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投稿者: master

「電子マネーはお使いいただけません」を英語で何て?

【飲食店英語】「電子マネーはお使いいただけません」

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。

最近は電子マネーでのお支払いを希望される方も増えてきましたよね。

新型コロナの影響でますますキャッシュレス化は進むでしょうから、今後電子マネーの需要はより高まるでしょうね。

でも、「電子マネー」を英語で何ていうか、ご存知ですか?

また、

  • 「お使いいただけません」
  • 「対応しておりません」
  • 「導入しておりません」
  • 「取り扱っておりません」

これらすべて、同じ英語でOKって知っていましたか?

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :Thank you. So, your total is 8,229 yen. (お客様のお会計は8,229円です)
  • お客様A:Right. Can I use e-money?(電子マネー使えますか?)
  • 店員  :I’m sorry, we don’t accept e-money. But you can use credit cards.(申し訳ありませんが電子マネーは取り扱っておりません。クレジットカードであればお支払いいただけます。)
  • お客様A:That’s fine.(わかりました)

 

電子マネーは英語で “e-money”

電子マネーのことを、英語で

 e-money / electric money

と言います。

みなさんのお店が高級店であれば、省略しない言い方の “electric money”  をおすすめしますが、カジュアルなお店や、高級店でもお客様に親近感を持っていただきたいのであれば、”e-money” でOKです。

 

「お使いいただけません」「対応しておりません」「導入しておりません」「取り扱っておりません」 これらぜ~んぶ同じ英語

さて、電子マネーに限らず、これらを使う機会はそれなりにありますよね。↓

  • 「●●はお使いいただけません」
  • 「●●に対応しておりません」
  • 「●●を導入しておりません」
  • 「●●は取り扱っておりません」

これら全て、こちらの英語になるのです。

We don’t accept ●●.
ウィー ドンッ アクセプ ●●

 

“accept” は「受け入れる」という意味の動詞です。

 

なので、「電子マネーは取り扱っておりません」「クレジットカードはお使いいただけません」はこのような英語になります。

  • 「電子マネーは取り扱っておりません」 ⇒ We don’t accept e-money.
  • 「クレジットカードはお使いいただけません」 ⇒ We don’t accept credit cards.

 

「申し訳ありません」は必ず最初に!気持ちを込めて!

そして、「申し訳ありませんが、電子マネーはお使いいただけません」を英語で言う場合、”I’m sorry.” は文頭に来ます。

なのでこのようになります。

I’m sorry. We don’t accept e-money.

英語で接客する上で大切なのは、正しい英語を話すことではなく、気持ちを込めて話すことです。

なので、「申し訳ありません」とお伝えする際は、きちんと謝罪の気持ちを言葉に込めて言いましょう。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

「ラストオーダー」が海外のお客様に通じない理由

「ラストオーダー」が通じる肝はアクセントにあり

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。

接客英会話レッスン中、複数の生徒さんから

「『ラストオーダー』って英語じゃないんですか?」

「『ラストオーダー』が通じないんです」

とこと質問を受ける事がありました。

初めてそれを聞いたときは、私も通じない理由が分からず、

「ラストオーダーは英語なので、通じないことはないと思うのですが…」

という感じでしたが、段々と理由が分かってきたので、この動画で通じない理由を解明します。

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :I’m sorry for bothering you.(お話し中に失礼します)
  • お客様B:It’s OK.(問題ないですよ)
  • 店員  :It’s last order for all food menu. Would you like to order anything?(お食事のラストオーダーのお時間なのですが、他にご注文はいかがですか?)
  • お客様B:No, I think we are fine.(いえ、大丈夫だと思います)
  • 店員  :OK.(承知しました)

 

「ラストオーダー」が通じない理由はアクセントにあった!

文字で “last order” と見てもわかりづらいのですが、音で “last order” って聞くと、日本語のような「ラストオーダー」という平坦な言い方ではなく、「ストーダー」と、 “last” の「a」と “order” の「o」にアクセントを付けているのが分かります。

このアクセントが、通じるか通じないかを分ける大きなポイントです。

私たちは学校の英語の授業では、文法と発音を主に学んできました。

今でも、英語の発音に関する動画や本はたーーーくさん出ています。

しかし、私はこう思うのです。

伝わる英語を話すコツは、発音よりもリズムにあり

英語を話す際、リズムは本当に重要です。

どこにアクセントを置いて、どの音を弱めるか、

ブツッ、ブツッと切れるように話すのではなく、流れるように話せるか、

これらが、伝わるか伝わらないかを決める大きな要素です。

ですので、今後弊社の動画を見て英語を学んでいただく際も、私のリズムや、どの音にアクセントを置いているかをしっかり聞いてみてください。

そうすれば、多少発音が悪くても必ずや通じる英語を話せるようになりますから!

 

「お食事のラストオーダーです」を英語で何て言う?

さて、ここからは実践編。

ストーダー」が言えるようになったら、今度は「お食事のラストオーダーのお時間です」を英語で言ってみましょう。

それがこちら↓

It’s last order for all food menu.
ッツ ストーダー フォー オー ドリンクニュー

ちなみに、”It’s last order for ●●.” で「●●のラストオーダーのお時間です」になりますので、「お食事のラストオーダーです」以外にもこんな言い方が出来ます。

  • 飲み物のラストオーダーのお時間です ➡ It’s last order for all drink menu.
  • 飲み放題のラストオーダーのお時間です ➡ It’s last order for all-you-can-drink.
  • 食べ放題のラストオーダーのお時間です ➡ It’s last order for all-you-can-eat.

飲み放題は all-you-can-drink(オーユーキャンドリンク
食べ放題は all-you-can-eat(オーユーキャンイート

 

「お食事のラストオーダーのお時間ですが、他にご注文はいかがですか?」を英語で何て言う?

こちらは上級者向け。

“It’s last order for all food menu.” が言えるようになったら、あとは「他にご注文はいかがですか?」を足すだけです。

それがこちら↓

It’s last order for all food menu. Would you like to order anything?
ッツ ストーダー フォー オー ドリンクニュー。ウッジューライク トゥー ーダー ニティン?

 

以上、今日のレッスンでした!

 

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

人気ブログ, 動画

「お話し中にすみません」を英語で何て言う?

