなかったのは惜しかった!」
というのはほぼありませんでした。
しかし、とてもよく出来ていたからこそ、
「▲▲が言えていたらより素晴らしい!」
というフレーズがありますので、そちらをいくつかご紹介します。

 

お越しくださりありがとうございます(ございました)。

Thank you very much for coming.

これまでのレッスンでは、こちらのフレーズはお客様がお帰りの際、
「お越しくださりありがとうございました。」
という意味でお伝えしていましたが、こちらはご予約のお客様を受付する際にも使えます。
例えばこの様な流れです↓

店員:Hi, how are you this evening?(いらしゃいませ。)
海外のお客様:We are great.(こんばんは。)
店員:Do you have a reservation?(ご予約のお客様ですか?)
海外のお客様:Yes, it’s Miki. We are a party of 3.(はい、3名で予約したミキです。)
店員:Thank you very much for coming Miki! This way please.(ミキ様、お越しくださりありがとうございます。こちらへどうぞ!)

もちろん、”Thank you very much for coming!” は接客において絶対に必要なフレーズではないのですが、こちらを言うだけで歓迎の意を表すことができます。
しかも、上記の通り、お見送りの際の「お越しくださりありがとうございました!」でも全く同じ言い方でOKですので、1フレーズで2回言える、とても使い勝手がいいですよね★

 

クレジトカードは VISA と MASTER、AMEX をお使いいただけます。

We accept VISA, MASTER, and AMEX.

まだまだクレジットカードの普及率は海外と比べて低い日本。
弊社が500人の海外の方に行った、日本の飲食店の接客に関する街頭インタビューで見えてきたのですが、どうやら訪日される多くの方は、日本のクレジットカード事情をご存じの様です。
私がいたアメリカではお店でクレジットカードが使えるという事は当たり前でしたが、日本はまだそうでもないケースもありますので、この様に聞かれるかもしれません。

クレジットカード払いは出来ますか?
Can I pay with my credit card? (Do you take credit cards?)

その時に、

Sure. / Yes, of course.(もちろんです。)

と答えるだけではなく、何のクレジットカードが使えるかもお伝えすると、より高いホスピタリティ(おもてなし)をご提供出来ます。

聞かれたことに答えるだけではなく、1歩プラスの親切心。
その「日本の心」を是非接客英会話でも披露してみてください♪

 

Kazu による全て英語の実践練習

さてさて、お次は店長・Kazu の見せ場です。
ここ最近ずっと「胃が痛い」と体調を崩していた Kazu。
なかなか復習する時間が取れなかったと思いますが、大切な接客英会話はちゃんと覚えていましたよ!
何より素晴らしいのが、レッスン初日は本当に全てがチンプンカンプンだった Kazu が、たった13週でここまで接客英語を話せるようになった事!
当時の Kazu からは予想もつかない程の成長っぷりです。

他のメンバー同様、Kazu もとても魅力あふれる方なのですが、私が Kazu の一番好きなところは、「失敗を恐れない心」です。
フラッシュカードを使いながら、日本語で書かれている接客英語の1文を英語で何て言うかを何度も何度も復習をしていた時の事です。
当時まだ全てのフレーズを習得していなかった Kazu ですが、覚えていないカードが出ても何とか答えを生み出そうと、

(Kazu がカードを引き、日本語の文を読んで少し考えてから、)
Kazu : Would you like?
講師:No!(違う!)
Kazu : Could you like?
講師:No!(違う!)

というやり取りを何度も何度も繰り返していました^ ^
とりあえず頭の中にあるものを出そう!そうすりゃいつかは当たるだろう。
という考えなのか、不正解が何度も何度も出てきたのです(笑)
その度に講師は「違う!」と一刀両断していたのですが、それでも Kazu の心は折れません。
周りからヒントをもらいながら、正解が出るまでずっと「これかな?」というものを出し続けるのです。
その心の強さたるや!
途中からおかしくなってきて、みんなで爆笑です。
Kazu 本人は真剣そのものなのだと思いますが、実は影のムードメーカーでもあるのです。

また、Kazu は天然なのか何なのか、何度教えても覚えられない単語があります。
それが、”Check”(お勘定)です。

お勘定お願いします!
Check please!

