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すてべて飲食店に英会話を。
華ひらくの接客英会話ブログ
  • 2018年1月18日

飲食店専門の接客英会話レッスン 16日目 in 代々木上原

今日の接客英会話レッスン

前回に引き続き、今日も午前チームでは外国人講師を招いてリアルな実践練習を行いました!
そして、午後チームでは発音の練習に入りました。
では早速、午前チームのレッスンの様子をご紹介します!

 

Hayato による外国人講師との接客英会話実践練習

今日のトップバッターは Hayato です。
Hayato はいつも、誰よりも早くレッスンに来て準備をされています。
見た目は少しちゃらいのですが、中はとても真面目で誠実でピュアで、一緒にいるだけで気持ちが温かくなります。
何よりも、私は Hayato の笑顔が本当に素敵だなと、いつも惚れ惚れします。
例え英語が話せなくても、Hayato のあのスマイルがあれば海外のお客様もグッと心を掴まれるはずです。
それくらい、Hayato の笑顔は人を惹きつける魅力に溢れています。

さて、そんな Hayato の今日の実践練習は、オランダ人講師の Mick を相手に接客していただきました。
その際、個人的にとても笑えた出来事が!
Mick がからあげを指しながら

What is this?
(これは何?)

と聞いた時、Hayato の答えがまさかの

It’s BIRD!

でした。ド━゚(∀)゚━ン
うん、間違ってはいない。
確かにバードではあるのですが、バードは鶏肉ではなく生き物としての「鳥」なので、正しくは CHICKEN でしょうが!

これまでに何度も

からあげ=Fried Chicken

と練習してきたのに、緊張してぶっ飛んでしまったみたいです(笑)
何とも Hayato らしいというか、破壊力のあるボケを出してくれました。
(彼としては至って真剣なのですが。)

 

さて、先ほど Mick から出た “What is this?” は、飲食店内でとてもよく聞かれる質問です。
ただ、これまで多くの生徒さんを見てみると、“What’s this?”(これは何?) や “What’s in it?”(中に何が入っているの?)の様なBe動詞の疑問文は難しいようなのです。
文字で見てみると理解できるのですが、急に聞かれると戸惑うそうです。
しかししかし、とても頻繁に聞かれる質問である事には間違いないので、今の内から意味を理解し、慣れておきましょう!

 

それにしても、Hayato の実践練習は素晴らしかった!
緊張していたせいもあり、彼の一番の魅力である笑顔が普段よりも少な目だったのは残念でしたが、それでも数週間前の Hayato と比較したら驚くほどの成長っぷりでした!
実践練習終了後、Mick に「何か Hayato にアドバイスある?」と聞いても、”No, it was fantastic!”(いや、素晴らしかったよ!)と返ってきました。٩( ´◡` )( ´◡` )۶
せっかくここまで話せるようになったのですから、是非自信を持って接客して頂きたいです♪
Hayato なら、海外のお客様をファンにする事も十分に可能だと信じています。

 

さて、ここで Hayato が Mick に質問されて戸惑ったものを2つご紹介します。
どちらも難易度が高いので、このブログをご覧になっている皆さんの参考になるはずです。

 

ごはん(白米)は付いてきますか?

Does it come with rice?

Mick がからあげを注文した際に聞いた質問です。
It はからあげの事を指していて、come は「来る」、with rice で「白米と一緒に」という意味です。
この質問は、居酒屋や定食屋さんでは頻繁に聞かれそうですね!

さて、その答え方なのですが、「付いてくる」場合は答えは “YES” なので

Yes, it does.(はい、付いてきます。)

と答える事ができれば◎です。
(もちろん、笑顔をお忘れなく!)

逆に、付いてこない場合は少し注意が必要です。
付いてこないので “No.” と言えばもちろん伝わるのですが、この答え方ですと直接的すぎて、丁寧さに欠けるのです。
「申し訳ありません。ごはんは付いてこないのです。」
という気持ちも込めてご説明しないとお客様の気分を損ねてしまうかもしれませんので、

I’m sorry, it does not come with rice.
(申し訳ありません、白米は付いてきません。)

もしくは、

I’m sorry, rice is not included.
(申し訳ありません、白米は含まれていません。)

とお答えできれば、とても心のこもったお伝えの仕方になります。
その後で、

Rice costs additional 200 yen.
(白米は別途で200円かかります。)

とお伝えできればパーフェクト★

「出来ません」「ありません」「空いていません」等、お客様からの質問やリクエストに関して “NO” と言う場合、必ず “I’m sorry.” (もしくは “I’m afraid.”)から始めましょう。
“No, we can’t.”(出来ません。)や “No, we don’t.”(ありません。)から始めると、とてもぶっきらぼうに聞こえてしまいます。

 

シェフにおいしかったと伝えて下さい。

Please give my compliment to the chef.