「お話し中に失礼します」を英語で言う方法

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。

お客様が楽しくお話をされている。

でも、

  • 「別のお飲み物はいかがですか?」
  • 「空いているお皿をお下げしてもよろしいですか?」
  • 「お食事のラストオーダーのお時間です」

など、お伝えしたい事がある時、「お話し中に申し訳ありません」って一言言ってから話し始めたいですよね。

今日はそんな時につかえる、「お話し中にすみません」を英語で何て言うかをご紹介します。

それがこちら。

I’m sorry for bothering you.

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :I’m sorry for bothering you.(お話し中に失礼します)
  • お客様B:It’s OK.(問題ないですよ)
  • 店員  :It’s last order for all food menu. Would you like to order anything?(お食事のラストオーダーのお時間なのですが、他にご注文はいかがですか?)
  • お客様B:No, I think we are fine.(いえ、大丈夫だと思います)
  • 店員  :OK.(承知しました)

 

「お話し中に失礼します」は “I’m sorry for bothering you.”

「お話し中に申し訳ありません」「お楽しみのところにすみません」は英語で

I’m sorry for bothering you.
アイ ソーウィー フォー バザーリンギュー

と言います。

これを聞いて、もしかしたら、みなさんの中には

「え? “bothering” よりも “interrupting” の方がいいんじゃない?」

と思われた方もいるかもしれません。 (こう気づいたあなたは英語上級者♪)

確かにそうかもしれません。

しかし、弊社のレッスンは「覚えやすさ」と「言いやすさ」を重視しています。

“interrupting” よりも “bothering” の方が日本人には言いやすいので、今回は “bothering” をご紹介しています。

ただ、 “interrupting” で問題ない、という方はお好きな方をお使いください(^ ^)

 

謝罪をする時によく使うのは “I’m sorry for ●●.”

今回の「お話し中に申し訳ありません」然り、お客様に謝る際はよく “I’m sorry for ●●.(●●して申し訳ありません)” を使います。

例えば、飲食店で最も使う謝罪がこちら。

I’m sorry for keeping you waiting.
(お待たせして申し訳ありません)

ただ、「お待たせしました」みたいな感覚で使う際は “Thank you for waiting.” の方が自然です。
“I’m sorry for keeping you waiting.” は本当にお待たせしてしまった場合のみに使いましょう。

 

他にもこんな使い方ができます。

  • I’m sorry for being late.(遅刻してすみません)
  • I’m sorry for the short notice.(直前のご連絡ですみません)
  • I’m sorry for late response.(連絡が遅くなりすみません)

もう少し丁寧に謝罪をしたい時は、 “I’m sorry” の部分を “We are sorry” に変えると、「お店(企業)として誤っている感」を出す事が出来ます。

 

大切なのは「言い方」

「お話し中にすみません」に限らず、謝罪をする際に大切なのは、どう話すかです。

無表情で「お話し中にすみません」と言われても、全然すみません感が伝わってこなくて、逆に「マニュアルにそう書いてあるんだろうな」と感じてしまうほど、機械的ですよね。

しかし、声や表情に「申し訳ありません」という気持ちを込めながら「お話し中に失礼します」と言えば、例え盛り上がってお話をされていたお客様であっても「大丈夫ですよ(^ ^)」と笑顔でおっしゃってくださいます。

ですので、“I’m sorry for ●●.” を使う時は、必ず気持ちとセットというのを忘れないで下さい。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

接客中に海外のお客様とスモールトーク(日常会話)をサラッとこなす方法

ちょっとした会話でお客様の満足度&客単価を上げる事ができる!

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。

英語が話せるようになりたい、海外のお客様と話したいと考えているみなさんの中には、「接客用語だけではなく、もう少し世間話みたいなのが出来たらな」なんて思っている方も多いはず。

実はそういうちょっとした会話、海外のお客様も求めています。

実際にお話を聞いてみると、

  • 「店員さんがフレンドリーに話しかけてくれると楽しい気持ちになる」
  • 「居心地がよくなると、『もう一杯頼もうかな』って思う」
  • 「こちらも初めていくお店で緊張しているから、話しかけてくれるとありがたい」

など、みなさんの英語力うんぬんはあまり関係なく、「お客様と話したい」「もっと楽しんでもらいたい」という気持ちを表すことができるかどうかで、お客様の満足度や客単価も変わってくるのです。

なので今回のブログでは、お客様と自然にスモールトーク(世間話)をする方法をご紹介します。

それがこちら↓

May I ask where you are from?
(どちらからお見えになったかお伺いしてもよろしいですか?)

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :Is everything OK?(お味はいかがですか?)
  • お客様B :Everything is amazing.(とってもおいしいです)
  • 店員    :Oh, thank you.(ありがとうございます)
  • 店員    :So may I ask where you are from?(ところで、どちらからお見えになったのですか?)
  • お客様A :We are from Poland.(ポーランドです)
  • 店員    :Oh, really? I know レヴァンドフスキ. He plays in ドルトムント, right?(そうですか。レヴァンドフスキ選手なら知っています。今ドルトムントでプレーをされていますよね?)
  • お客様A :Basically, he is the most famous Polish player in the world. Also, in Poland we love soccer. We play it, we watch it, like, every day almost. Yeah, it’s our favorite sport.(彼はポーランドで一番有名な選手ですからね。しかも、ポーランド人はサッカーが大好きなんです。毎日のようにプレーしたり試合を観戦していますよ。とても人気の高いスポーツです)
  • 店員    :Interesting. So would you like another drink?(そうなんですね~。ところで、何か別のお飲み物はいかがですか?)
  • お客様B :I’ll go for another beer, please.(同じのをお願いします)
  • 店員    :Thank you.(承知しました)
  • お客様A :Same for me please. One beer.(僕も同じのをお願いします)
  • 店員    :OK, so two beers. Thank you very much. I’ll be back with your beers.(ビールを2つですね。ありがとうございます。すぐにお持ちします)

 

“May I ask” とは何ぞや?

“May I ask where you are from?”