のあの “Check” です。
実践練習の一連の流れの中に

Here is your check.
こちらがお客様のお勘定です。

というシーンがあるのですが、Kazu は何度訂正しても

Here is your cash.
こちらがお客様の現金です。

と、”Check” ではなく “Cash” と言ってしまい、お支払いをする前のお客様に現金を渡してしまうのです(笑)
「お客さんに現金渡してどうするの~!」
と毎回ツッコミを入れるのですが、その時は直っても翌週にはまた “Cash” に戻っています。
もう、現金でいいか!!

さて、そんな Kazu がど忘れしてしまっていたフレーズをいくつかご紹介します。

 

以上でよろしいでしょうか?

May I get anything else for you?

Ken と Hayato が「エルス形」と呼んでいるのがこのフレーズです^ ^
オーダーを取った後に「他にご注文はありますか?」と聞きたいときや、お食事を全てお出しした後に「他に必要なものはありますか?」と質問したいときに使います。
とても使い勝手のいいフレーズですが、厄介なのが質問の答えです。

日本ですと、「以上でよろしいでしょうか?」と聞かれた際、

よろしい場合:「はい、以上で。」
よろしくない場合:「いいえ、追加で●●をお願いします。」

と答えるのが一般的です。

しかし、英語では逆になります。
つまり、

店員:May I get anything else?(以上でよろしいですか?)
お客様:Yes. ⇒ 以上でよろしくない。(他に必要なものがある。)

店員:May I get anything else?(以上でよろしいですか?)
お客様:No. ⇒ 以上でよろしい。

となるのです!

ただ、通常、よろしい場合は
“Yes, could I get more water?” (はい、お水のおかわりをいただけますか?)
よろしくない場合は
“No, we are OK. Thank you.”(大丈夫です。ありがとう。)
など、YES / NO だけの返答ではなく、その後に何かが続くので混乱する事はないと思います★
要は、 YES / NO の後に続く文にご注意です!

 

お皿をお下げしてもよろしいですか?

May I clear your plates?

こちらは “May I” から始まっているので、とても丁寧な聞き方です。
一方で、私がアメリカに住んでいた頃、カジュアルなお店では下記の質問をされる事の方が多かったと記憶しています。

Are you still working on it?
(まだお食事中ですか?)

どちらも意味は同じですが、
May I clear your plates? ⇒ 丁寧
Are you still working on it? ⇒ カジュアル
ですので、お店にあわせて使い分けてみてください。

ちなみに、プライベートで外食をした時、店員さんが私の隣に座っていた海外のお客様に

Are you finished?

と聞いていました。
「お済みですか?」と聞きたかったのだと思いますし、隣の方もそのように受け取っていましたが、”Are you finished?” は少し直接的すぎるというか、人によっては攻撃的な印象を受けるので、接客では使わない事をお勧めします。

Have you finished?

であれば全く問題ありません★

 

午後のクラスでは「海外のお客様を集客する方法」についていくつかのやり方をご提示しました。

残念ながらブログで詳細はお伝え出来ないのですが、ポイントの1つは「店頭」です。
店頭にあれやこれを設置する事で、入りやすさが一気に増します。

また、海外のお客様を集客する上で一番大切な事は「自分が海外旅行に行ったら」を考える事です。
日本人が海外に行って「入りやすい」と思う飲食店と、海外の方が日本に来て「入りやすい」と思う飲食店の違いは同じです。
そこは万国共通なのです。
是非、「自分だったらどういうお店に行きたいと思うか」を具体的にリストアップしていきましょう!

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

飲食店専門の接客英会話レッスン 14日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

前半のクラスでは、前回に引き続き、今日も外国人講師を招いてお出迎えからお見送りまでを全て英語でやっていただきました!
先週は Mana と Nami が行ったので、残るはSaku と Shin-shin です。

 

Shin-shin による全て英語の実践練習

まずはプリンスこと Shin-shin!
上司でもあるシェフの Saku 曰く、陰で一番努力しているのが Shin-shin との事。
私もそう思います。
だって、Shin-shin は教えたフレーズを全て完璧に覚えているんですもの!