Give は「与える」や「送る」、compliment は「賞賛」や「賛辞」という意味です。
この様に言ってただけたらとても嬉しいですね。(´∀`艸)♡
この場合、返事の仕方は

Thank you very much. I will.
(ありがとうございます。お伝えします。)

でOKです。
この返答をする際、満面の笑顔である事はもちろんですが、右手を自分の左胸(心臓の上)に当てながら言うと、「お客様のお気持ち、しっかりと受け取りました」というサインになります。
ただ英語を覚えるだけではなく、表情やジェスチャーといった非言語コミュニケーションもセットで出来るようになると、接客の質がグッっと上がりますよ。

 

Ken-Ken による外国人講師との接客英会話実践練習

そしてお次は Ken-Ken です。
Hayato が実践練習をしている間、今までにない程真剣にノートを確認していた Ken-Ken。
虎視眈々と自分の番を待っていたという感じでしょうか。
何とも頼もしい姿です(^ ^)

さて、そんな Ken-Ken の実践練習は、期待通りとても素晴らしかったです!
Hayato の実践練習を見ながら、どういう質問をされるか?どう答えればいいか?も観察されていたので準備万端でしたが、それを加味しても素晴らしかった!

私が Ken-Ken の一番好きなところは、飾らない姿勢です。
「いい恰好を見せよう」とか「しっかりやらなきゃ!」というプレッシャーを自分に与えることなく、本当にいつも通りのありのままの Ken-Ken でいるところです。
素の Ken-Ken は天然で前向きでハートが強いので、常にチームを盛り上げてくれます。
そして、彼の魅力は Mick にも十分伝わったようで、Ken-Ken が接客している間、何度も笑いが起きて Mick もとても楽しそうでした。
特に、Ken-Ken が自信たっぷりに言っていた

I’ll be BACK!
(すぐにお持ちします!)

の “BACK” に毎回力が入っていて、終わった後 Mick が

I like your “I’ll be BACK!”.
(君の「すぐにお持ちします!」がすごく良かったよ。)

と、とても気に入ったようでした。

Ken-Ken は普段はシェフとしてキッチンにいるので海外のお客様が来店されても接客する機会はありません。
しかし、これだけ努力して英語を話せるようになり、さらに彼のこのチャーミングな性格は国宝級なので、どうにかして接客する機会は作れないかと、私は一人で悶々としている次第です(笑)

さて、そんな Ken-Ken が Mick に「これを言いたいけど英語で何て言うか分からない」というフレーズがいくつかありますので、2つご紹介します♪

 

気に入っていただけたようで

You like it!

Mick があまりに何度も Ken-Ken がおすすめしたハイボ-ルを再注文するので、この一言を言いたかったようです。
これを言ったら、Mick は

Oh yeah, I love it!
(すごく気に入ったよ!)

と返していました。
こういう何気ないやりとりが出来て、お客様の感想や何がおいしかったのか等も聞けると、もっと英語での接客が楽しくなりますね♪

 

お得ですよ!

It’s a good deal!

Mick の恋人役として参加した Ayaka がメガハイボールを注文した際、「通常のハイボールよりもメガハイボールの方がお得ですよ!」という意味で使いました。
ちなみに、Deal は「取引」や「商談」という意味で、直訳すると「いい取引ですよ!」となります。

 

発音練習

午後チームでは発音練習を行いました。
そこで登場したのが、この歯の模型!
電車で移動中、バッグの中からこの模型が見えると、周りの乗客がギョッとされます(笑)

一説によると、英語で使う音には日本語の約10倍もあるのだとか。
つまり、私たちは普段日本語を話す際、英語の1/10の音しか使っていない事になります。
それなのに、英語を話す時になって、瞬時に普段使っていない音を出せるのか?
…ちょっと難しいですよね。
つまり、日頃からコツコツと練習していく必要があるのです。
ですので今日は、A~Zまでの音を改めてしっかりじっくり見直していきました。

英語で大切な音の1つに、「息の洩れた音」があります。
「TH」や「F」、「V」を発音する際に、歯と歯の間から息が「スー」っと漏れる音です。
日本語にはない音ですが、こういう音をしっかり出せるか出せないかで、英語の伝わりやすさは変わります。
「FOOD」と発音する際、下唇を噛まないと「F」が「H」の音になってしまい、「FOOD(料理)」が「HOOD(コートやトレーナーにつけるフード)」になるなど、下唇を噛むか噛まないかだけで全然違う単語になってしまうのです!
もちろん、話の流れから「料理」なのか「フード」なのかはご理解いただけるはずですが、中には全く伝わらない事もあります。

次回洋画や英語のドラマを見る機会がありましたら、是非役者さんの口元を観察してみてください。
日本語よりもはるかに舌の動きが豊富なので、新たな発見がきっとあるはずです★

 

本日の講師:内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

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