と聞いて、長い!そんなの覚えられん!と思われた方もいるかもしれません。

そういう方は、

“Where are you from?” だけでもOKです(^ ^)

そもそも、”May I ask” というのはとても丁寧な質問の仕方で、「お伺いしてもよろしいですか?」という意味があります。

いきなり “Where are you from?(どちらからですか?)” と聞くよりも、「ところで、どちらからお見えになったのですか? (お伺いしてもよろしいですか?)」と質問する方が、丁寧ですし唐突感がないですよね。

ですので、言える方は “May I ask where you are from?” と聞き、難しい方は “Where are you from?” から始めてみましょう。

 

国名が返ってきた後に会話を維持する方法

そして、みなさんが「どちらからお見えになったのですか?」と聞けば、当然国名や街の名前が返ってきます。

問題はここからです。

例えば、お客様が “We are from NY.(NYから来ました)” と返してくれても、みなさんが「へー…。」で終わらせてしまったら、「何で質問したの?(笑)」ってなってしまいますよね。

そうならない為の秘訣をお伝えします。

それがこちら↓

I like ●●. (私●●好きです)

I know ●●. (私●●知っています)

 

まずは、 “We are from NY.” って聞いたらすぐに頭をフル回転させ、NYにまつわる人名、イベント、食事、有名なスポット、スポーツなどを考えます。

例えば私の場合、NTが舞台の超有名なドラマ “Sex and the city” が大好きなので、そのような場合は “I like sex and the city” と言えます。

他にも、

  • NYヤンキースが好きな方なら “I like NY Yankees.”
  • 世界遺産が好きな方は “I like the statue of liberty.(自由の女神)”

なんていう風に答える事ができます。

 

一方、好きではないけど知っている、という方は、

  • “I know Central Park.(セントラル・パーク知ってます)”
  • “I know Madison Square Garden.(マディソン・スクエアー・ガーデン)”

と言えますよね。

 

このように、”I like ●●.”、”I know ●●.” と言えることができれば、お客様は

「この人は私の街を好いて(知って)くれているんだ♡」

と嬉しい気持ちになり、楽しい空間を作り出すことが出来ます。

そうすれば、

「もう1杯いただいちゃおうかな♪」

「デザートも食べちゃおうかな♪」

となりやすく、お客様はハッピーに、皆さんは売上が上がるという win-win ですので、是非使って見て下さい。

この時に大切なのは、”We are from ●●.” と言われた後、●●にまつわる何かをすぐに見つけ出すことが出来る頭のスピードと柔軟さです。

 

会話を終わらせるコツは質問にあり

  • みなさん:「どちらからですか?」
  • お客様:「オーストラリアです」
  • みなさん:「私、ヒュー・ジャックマンが好きなんです」

という会話をすると、大抵の場合、

「ヒュー・ジャックマンは本当にいい男よね。この間のグレーテストショーマンも最高だったわ。彼は容姿や演技、歌やダンスだけではなく、勉強もとても出来る人で…」

のように、海外のお客様がバーーーと喋ってくれます。

それを一通り聞き、話がひと段落したら

So, would you another drink?(ところで、別のお飲み物いかがですか?)

と質問すれば、会話の流れとしてとても自然に終わらせることが出来ます。

この “So,(ところで)” が大切なので、「あぁ、そうそう」みたいな感じで聞いてみてください(*^∀゚)ъ

 

以上、今日のレッスンでした!

 

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

海外のお客様のニーズをいち早くキャッチ出来る魔法の質問

「お味はいかがですか?」「何か足りないものはありませんか?」と店員さんの方から歩み寄ることの大切さ

こんにちは!

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。

 

飲食店で海外のお客様を接客している際、

  •  「注文したものと違う…」
  •  「取り皿が追加で欲しいな」
  •  「ビールをお替りしたい」

というようなお客様のニーズをいち早く掴むことができる、魔法の質問をご存知ですか?

それがこちら。

お客様がメインのお食事を2~3口召し上がった後に、

“Is everything OK?”

と聞くと、クチコミサイトで悪い評価を書かれたり、クレームにつながる可能性を極力減らすだけではなく、お客様の満足度向上に繋がりますので、とてもオススメです!

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :Is everything OK?(お味はいかがですか?)
  • お客様 :Everything is amazing.(とってもおいしいです)
  • 店員  :Oh, thank you.(ありがとうございます)

 

なぜニーズをキャッチする必要があるのか?

もしかしたら皆さんの中には、

「必要があればお客が店員を呼べばいいじゃないか」

と思うかもしれません。

しかしこの「店員を呼ぶ」という行為、海外(特に欧米)ではとっても失礼なことなので、「用があっても店員を呼ばない(気づかれるまで待つ)」というお客様は一定数いらっしゃいます。

実際に、私のイギリス人の友達に、「飲食店で店員を『すみません』って呼ぶ?」って聞いたら、

「呼ばないよ。そんな事したら、一緒にいる友達から『なんでそんな失礼な事するの?』って非難されちゃうよ」

と言っていました。

また、日本に4年以上住んでいるポーランド人の友達も、

「未だに日本の飲食店で、『すみません』って店員を呼ぶのは慣れないんだよね。。。」

と言っていました。

では、なぜ店員を呼ぶことが失礼に当たるのでしょうか?

それは、

「すみません」と店員を呼ぶ = 周りのお客の前で店員の恥をさらす

ことになるからなのです。

と言うのも、私が働いていたカジノホテルの飲食店も然り、欧米の多くの飲食店は各ウエイター/ウエートレスの担当テーブルが決まっています。

例えば私の場合、シフトに入るとまずは「今夜の私のはセクションは2か。」という様に、自分の担当セクションを確認します。

そして、基本的には自分のセクション以外のお客様のご注文を取ったりお料理を運ぶことはありません。

仮に、担当外のセクションのお客様から「注文いいですか?」と言われても、「では、担当の者を呼んできますね」と言ってその場を去るか、一応注文は取りつつ、そのメモを担当者に渡すだけで、オーダーは打ちません。

その代わり、自分の担当テーブルは常に目を光らせて、お客様が何かお困りではないか、私を探してはいないかと、随時気を配ります。

つまり、このようなシステムがあるにも関わらず、お客様が店員を「すみません」と呼んでしまうと、周りのお客様の前で「あなたは十分な仕事をしていないですよ!」と伝えることになってしまうのです。

そのような文化が欧米にはあるので、一般的に欧米の方は、日本に来ても店員を呼ぶことはしません。(静かに手を挙げたり、ボタンを押すことはあります。)

なので、店員さんが「呼ばれないから行かない」という事であれば、そのお客様は本当はもう1杯飲みたかったのに、注文できないまま お支払い ➡ 退店 という事も大いに起こるのです。

“Is everything OK?” と聞けば、お客様は思う存分注文が出来、その分お店の売り上げも上がる!

 

“Is everything OK?” と聞くタイミングは?

“Is everything OK?” と質問するのはどのタイミングがいいのでしょうか?