彼はスーシェフなので、厳密に言えば今はお客様と接する機会はほぼありません。
それなのに、「今後英語が必要になるから」と未来を見据えてこの努力!
「今必要だから」で努力するのは分かりますが、「今後必要だから」でどれだけの人がここまで頑張れるでしょうか?
まだ20代なのに、責任感の強さと内に秘める闘志はそんじょそこらの30代以上です。

Shin-shin が働く代々木上原のGris(グリ)は超人気店なので、毎日朝から仕込みをはじめ、夜遅くまでキッチンに立っている生活です。
さぞやお疲れでしょう。
にも関わらず、眠気と闘いながらしっかり復習をしています。
涙ぐましい努力です。
こういう方と出会える度に、「この仕事をやってて良かったなぁ(*^^*)」と強く思います。

随分脱線してしまいましたが、要は Shin-shin の実践練習はパーフェクトだったという事です!
でもそれでは何だか悔しい(?)ので、外国人講師に

「ナイフはどこにあるか聞いて。」
「支払いはどこですればいいか聞いて。」

と注文を出しましたが、Shin-shin は全ての質問を理解し、答えられていました。

厳密には、

Where is my knife?
ナイフはどこですか?

は答えることは出来ませんでしたが、ナイフが入っている引き出し(お客様のテーブルに付属)を指していたので、十分伝わりました。

なので講師としてお伝えした新しいフレーズは、

ナイフはこちらにあります。
Your knife is right here.

くらいでした。

英語は文句なしのShin-shin。
今後の課題は非言語コミュニケーションです。
日本語でお話しされる時も同様ですが、話し方に抑揚がなく、棒読みの様なので感情がなかなか伝わってきづらいのです。
しかし、英語を話す際、非言語コミュニケーションは絶対に欠かすことの出来ないものです。
これがあるとないとでは相手に与える印象が大きく異なります。
抑揚がないのは Shin-shin の個性なので、個性は活かした方がいいとは思うのですが、現状はなさすぎる状態(笑)なので、レッスン後半は表現力にも意識を置いていきましょう!

 

Saku による全て英語の実践練習

さて、トリを飾るのは我れがスーパーシェフの Saku です。
もともと超がつくほど多忙な生活をされている事に加え、ちょうどレッスンを行っている日にお子さんや奥さんの具合が悪くなってレッスンを欠席されることもありましたので、準備は万全とはいかないかもしれません。
しかし、そこは流石 Saku!
彼の日本人離れした豊富な表現力と爆発的な明るさが十分にカバーしてくれました。

それにしても、 Saku の情熱には毎回本当に胸が熱くなります。
料理への情熱はもちろんですが、仲間への思いやりに溢れています。
彼は
「自分さえ有名になればいい」
「自分の給料さえ上がればいい」
なんて事は一切考えていません。
メディアからの取材を受けるのは、一緒に働く仲間に多くを経験してもらいたいという想いから。
お店が終わった後、深夜から始まる勉強会に参加して知識や人脈を広げるのは、若いシェフたちに広い世界を見せて、羽ばたいてもらいたいから。

こんなに仲間想いの上司っているのでしょうか?
何だかワンピースの世界みたいです。
私も雇われていた頃、 Saku のような上司と出会っていれば・・・と考えてしまいます。

またまた閑話休題。(よく脱線するなぁ。。。)
Saku は Shin-shin ほど完璧とまではいきませんが、お忙しい中でよくぞここまで習得されました!と称したい程、大事な部分はきちんとマスターされていました。
ただせっかくなので、2点気になったところをご紹介します。

 

①当店のおすすめは●●です。

「おすすめする」という動詞は “Recommend” で、「おすすめ」という名詞は “Recommendation” です。
よって、”Recommend” を使う際は

I(We) recommend ●●.
*”I” は個人の意見として、”We” はお店を代表しておすすめする際に使います。

で、”Recommendation” を使う際は

My(Our) recommendation is ●●.

となります。
しかし、”Recommend” と”Recommendation” がごちゃまぜになり、

My recommend is ●●.

となる方が、 Saku を含めて多いです。
慣れるまでは片方のみ使えればいいので、まずはどちらか言いやすい方を選んでみてはいかがでしょうか?

ちなみに、欧米ではサーバーがメニューをお客様にお持ちする際に、
「今日のおすすめは~」
「当店のおすすめは~」
と、何かしらおすすめをご提案します。
このブログを読んで下さっているみなさんも、是非「おすすめをご提案する」という事を挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

②(お会計は)お客様の準備ができ次第で構いませんよ

Whenever you are ready.
 OR
No rush.
*どちらも同じ意味ですが、 “Whenever you are ready.” の方が丁寧です。

日本ではこのような事を言われることはほぼないと思いますが、欧米ではお勘定をお客様にお渡しする際にサーバーがよく言うフレーズです。
なぜなら、いくらお客様から「お勘定をお願いします」と言われたとはいえ、
お勘定を渡す ⇒ つまり支払を促す ⇒ 早く出ていけという事?
となりかねません。

そこで上 “Whenever you are ready.” や “No rush.” という一言を添えると、お客様は
「急かされている訳ではない」
「私たちのタイミングで支払いをすればいい」
と思って下さり、最後までゆっくりお楽しみいただけるのです。

九仞の功を一簣に虧く。
という諺が示す通り、終わり際のわずかな手抜きでこれまでの楽しかった雰囲気が台無しになりかねません。
最後だからこそ、こういう思いやりを大切にしたいですね★

 

Hiro による全て英語の実践練習

さて、本日最後を飾るのは、後半クラスの Hiro!
膨大な量の接客英会話をなかなか覚えられずとても苦労されていましたが、ようやくノートを見ないでも実践練習を行えるほどのレベルに到達しました!
よくがんばりましたね!!o(TヘTo)

もともと Hiro がとても苦労されていたのは Gaki 同様、ノートの取り方でした。
レッスン中に色々書き込むけれども、見やすい様に書く事が出来ない。
なので復習しようにも、ノートがごちゃごちゃしすぎていて思う様に進まない。
でも、どうすれば上手にノートをとれるのか分からない・・・。
このスパイラルに悩まれていました。

ですので講師が
「ノートの半分に線を引き、右側に英語、左側に日本語という風に作ってみたらいかがですか?」
とご提案したら、早速実践してくださいました。
ただ、それでもレッスン中はサササッと書くので、ノートを書きなおす時間が必要とのこと。
そこでレッスン中にノートをまとめる時間を設けて、ただ書くだけではなく、書きながら頭の中に入れる、という時間を十分に設けました。
すると!これまでほぼ全てを覚えていなかったと言っても過言ではない(←失礼)Hiro が、徐々に接客英語を話せるようになってきたではありませんか!
すごいです!きっと仕事が終わってからノートを何度も見返して復習されたのでしょう。
その姿を想像すると泣けてきます。

Hiro はソムリエの資格をお持ちなので、やれば必ず出来ると信じていました。
その Hiro のコツコツとした努力がようやく実を結んできましたよ!
次回は外国人講師相手に接客します。
そこで一気に花開かせちゃいましょう!!

とは言え、何点か出てこなかった接客英会話フレーズがありますのでいくつかご紹介します。

 

お楽しみいただけましたでしょうか?

We hope you enjoyed it.

“We hope ~” で「~を望む」という意味です。
ですので、そのまま訳すと「皆様が楽しんでいただけた事を望みます。」ですが、自然な形に直して「お楽しみいただけましたでしょうか?」になります。

ちなみに、このフレーズを言うと、お客様から

It was fantastic!(素晴らしかったです!)
It was great!(おいしかったです!)
We really enjoyed it.(とても楽しめました。)

等、何かしらの感想が返ってきます。
ですので、必ず “Thank you very much.” とお礼を言う事をお忘れなく。
お礼の後に、

シェフに伝えます。
I will pass it on to the chef.

等言えるとより良いですね^ ^

 

ステーキの焼き加減はいかがされますか?

How would you like your steak cooked?

ちなみに、この質問文の最後の “steak cooked” を “shochu prepared” に変えれば、焼酎の注文を受けた際、飲み方を聞く時に使えます。

飲み方はどうされますか?
How would you like your shochu prepared?

ただ、ステーキにしろ焼酎にしろ、既にステーキや焼酎の話をした上でこの質問を聞く場合は、

How would you like it?