私がカジノホテルで働き始めたころ、先輩から

お客様がメインのお料理を2~3口召し上がった頃に聞くのがベスト」

と教わりました。

逆に、以下はNGなタイミングです。☟

  • お料理を出してすぐに聞きに行く
    ➡ 「まだ食べてないよ」と言われ、2度手間になる可能性あり
  • 前菜を出して早速聞きに行く
    ➡ “Is everything OK?” は1組のお客様に何度も聞くとしつこくなり、逆に煙たがられます。メインのお料理の後の1回か、メイン&デザートの2回で十分。
  • お料理を食べ終えた後に質問する
    ➡ 食べ終えた後に「焼き加減が注文したのと違った」などと言われても、今更どうすることも出来ませんよね。なので、お客様が食べ終える前に聞きましょう!

 

“Is everything OK?” と聞いたらお客様から何て返ってくる?

店員であるみなさんが、お客様に “Is everything OK?” と聞いたら、(私の経験上、)90%以上の割合でこのように返ってきます。

  • “Yes, thank you.” (はい、大丈夫です)
  • “Everything is great!” (とってもおいしいです!)
  • “Everything is amazing!(とってもおいしいです!)
  • “Could I have another beer?” (ビールのお替りお願いできますか?)

 

しかし稀に、このように返ってくることもあるでしょう。

  • “This is not what I ordered.” (注文したものと違います)
  • “I think these French fries are too salty.” (ポテトがしょっぱいです)
  • “I ordered medium rare, but this is well-done.” (ミディアムレアで注文したのに、これはウェルダンです)

このような場合、まずは “I’m sorry.” と不快にさせてしまったことを謝り、”I’ll go check.(確認して参ります)” と言って適切な対応を取りましょう。

 

以上、今日のレッスンでした!

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

【飲食店の接客英語】「お好みでどうぞ」を英語で何て言う?

「お好みでどうぞ」は英語で “as you like.”

こんにちは。

アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英会話講師 MIKI です。

 

お客様にお料理と一緒にソースをお出しする際に、「お好みでどうぞ」って言ったりしますよね。

それを英語で何て言うか、ご存知ですか?

こんな風に言うのです。

“As you like.”

 

動画内の接客会話を確認しよう

動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。

  • 店員  :Here is your assorted tempura and steamed vegetables.
    (こちらが天ぷら盛り合わせと蒸篭蒸しです)
  • お客様A:So big!(でかいな!)
  • 店員  :Please eat tempura with salt, and steamed vegetables with ponzu vinegar or sesame sauce, as you like.(天ぷらはお塩と一緒にお召し上がりください。蒸篭蒸しはお好みでポン酢か胡麻ソースをどうぞ)
  • 店員  :Please enjoy.(ごゆっくりどうぞ!)
  • お客様B:Thank you.

 

ポイントはお料理とソースを出してから “as you like.”

“as you like” を使う際のポイントをご紹介します。

  1.  まずはお料理をお出しする
  2.  それからソースをお出しする
  3.  そして “as you like.”

例えば天ぷらを出してから「天つゆかお塩をお好みでどうぞ」と言う場合。

まずは “Here is your assorted tempura.” と、天ぷら盛り合わせをお出しします。

それから、”Here is your tempura sauce ans salt.” と、天つゆと塩を出します。

最後に “As you like.” と続きます。

ただ、英語では短い期間で同じ言葉を何度も言うのはNGとされています。

上記では “Here is your” を2度使っていますよね。

なので、このように簡略化します。

“Here is your assorted tempura and tempura sauce and salt, as you like.”

 

“as you like” と “as it is” がごちゃごちゃにならないように!

以前の動画で、”as it is”(そのままでお召し上がりください)をご紹介したの、覚えていますか?

弊社の生徒さんの中には、”as it is” と “as you like” がごちゃまぜになってしまい、「あれ、どっちだっけ?」と混乱される方、結構いらっしゃいます。

「お好みで」の方は好むという動詞の “like” が入っている方、という風に覚えておいてくださいね。

 

以上、今日のレッスンでした!

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

2/25(火)インバウンド接客セミナー @佐世保

佐世保 インバウンド接客セミナー情報

こんにちは。

華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

 

先週の新潟県長岡市でのセミナーに続き、

2/25(火)の14時~、長崎県佐世保商工会議所主催で

訪日観光客向け「おもてなし」接客販売術

というセミナーを行います。

*本セミナーは飲食の関係者に限らず、接客に携わる全ての方を対象としています。

 

 

今後ますます、日本の観光業はインバウンドの加速が予想されます。

彼らはお金を使いに日本にやってくるわけですから、多くのご注文・ご購入をいただく絶好のチャンスなのです。

うまくいけばSNSで一気にお店が広まり、世界中にPRできる機会を掴むことも出来るのです。

「英語が話せないから接客できない」

「英語が通じないお客様とコミュニケーションが取れない」

なんて言ってられませんよ。

なので、世界中のどんな方が相手でもコミュニケーションが取れ、接客ができるように、インバウンド接客に必要な事を事前に学びましょう、ということでお声掛けをいただきました。

 

 

セミナー詳細

 開催日  2020年2月25日(火)
 時間  14:00~16:00
 会場  佐世保商工会議所 3F
 受講料  会員: 3,000円
非会員:6,000円

 

 

 

お申込み先

佐世保商工会議所 ビジネススクール
(ご担当:馬場様、丸田様、福島様)
0956-22-6121

 

当日、佐世保の皆様とお会いできるのを楽しみにしております!

 

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく 代表取締役/飲食店インバウンド専門家)

 

2/20(木) インバウンド接客セミナー @長岡(新潟)

長岡 インバウンド接客セミナー情報

こんにちは。

華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

今月は月末に2件のセミナーを予定しています。

まずは1つ目。

2/20(木)の14時~、新潟県の長岡商工会議所主催で

訪日外国人にも対応できる現場で役立つおもてなし接客術

というセミナーを行います。

*本セミナーは飲食の関係者に限らず、接客に携わる全ての方を対象としています。

 

オリンピック期間に「日本一の花火」と名高い長岡祭りが開催されますので、今年はきっと例年よりも多くの海外からのお客様が長岡を訪れるはず。

なので、インバウンドにも通用する「コミュニケーション」と「接客力」を事前に学びましょう、ということでお声掛けをいただきました。

 

セミナー詳細

 開催日  2020年2月20日(木)
 時間  14:00~16:00
 会場  ハイブ長岡 2F会議室
(長岡市千秋3丁目315-11 TEL:0258-27-8812)
 受講料  無 料

 

お申し込み先

長岡商工会議所 営業サービスグループ 佐藤さん、片桐さん
TEL:0258-32-4500 FAX:0258-34-4500

 

余談

実は私、長岡とは切っても切れない縁があるのです…。

と言いますのも、私の母は小千谷(長岡の隣町)出身で、叔母や従妹は長岡に住んでいた為、毎年のように長岡を訪れていました。

「訪れていた」よりも「帰っていた」という表現の方が正しいと思うほど、私にとって長岡は第二のふるさとなのです。

最近はなかなか帰れていない為、今回久しぶりに長岡の空気を吸えることを本当に嬉しく思っています。

当日、みなさんとお会い出来る事を楽しみにしています!