でも十分通じます★
こちらの方が短くて覚えやすいですよね。

例えばステーキの場合。

お客様:What is today’s main dish?(今日のメインは何ですか?)
店員:It’s beef steak. How would you like it?(ビースステーキです。焼き加減はいかがされますか?)
お客様:Rare, please.(レアでお願いします。)

↑この場合、”It’s beef steak.” と既にステーキの話をした上で「焼き加減はいかがされますか?」と聞いていますので、”How would you like it?” の “it” はステーキを指しているというのが分かります。

焼酎も同じです。

店員:Would you like something to drink?(お飲み物はお決まりですか?)
お客様:I would like a shochu, please.(焼酎をお願いします。)
店員:Sure. How would you like it?(飲み方はどうされますか?)
お客様:On the rocks, please.(ロックでお願いします。)

こう考えると、”How would you like it?” はとても使い勝手がいいですよね。
是非使ってみてください^ ^

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

 

飲食店専門の接客英会話レッスン 13日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

第1部のレッスンでは、待ちにまった外国人講師がやってきました!
生徒の皆さんはこの日に備えて、お出迎えからお見送りまでの流れを全て英語で練習してきました。
今日はいよいよ本領を発揮できる日です。
早速 Mana と Nami が果敢に挑んでくださいました★
結果やいかに!?

そして第2部のレッスンでは、いよいよ Gaki がノートを一切見ないで全て英語で接客する練習に挑戦しました。
「出来ない。無理。」
が口癖の Gaki ですが、本当に無理だったのでしょうか?

 

Mana による全て英語の実践練習

 「誰が最初に挑戦しますか?」
と聞いたら、 Mana が手を挙げてくださいました!
いいですね~、その前向きな姿勢^ ^
いきなり脱線しますが、弊社のレッスンでは、例え出来なくても失敗を恐れずに前へ進もうとする気持ちを非常に高く評価しています。
だって、出来ないからこのレッスンを受けているのですから。
ミスを恥ずかしいと思わず、とりあえずやってみよう!という想いがあれば、例え転んでもすぐに起き上がってまた前に進めるはずです。
そういう心を持った人を、弊社は強く応援したいです。

閑話休題。
それでは Mana の実践練習がどうだったかと言うと・・・
「やばい、ちゃんと復習してくれば良かった。。。」
と Mana は途中で深く後悔していました(^ ^;)
なぜちゃんと復習していなかったのに「やります!」と手を挙げたのかは謎ですが(笑)、それでも Mana のその攻める姿勢は素晴らしくないですか?
私は結果同様、そういった意識も高く評価したいです。

お名前頂戴してもよろしですか?(ご予約のお客様に対して)
⇒ May I have your name please?

こちらがメニューです。
⇒Here is our menu.

日本語だと「こちらが」なので “This is our menu.” と言いそうですが、何かを出す時や手渡す時は “Here is” を使います。
例)
Here is your seasonal salad.(こちらが季節のサラダです。)
Here is your change.(こちらがお釣りです。)

おすすめのワインが2本あります。
⇒We have 2 wine bottles to recommend.

前菜
⇒appetizer / starter

ビーフの焼き加減はいかがされますか?
⇒How would you like your beef cooked?

もう一度おっしゃっていただけますか?
⇒Could you please say that again?

(ご注文を受けた直後に)すぐにお持ちします。
⇒I’ll be back.

日本語ですと「少々お待ちください。」と言いますので、英語にすると “Please wait.” となりそうですが、実際には I’ll be back with your drinks.” など、”I’ll be back.” を使う機会がとても多いです。「ターミネーターのシュワちゃん」と覚えるといいのでは?(笑)

お楽しみいただけましたでしょうか?
⇒We hope you enjoyed it.

 

Nami による全て英語の実践練習

さて、次に手を挙げてくださったのが Nami です。
もともととても高い英語力をお持ちの彼女ですが、言うべき英語を学んだことで更に拍車がかかり、今ではもうお世辞抜きでペラペラレベルです!