 

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

「ご注文内容を確認します」を英語で何て言う?

英語で注文内容を確認する方法

 

Hi, everyone!
アメリカ・ラスベガス近くのカジノホテルでウエイトレスをしていました、
飲食店専門の接客英会話講師の MIKI です。​

英語でオーダーを受けた際、間違えがない様に、ご注文内容は確認したいですよね。
今日は「ご注文内容を確認します。●●と●●ですね」を英語で何て言うかをご紹介します。

それがこちら。

“So, ●● and ●●.”

 

動画内の接客英語を確認しよう!

こちらの動画内の接客では、このように会話しています。

  • 店員  :Would you like something to drink?(何かお飲みになりますか?)
  • お客様A:Yeah, of course. Can I have shochu, please?
    (そうですね、焼酎をもらえますか?)
  • 店員  :Sure. We have a variety of shochu. Which one would you like?
    (承知しました。種類を豊富にご用意しておりますが、どちらがよろしいですか?)
  • お客様A:The rice one.(米焼酎で)
  • 店員  :Rice one. How would you like it prepared?
    (米焼酎ですね。飲み方はいかがされますか?)
  • お客様A:I’ll go with “with soda” please.(ソーダ割りで)
  • 店員  :”With soda”. Thank you.
  • お客様B :Can I have beer please.(僕はビールをお願いします)
  • 店員  :Sure. So rice shochu with soda, and beer for you.
    (ではご注文内容を確認します。米焼酎のソーダ割りとビールですね)
  • お客様B :Right.(そうです)
  • 店員  :Thank you very much. I’ll be back with your drinks.
    (ありがとうございます。少々お待ちくださいませ)
  • 店員  :Here is your rice shochu with soda and beer for you.
    (お待たせしました。米焼酎のソーダ割りとビールです)
  • 店員  :Are you ready to order?(ご注文はお決まりですか?)
  • お客様A:We would like boiled tofu, assorted pickles, assorted tempura, and steamed vegetables without meat, please.
    (茹で豆腐と漬物の盛り合わせと、天ぷらの盛り合わせにせいろ蒸しの肉なしでお願いします)
  • 店員  :Sure. So this one, this one, this one, and this one.
    (こちらとこちらとこちらとこちら、ですね)
  • お客様A:Exactly.(そうです)
  • 店員  :Thank you very much. I’ll be back with your meals.
    (ありがとうございます。少々お待ちくださいませ)

 

 

“So” =「つまり」=「ご注文を確認します」

“So” は日常会話でもよく使います。

「つまり」という意味です。

今回のように、文頭に持ってきて

“So, ●● and ●●”  (つまり、●●と●●ですね)

と使う時もありますし、

“So?”  (つまり?/だから?)

と質問する時にも使えます。

ただ、高級店では “So,” よりも、”Let me repeat your order” を使う事をお勧めします。

こちらの方が断然丁寧ですから。

ちなみに発音は、

「レット ミー リピート ユア オーダー」

ではなく、

「レッミー ゥリピー ユ オーラー」

の方がより伝わる発音になりますよ。

カジュアル店と高級店では使う英語が異なります。
(一般的には高級店英語の方が長い。)
ただ、最初は英語に慣れることが大事なので、まずはカジュアル店英語を使い、自然に言えるようになったら高級店英語にチェンジしていきましょう。

 

正しい英語よりもジェスチャーの方がより伝わる!

ご注文を確認する際、品数が少なければ

“So, ●● and ●●.”

とお料理名を言っていけばいいのですが、たくさんご注文をいただいた場合、

“So, ●●, ●●, ●●, and ●●.”

と、1つ1つお料理名を英語で言うのは大変ですよね。

そこで使えるのが “This one” (こちら)です。

ジェスチャーでご注文いただいたお料理を1つ1つ差しながら、

“So, this one, this one, this one, and this one.”
(ご注文を確認します。こちらと、こちらと、こちらと、こちら、ですね)

と、視覚と聴覚で確認する方がよりミスを防げますので、正しい英語を話そうとするのではなく、ジェスチャーを使って伝わる英語を話しましょう!

 

以上、今日のレッスンでした!

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

動画

弊社がWBSのトレンドたまご(トレたま)に選ばれた理由

トレンドたまごに選ばれる商品の共通点とは?
~ WBS のディレクターさんに直接伺った話 ~

こんにちは、株式会社華ひらくで飲食店専門の講師&飲食店インバウンドコンサルタントをしております、代表の内木美樹です。

弊社の新商品である、飲食店専門の翻訳ツール DIDIT! が、2019年11月13日のワールドビジネスサテライトの「トレたま」で全国放送されました!

毎日多くの応募が届く「トレたま」で、初めて送った商品が採用されるなんて、奇跡中の奇跡だと思っています。

しかし、撮影の合間にディレクターさんにお話を伺ってみたら、弊社の DIDIT! が選ばれた理由は、「トレたま」で紹介されやすいツボを押さえていたからだという事が分かりました。

そこで今日は、弊社がワールドビジネスサテライト(テレビ東京)の「トレたま」に応募してから採用までの流れと、ディレクターさんに直接伺った「ツボ」の話をご紹介します。

みなさんのトレたま採用にお役立ち出来れば嬉しいです。

 

トレたまに応募する方法

トレンドたまごには応募フォームがあるってご存知ですか?

ワールドビジネスサテライトのトレたまのページを見ていただくと、右下に「商品情報募集中」というバナーがあります。

そこを通して、皆さんの新商品(もしくはまだ開発中の商品)の情報をディレクターさんにお送りできるのです。

番組によっては、「ご意見募集」という応募フォームを設置していながら、実際は届いたメールに全然目を通していない…なんて事もありますが、トレたまはちゃんと読んでくれているみたいです。

なので、「うちもトレたまに出たい!」という企業は、応募フォームからメールを送信されることをおすすめします。

 

トレたまの商品情報は、1日に何通くらい届くのか?