全てのシーンにおいて素晴らしく、大きなミスは1個もありませんでした。
しかし、せっかくなので2点だけ気になったところをご紹介します。

①「ごゆっくりどうぞ」= Please enjoy!
日本語ですと「ごゆっくり」なので “Take your time!” と変換できそうですが、 “Take your time!” はショッピングなどゆっくり見て回る時に使う言葉で、飲食店ではあまり聞きません。
代わりに、「食事を楽しんでね!」という意味で、”Please enjoy!” を良く使います。

②こちらのお皿はお済みですか?= Have you finished?
“Are you done?” も意味は同じなのですが、”Are you done?” の方がカジュアルで、攻撃的に聞こえるそうです。
“Have you finished?” の方が丁寧でフォーマルな印象を与えますので、是非お客様には “Have you finished?” を使いましょう。

 

Gaki による全て英語の実践練習

さて、本日最後を飾るのは Gaki です。
誤解を恐れずに書きますと、Gaki がノートを一切見ないで英語の実践練習を出来る日がくるなんて、数週間前は想像出来ませんでした。
なぜなら、Gaki はレッスン中にノートをとっても乱雑に書くので、翌週にはどこに何を書いたか覚えていませんでした。
また、ノートをきちんととれていないので復習も進まず、何週間たっても成長がとてもマイペースな、個人的に最も心配していた生徒さんのお一人でした。
それが、途中でチーム替えをして Gaki のペースにあわせたレッスンに変更し、見やすいノートのとり方を少し指導しただけで、翌週には見違えるほど接客英会話を覚えていたのです!!

謙遜でも何でもなく、私は大したことはしていません。
Gaki が
「こんなにノートを取ったのなんて人生で初めて!」
と言うほどレッスン中にしっかりとキレイにノートに書き写し、翌週のレッスンまでに何度も何度も復習をした結果、こんなに短期間で見違えるほどの成果を出したのです。

こんなにスラスラと接客英語を話す Gaki を数週間前に誰が想像出来たでしょうか?
Gaki 同様、稀に突然変異が起こったかのように前の週では全然レッスンについてこれなかった方が、急に大きな変貌を遂げてついてくるどころかレッスンをリードする立場になる事があります。
その時の驚き、感動、喜びは何回味わっても衰えませんね。
本当に鳥肌が立ちます。

もうすっかりほぼ全ての接客英会話を覚えた Gaki。
せっかくなので今週は、新たなフレーズを加えました。

(2種類の)デザートの後に、コーヒーか紅茶はいかがですか?
After the desserts, would you like a coffee or a tea?

上記の様に、お客様に選択肢がある場合は “would you like ●● or ▲▲?” と聞く事ができます。

例えばこちら↓

和風ドレッシングとイタリアンドレッシングのどちらがよろしいですか?
Would you like Japanese dressing or Italian dressing?

メインはチキンとポークのどちらがよろしいですか?
For your main dish, would you like chicken or pork?

是非使ってみてください♪

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

 

飲食店専門の接客英会話レッスン 12日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

今日のレッスンも内容盛りだくさん!
午前と午後のクラスあわせて3人が実践練習(お客様をお出迎えするところからお見送りまで、全て英語で行う練習)に挑んでくれました。
その内、午後クラスのお二人は何と、ネイティブ相手に初挑戦!
早速のその時の様子をご紹介します♪

 

Ken による全て英語の実践練習

前回はノートを確認しながら実践練習を行いましたが、今日はもうノートは一切見てはいけないルールです。

実は Ken、3週間前まではノートを見ていても適切な英語が出てこない様なレベルでした。
なかなか復習する時間がとれず、どのページに何を書いたかを覚えていなかった為、ノートを見ながら(つまりカンニングOK)でも悪戦苦闘の実践練習でした。

しかし、今回はもう違います!
しっかりノートを見て復習してきた Ken は、見違えるほどスムーズに、ペラペラと接客英会話を話せるようになっていたのです!!!

レッスン開始当初は講師が何を言っているか、ほぼ全てを理解できなかったくらいのレベルだった Ken が、たった2か月で言ってる事を理解し、それに対して英語で的確に返答出来ている・・・。
しかも軽いジョークまで言って場を笑わせるだけの余裕まで持っている・・・。
正に、蕾だった Ken が大輪となって開花したような。
接客英会話講師をやっていて最も感動する瞬間です・・・。

Ken がすごいのはただ英語力が上がったことだけではなく、頭の柔軟性です。
決してマニュアル通りではなく、瞬時に融通の利いた事を言えたのを見た時は、彼の新たな魅力を発見した気分でした。
その『神対応』の2つをご紹介します♪

まずは外国人客役の私が飲み物を注文する際に

Do you have margarita?(マルゲリータありますか?)

と聞いた時の事。
メニューには載っていませんでしたが、メニューにないものを聞かれることも多々ありますので、予行練習として質問してみました。

通常の生徒さんは、あれば “Yes.”、なければ “No.” と返答されます。
しかし Ken は、「ないけど作り方を教えてくれたら作れるかも」と思ったらしく、

Could you tell me how to make it?(作り方を教えていただけませんか?)

と言ってきたのです!
この柔軟性、素晴らしくないですか?

 

次に驚いたのが、思わず笑ってしまったこのやり取り。
デザートにほうじ茶アイスクリームを提案されたので、

How many scoops?
(アイスは何個のっていますか?)

と質問したら、

How many would you like?(いくつ欲しいですか?)

と返ってきました。
「え!?まさかの選択制??」と思い、

2 scoops!(2個!)

と答えたら、

Sorry, 3 scoops!(残念!3個です!)

と返ってきたではありませんか!
思わず爆笑してしまいました。
あ、あの Ken が、こんな愉快なやり取りまで英語で出来るようになるなんて・・・
嬉しさと感動で胸が一杯でした^ ^

 

Mai による全て英語の実践練習

さぁ、午後クラスでは待望の外国人ティーチャーが登場!
これまでは私(日本人)相手に実践練習を行って頂きましたが、今日と次回はオーストラリア人の Felicity 相手にやっていただきます。

先頭バッターは Mai!!
緊張はしていないと言っていましたが、いきなり「いらっしゃいませ!」を英語で何て言うかど忘れ。
でもその後すぐに持ち直し、今まで通りまでとは言いませんが、それでもまだ3か月弱しかレッスン受けていないのに、レベルの高い接客英語を披露してくれました^ ^

しかし!スムーズに終わるのでは外国人ティーチャーを呼んだ意味がありません。
Mai は見事にいくつかの壁にぶち当たってくれました。
例えばこちら↓
今既にビールを飲んでいる Felicity が Mai にこの様に注文しました。

“Another beer, please.”

そこで Mai は混乱しました。

“Same one, please.”

なら「今飲んでいるビールと同じ物」という意味だけど、”Another” って事は別のビールってこと?

いえいえ、違うのです。
確かに “Another” には「他の」とか「別の」という意味がありますが、「もう1つの」や「おかわり」という意味もあるのです!
こちらはご存知ない方も多いのでは!?
Felicity, great job!

 

もう1点、Mai が戸惑ったのは、Felicity がこのような注文をした時↓

I can’t eat onions, so can you substitute onion for another ingredients?

こちらは難易度が高いのでまだレッスンでは教えていなかったのですが、いい機会なので♪
まず、” ingredients” は「材料」という意味です。
「イングリディエンツ」と発音します。

そして、難しいのが “substitute onion for another ingredients?” の部分。
“Substitute ●● for ▲▲” で「●●を▲▲に変える(代替する)」という意味です。
ですので、 Felicity が先ほど聞いた質問は、
「玉ねぎ食べられないので、他の食材に変えていただけますか?」
というお願いだったのです。
ちなみに、”Substitute” は「サブスティチュート」と発音します。

また、食材を変えて欲しい場合、”Substitute” ではなく、”Change” を使う時もあります。
ただ、”Change” の場合は “Change ●● to ▲▲” となります。
つまり、

Substitute を使う際: “Substitute ●● for ▲▲”

Change を使う際: “Change ●● to ▲▲”

 

海外には、
ー 宗教上の関係で口に出来ない食材をお持ちの方
ー 食物アレルギーをお持ちの方
という方々が日本では考えられない程多くいらっしゃるので、この様な代替をとても頻繁に依頼してきます。
いつ依頼されても大丈夫なように、上記2つを覚えておきましょう!

 

Mai は接客英語はほぼ問題ないと言えるでしょう!
なので次のステップとしては、「文章で答える」を意識しましょう。
というのも、Mai のクセなのですが、何かを質問されても文章ではなく、単語のみで答えるという事が度々あります。
例えば、

What do yo recommend?(おすすめは?)

と聞かれて、

I recommend Japanese style fried chicken.

と答えるのが理想なのですが、Mai は

Japanese style fried chicken.