とは言え、番組ホームページと、毎晩のコーナー中に「商品情報募集」とうたっているくらいですから、きっと毎日大量の商品情報が届くはず…。

そんなわけで、撮影の時にディレクターさんに聞いてみました。

  • 内木:「トレたまの商品情報って、どれくらい届くんですか?」
  • D: 「そうですねぇ、結構届きますよ。」
  • 内木:「1日で100通くらいですか?」
  • D: 「多い時でそれくらいですね。」

い、1日に100通…。

しかし、取り上げられるのは1日1商品のみ。

つまり、倍率100倍…。

コネも知名度もない弊社のような会社が、この倍率100倍の壁をすり抜けられたことがいかに奇跡的か、お分かりいただけたかと思います。

 

応募から採用までの流れ

ここからは、時系列で応募から採用までにどれくらい時間がかかり、どのような流れで進んだのかをご紹介します。

① 応募:2019/10/27 の夜

この日は日曜日でした。

正直なところ、弊社のような名もない企業の商品がトレたまで取り上げられるわけがないと思って、最初は応募する気持ちすらなかったのですが、何故かふと

「応募はタダなんだし、やってみるか」

と思い立ち、パソコンを立ち上げてサクッと応募してみました。

 

ちなみに、応募フォームはいたってシンプルです。

大切なのは、商品名と商品情報。

(これは伺ったお話ではありませんが、)おそらくは商品名が何よりも大事。

なぜなら、1日に100通も届く商品情報を、隅々まで読めるわけがありません。

殆どは商品名をぱっと見て、興味が湧けば商品情報を読み、商品名に興味が湧かなければそのままスルーです。

なので、商品名をいかに分かりやすく、キャッチーに書くかがコツです。

こちらのページで過去に放送されたトレたま商品が見れますので、これらを参考にご記入されるとよろしいかと。

ちなみに弊社は、「飲食店専門のチャットボット “DIDIT!”」と入力したと記憶しています。

 

② 問い合わせ:3日後の夕方にディレクターさんから電話が!

応募した翌日くらいは少しだけ期待していましたが、さすがに2日、3日と時がたっても何の連絡もなかったので、「そりゃそうだよな」と諦めていました。

そうしたらななな何と、夕方にディレクターさんからお電話が!!

ただ、この時点ではまだ確定ではありません。

あくまでもこのお電話は「商品を詳しく教えて欲しい」という問い合わせです。

でも、このチャンスを逃してはなるまい!!とメラメラ燃えた私は、「お菓子食べたいー」と騒ぐ子供を部屋に残し、ベランダで商品や弊社の取り組みを熱弁。

  • 内木:「弊社は日本で唯一、飲食店に特化した英会話レッスンを展開している会社でして」
  • 内木:「新商品の “DIDIT!” は、飲食店の為だけに作られたチャットボットです」
  • D: 「飲食店の為だけに作られたんですか、ニッチですね~(笑)」
  • 内木:「そうなんです!これだけニッチだと他社は入ってこようとは思わないので、ブルーオーシャン中のブルーオーシャン、THE 隙間産業です!!」
  • D: 「どれくらいの英訳が登録されているんですか?」
  • 内木:「現在で500以上です。飲食店でしか使わないものばかりなので、かなりマニアックな英訳も入っています」
  • D: 「例えばどんな?」
  • 内木:「例えば、『食物アレルギーはお持ちですか?』。アレルギーって英語だと全然違う発音なので、『アレルギー』って海外の方に言っても伝わらないんですね。なので、DIDIT! で正しいアレルギーの発音を学べます」
  • 内木:「あとは、『お飲み物のラストオーダーのお時間ですが、追加のご注文はいかがでしょうか?』とか。これくらいのレベルになると、グーグル翻訳とかでも正しく翻訳されないので、DIDIT! の強みが出せます。」
  • 内木:「弊社はこれまでに1,400人以上の海外の方に飲食店に関する街頭インタビューをとり、外国人の生の声を集めまくっています」
  • 内木:「お飲み物どうされますか?」と聞くか聞かないかで、インバウンドの飲料売上が10倍違うんですよ」
  • 内木:「さらに、『お飲み物はどうされますか?』は詰まるところ飲むか?飲まないか?を聞いているので、『飲まない(水でいい)』という回答も50%の割合で返ってきますが、『お飲み物は何にされますか?』は『何』を聞いている分、『飲まない』という回答はグンと減らせるのです」
  • 内木:「『でも、お飲み物は何しされますか?を英語で何て言うか分からない』という方向けに、この DIDIT! は役立てるのです!」

などなど、通話記録を調べたら17分も熱弁していました。

 

③ 社内会議:ディレクターさんがデスクにプレゼン

なが~いプレゼンをさせていただきましたが、大事なのは決裁権はデスクが持っているという事。

なので、私との電話が終わった後の行われる社内会議でディレクターさんがデスクに弊社の DIDIT! をプレゼンし、それが無事に通過すれば、「採用」となるのです。

  • D: 「では、今後の会議でプレゼンしてきますので、今日か明日に結果をご報告します」
  • 内木:「プレゼンがんばってください!願っています!というか、祈っています!!」
  • D:  苦笑

という、祈りと言う名の呪いをかけて、電話はいったん終了。

私の想いはお伝え出来たと思うので、後はもう待つのみ。

電話がくるのは今日かな?明日かな?

 

④ 2度目の電話:採用!

これまでの経験上、「今日か明日電話します」っていう場合、大抵電話がくるのは明後日くらいになんだよな…。

不採用だったら電話は来ないかも…。

とかなり斜に構えていましたが、1回目の電話を切った2時間後に着信が!

しかも、採用!!・゚・(ノД`)・゚・

ディ、D様、デスク様~~~!!

 

しかし、喜びも束の間。

  • D: 「ただし、ですね」
  • 内木:「はい?」
  • D: 「ただし、難しい条件を出されまして…」
  • 内木:「な、なんでしょう…(汗)」
  • D: 「撮影場所を、御社ではなくどこか飲食店でやる方がよりリアルに見えるのではないかと言う案が出たのですが、いかがでしょう?」

せっかく採用していただいたのに、ここで引き下がっては女がスタる!
(しかも、全然難しい条件でもない。)

なので、その場で「弊社の日本橋で飲食店をやられているお客様なら、きっと撮影にご協力くださるはずです!すぐに確認します!」

「外国人もいる方がより絵になりますよね?弊社の講師を手配します!!」

積極的にご提案し、お客様からもOKをいただいたので、条件は難なくクリア。

よかった~。

そして撮影日が決まり、どういう流れになるのかも分からないまま、撮影を迎えたのでした。

 

弊社の新商品が選ばれた理由

さて、ここまでの流れを読んでいただき、なぜ、弊社の商品が100倍率を打ち破って採用されたか、分かりますか?

ここで弊社の DIDIT! プレゼンがディレクターさんのハートをガッチリ掴んだツボをおさらいをします。

  1.  熱い想い
  2.  「日本で唯一」
  3.  「飲食店専門」
  4.  「ニッチ」
  5.  「ブルーオーシャン」
  6.  「隙間産業」
  7.  例え
  8.  大手商品との比較
  9.  具体的な数字
  10.  導入によって得られる効果

 

このような点が、興味を持っていただいたポイントです。

撮影の合間に伺ったお話しによりますと、

「他の番組で取り上げられるような商品をトレたまで紹介する理由がない。他では見られないニッチな商品がトレたまの売り。」

との事でした。

 

その他に準備した方がいいもの

上記のようなキーワードをPRの中に組み込めば、恐らく気に留めてもらえる可能性はグンッと上がります。

ただ、それとは別で、商品の詳細がより分かるホームページや、使っている様子が画になると判断できる動画があると、より良いと思います。

(テレビなので、画になるかどうかは非常に大切だと思います。)

 

また、みなさんの心構えとして、「撮影に積極的に協力します」という意思が伝わると、ディレクターさんとしてはありがたいと思います。

弊社の場合、

  • 「外国人もいた方が画になりますよね?」とこちらからご提案
  • デスクからの要望を喜んで受け入れた
  • 迅速な連絡

このような点でより好感を持っていただけたのだと思います。

 

まとめ

では最後に、弊社の DIDIT! がWBSのトレたまに取り上げられたポイントのおさらいです。

1.応募の際の商品名は分かりやすさと面白さ重視

恐らく、ディレクターさんは商品名でその商品の詳細を読むかどうかを判断します。

つまり、商品名次第で明暗が分かれるわけです。

ここで言う「面白さ」とはボケるということではなく、「ん?どういうことだろう?」と興味を持ってもらえるように、という意味です。

商品名で専門性やニッチさが伝わると詳細を読んでもらえると思います。

 

2.キーワードは「ニッチ」

先にご紹介したように、ディレクターさんは「他の番組で取り上げられるような商品をトレたまで紹介する意味はない」とお考えです。

なので、大衆に好まれる商品よりかは、「ターゲットは人口1%未満の限られた業種の人」のような隙間産業感をPR出来ると、ディレクターさんのハートをゲットできると思います。

 

3.ホームページや動画の用意も必須

テレビである以上、画になるかどうかは大きなポイントです。

しかし、応募フォームだけではそれを伝えるのは難しいです。

なので、別途ホームページや Youtube 動画を用意し、リンクをはって送信しましょう。

 

4.熱い想いをプレゼン

「もう少し詳細を聞かせて欲しい」というお電話がかかってきたらチャンス!

この機会を絶対に逃してはなりません。

そこで大切なのがプレゼン力です。

数字やターゲットは、応募フォームやホームページを見れば分かります。

しかし、想いは口頭で伝えるからこそより説得力が増します。

ディレクターさんは心を持った人間なので、皆さんがどうしてこの商品を作ろうと思ったのか、どういう人たちを助けたいのかを真摯に語れば、きっと心を動かされるはずです。

熱い想いを伝えましょう!

 

5.共にトレたまを作るという意識

採用が決まった後も気は抜けません。

「後はディレクターさんが魅力的に撮ってくれるんでしょ?」という他力本願ではなく、いかに視聴者に伝えるかを、チームとなって一緒に作る心構えでいましょう。

何よりも、商品のことを一番よく分かっているのは皆さん自身。

なので、「こうやった方がより伝わると思う」「こう撮った方が商品の良さが引き立つ」という提案をしましょう。

 

余談(撮影日当日)

撮影日が決まり、「では企画書が出来上がりましたら送ってください」とお願いしたら、「あ、企画書とかはないんですよ」との事。

なので撮影当日、こちらは何がどういう順番で撮影されるのか、私は何を言えば良いのかを全く把握しないまま現場へと向かいました(笑)

撮影にかかった時間は約2時間。

しかし、実際に放送されるのはたったの2分弱…。

なので、撮影したものの内、大半はカットとなる訳ですが、生放送ではないので、何度NGを出しても大丈夫でした。

何より、ディレクターさんをはじめ、北村まあささん、カメラマンさん、音声さんがとても良い方々で、終始和やかに撮影が進みました。

企画書がない分、撮影全般はアドリブ(!)でしたが、商品のPRがメインなので落ち着いて笑顔で撮影に臨めたと思います。

以上、弊社がトレたまに出演出来た理由でした。

この記事が、これからトレたまに応募されるみなさんのお役にたてたのであれば嬉しいです。

「飲み方はどうされますか?」を英語で何て言う?

焼酎や梅酒の「飲み方はどうされますか?」は英語で何て?

 

Hi, everyone!
アメリカ・ラスベガス近くのカジノホテルでウエイトレスをしていました、
飲食店専門の接客英会話講師の MIKI です。​

お客様が焼酎や梅酒をご注文された際、「飲み方はどうされますか?」って聞きますよね。
それを英語で何て言うか、ご存知ですか?

正解がこちら。

How would you like it prepared?

 

動画内の接客英語を確認しよう!

こちらの動画内の接客では、このように会話しています。

  • 店員  :Would you like something to drink?(何かお飲みになりますか?)
  • お客様 :Yeah, of course. Can I have shochu, please?(そうですね、焼酎をもらえますか?)
  • 店員  :Sure. We have a variety of shochu. Which one would you like?(承知しました。種類を豊富にご用意しておりますが、どちらがよろしいですか?)
  • お客様 :The rice one.(米焼酎で)
  • 店員  :Rice one. How would you like it prepared?(米焼酎ですね。飲み方はいかがされますか?
  • お客様 :I’ll go with “with soda” please.(ソーダ割りで)
  • 店員  :”With soda”. Thank you.

 

飲み方はどうされますか?は “How would you like it prepared?”