としか言わない、という事が多々あります。
この返答の仕方ですと、少し子供っぽく見えてしまうのです。。。
せっかく高い英語力をお持ちなので、次のステ^ジに行くためにも、丁寧な接客を心がけるためにも、「文章で答える」という事を意識しましょう!

 

Hitomi による全て英語の実践練習

本日ラストを飾るのは Hitomi!
Hitomi は先週も実践練習をやりましたので、何と2週連続での挑戦です★
先週同様、接客英会話はほぼ完璧!
なので今日は、「もう少し表現を豊かに」という指示を出してみました。

英語は顔で話す!
ジェスチャーのない英語は英語ではない!

等と言われるほど、英語にとって表現力は欠かせないものです。
むしろ、文法や発音が劣っていても、表現力があれば十分に伝わる言語です。

Hitomi は表情が硬く、話し方も抑揚が少ないので、少し無愛想に見えてしまうのです。。。
これまでは「接客英語を覚える」という事が課題だったので、表現力には触れませんでしたが、もう次のステップに行けるだけの英語力を十分にお持ちなので、「何を話すか?」ではなく、「どう話すか?」にも意識を向けていただけたらなと^ ^
そうしたらもう、本当に「素晴らしい!!!!」とスタンディングオーベーションレベルしたくなるレベルの接客英会話です♪
とは言え、「表現を豊かに!」と指示を出し、すぐに出来るほど簡単なものではありません。
これからまだ14回レッスンは残っていますので、その間に少しずつ慣れていきましょう!

さて、「表現」とか「抑揚」に絡めて、

It was fantastic!!(とってもおいしかった!!)

というお言葉を頂けた時、”Thank you.” 以外の返答方法を3つご紹介します。

 

①そう言ってくれてありがとうございます

Thank you very much for saying that!
センキュー ヴェリーマッチ フォー セイイング ザッ

こちらはとてもカジュアルな表現ですが、一番シンプルで覚えやすいと思います★
家族や友人など、親しい間柄でよく使うフレーズです。

 

②そう言って頂けてとても嬉しいです。

I’m glad to hear that!
アイム グラッ トゥー ヒア ザッ

日こちらは英語ではお褒めの言葉をいただいた後に頻繁に使う言葉です。
“Glad” は「嬉しい」という形容詞で、いわゆる “Happy” と同じです。
ただ、”Glad” の方が “Happy” よりもフォーマルな印象です。

 

③ありがとうございます。シェフに伝えます。

Thank you. I’ll pass that on to the chef!
センキュー。アイル パスザッ オントゥー ザシェフ

“Pass ●● on to ▲▲.” で、「●●(内容)と▲▲(人)に伝えて。」という意味です。
こちらは飲食店でよく使いますよね!
私はもちろんシェフではありませんが、以前にキッチンスタッフとして働いていた頃、ホールスタッフを通じて「おいしかった!」を聞けたときはとても嬉しく、一気にやる気が上がったのを覚えています♪
ウエイター/ウエイトレスの皆さん、お客様からお褒めの言葉を頂いたら、是非シェフ(キッチンスタッフ)にその都度お伝えしてください^ ^

 

上記3つは必ず表現力とセットです。
つまり、棒読みで “Thank you. I’ll pass that on to the chef.” と言うのではなく、笑顔で、声は少し高めに、手を胸に置いて感情を伝えながら、言葉でも伝えるのです。
私は、日本人の英語が伝わらない理由の1つはこの「表現力」だと思っています。
言葉なんて表現力があれば何とでも伝わります!
是非これから意識して表現力を高めていきましょう!!

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

2018年3月19日(月) 柏商工会議所でセミナー開催!

飲食店のインバウンドに特化したセミナー

こんにちは、(株)華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

柏商工会議所主催のもと、下記日程でセミナーを開催する事が決定しました!

日程: 2018年3月19日(月)
時間: 14:30~16:30
場所: 未定
対象: 飲食店
タイトル: 飲食店のインバウンドに特化したセミナー
内容:
– いいメニューと悪いメニューの違い
– 海外のお客様にとって入りやすい飲食店と入りにくい飲食店の違い
– SNSでクチコミをしてもらう具体的な方法
– 飲食店に特化した接客英会話

 

詳しい情報が決まりましたら改めてご報告します!