“How would you like it prepared?” を3つに分けて解説しますね。

1) 「どうやって」「どの様に」と聞くときは “HOW”

今回は「焼酎をどの様にお作りしましょう?」と質問しています。

このように、「どうやって」と方法や手段を聞く場合、5W1Hの “H” に該当する “How” を使って質問します。

 

2)”would you like” は「致しましょう?」という提案

「致しましょう?」「どうされますか?」と提案して質問する時は、”would you like?” を使います。

カジュアル店で、フレンドリーさをアピールしたのであれば、”would you like” ではなく “do you want” でもOKです。
例)How do you want it prepared?

 

3)”prepare” は「準備する」という動詞

“How would you like it prepared?”の “it” は焼酎を指しています。

そして、”prepare” は「準備する」という動詞ですが、過去完了形にすることで、「用意ができた」という形容詞に変形することができます。

つまり、

How = どのように

would you like = 致しましょう?

it = 焼酎

prepared = ご用意できた

を組み合わせる事で、”How would you like it prepared?” となるのです。

難しいですよね(^ ^;) わかります。

“How would you like it prepared?” が「長くて覚えられない!」という方は、最後の “prepared” を消して “How would you like it?” だけでもOKです。

 

水割り、お湯割り、ソーダ割り、ストレート、ロックを英語で何て?

最後に、飲み方を英語で言う方法をご紹介します。

 水割り  with water
 お湯割り  with hot water
 ソーダ割り  with soda
 ストレート  straight
 ロック  on the rocks

 

 焼酎水割り  shochu with water
 梅酒のお湯割り  umeshu with hot water
 焼酎のソーダ割り  shocyu with soda
 梅酒ストレート  umesyu straight
 芋焼酎ロック  sweet potato shochu on the rocks

 

以上、今日のレッスンでした!

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

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【飲食店向け】客単価を上げる最強接客英語とは?

「何かお飲み物はいかがですか?」を英語で何て言う?

 

Hi, there!
アメリカ・ラスベガス近くのカジノホテルでウエイトレスをしていました、
飲食店専門の接客英会話講師の MIKI です。​

突然ですがみなさん、客単価を上げる事が出来る接客英語が存在するってご存知ですか?
みなさんが質問をしなければお客様は注文しないけれど、あえて質問することで注文率が上がる、魔法の英語がいくつかあるのです。

今回ご紹介するのはその内の1つ。
「何かお飲み物はいかがですか?」です。
それがこちら。

Would you like something to drink?

 

動画内の接客英語を確認しよう!

こちらの動画内の接客では、このように会話しています。

  • 店員  :Here is your table.(こちらがお席です)
  • お客様 :Thank you. Great.(ありがとう)
  • 店員  :And, here is your drink menu and food menu.(そしてこちらが飲み物のメニューとお料理のメニューです。)
  • お客様 :Thank you.(ありがとう)
  • 店員  :Sashimi of the day is tuna, red bream, and salmon roe. We are famous for sukiyaki, so please give it a try!(本日のお刺身はサーモンと金目鯛といくらです。当店の名物料理はすき焼きです。よろしければ是非!)
  • お客様 :Actually, I’m a vegetarian. Do you have vegetarian menu?(実は、僕はベジタリアンなんです。ベジタリアンメニューってありますか?)
  • 店員  :Are you a vegan?(お客様はビーガンでいらっしゃいますか?)
  • お客様 :No, I’m just a vegetarian. So I can’t eat parts of animals or soup stock from animals. But I can eat dairy products.(いや、ただのベジタリアンです。なので、動物性の食材や動物からとった出汁は食べられないのですが、乳製品は大丈夫です)
  • 店員  :OK. We don’t have vegetarian menu, but these green marks means vegetarian-friendly. I hope you are OK with them.(ベジタリアンメニューはご用意がないのですが、こちらの緑色のマークがベジタリアンフレンドリーとなっています。こちらでいかがでしょうか?)
  • お客様 :Yeah, looks great.(全然問題ないですよ)
  • 店員  :Thank you. So would you like something to drink?(ありがとうございます。では、何かお飲み物はいかがですか?

 

MIKI からみなさんにお願い!

飲食店で働く全ての方にお願いです!

海外のお客様には必ず、「何かお飲み物はいかがですか? (Would you like something to drink?)」って質問していただきたいのです!!

だって、そうすることでお店の売上が上がるんですから。

これは、弊社のお客様の飲食店で実際にあった話です。

「こちらがメニューです」と、ただメニューを手渡していた日の飲料の売上(1日平均)は約29,000円だったのに対し、メニューを見せながら「何かお飲み物はいかがですか?」と聞いた日の飲料の売上(1日平均)は、なんと 53,000円。

売上が一気に約2倍に膨れ上がったのです!

ただ一言、「何かお飲み物はいかがですか?」と聞いてメニューを見せるだけで、お客様の飲み物に対する意識を変えることができた、ということです。

 

ポイントは「メニューを開いて見せながら聞く」こと

ここで大切なのが、「メニューを開いて見せながら『何かお飲み物はいかがですか?』ときく」ことです。

何も見せないで “Would you like something to drink?” と質問しても、選択肢が見えないので、「お水で大丈夫です」と返ってきてしまいます。

ただ、メニューを開いて見せる事で、飲む・飲まないの二択ではなく、何を飲むか?という思考に変えることが出来ます。

ここが最大のポイントなのです。

 

注文率を上げる飲み物とは?

「何かお飲み物はいかがですか?」は客単価を上げる接客英語ですが、〇〇をおすすめする事で、より注文率が上がる飲み物があります。

では、〇〇に当てはまる飲み物って何だと思いますか?

正解は、「日本でしか飲めないビール」や、「その地域でしか飲めないフルーツジュース」といった限定品です。

 

  • 日本でしか飲めない地ビール(クラフトビール)
  • 山梨県産桃100%のピーチジュース
  • 新潟でしか売っていない日本酒 など

なぜなら、海外のお客様はわざわざ飛行機で10時間近くかけて日本にやって来ます。

「せっかく日本に来たのだから、母国では飲めない(食べられない)ものを試してみたい」と思うのは当然の心理ですよね。

ですので皆さんも、ローカルな飲み物があれば、このようにどんどんおすすめしてみてください。

“It’s a local juice. Very good!”
(地元のジュースです。とってもおいしいですよ!)

 

以上、今日のレッスンでした!

written by 内木 美樹(株式会社華ひらく代表取締役/飲食店専門の英語講師)

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