接客中に海外のお客様とスモールトーク(日常会話)をサラッとこなす方法
ちょっとした会話でお客様の満足度&客単価を上げる事ができる!
こんにちは!
アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、(株)華ひらくの接客英語講師 MIKI です。
英語が話せるようになりたい、海外のお客様と話したいと考えているみなさんの中には、「接客用語だけではなく、もう少し世間話みたいなのが出来たらな」なんて思っている方も多いはず。
実はそういうちょっとした会話、海外のお客様も求めています。
実際にお話を聞いてみると、
- 「店員さんがフレンドリーに話しかけてくれると楽しい気持ちになる」
- 「居心地がよくなると、『もう一杯頼もうかな』って思う」
- 「こちらも初めていくお店で緊張しているから、話しかけてくれるとありがたい」
など、みなさんの英語力うんぬんはあまり関係なく、「お客様と話したい」「もっと楽しんでもらいたい」という気持ちを表すことができるかどうかで、お客様の満足度や客単価も変わってくるのです。
なので今回のブログでは、お客様と自然にスモールトーク(世間話)をする方法をご紹介します。
それがこちら↓
May I ask where you are from?
(どちらからお見えになったかお伺いしてもよろしいですか?)
動画内の接客会話を確認しよう
動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。
- 店員 :Is everything OK?(お味はいかがですか?)
- お客様B :Everything is amazing.(とってもおいしいです)
- 店員 :Oh, thank you.(ありがとうございます)
- 店員 :So may I ask where you are from?(ところで、どちらからお見えになったのですか?)
- お客様A :We are from Poland.(ポーランドです)
- 店員 :Oh, really? I know レヴァンドフスキ. He plays in ドルトムント, right?(そうですか。レヴァンドフスキ選手なら知っています。今ドルトムントでプレーをされていますよね?)
- お客様A :Basically, he is the most famous Polish player in the world. Also, in Poland we love soccer. We play it, we watch it, like, every day almost. Yeah, it’s our favorite sport.(彼はポーランドで一番有名な選手ですからね。しかも、ポーランド人はサッカーが大好きなんです。毎日のようにプレーしたり試合を観戦していますよ。とても人気の高いスポーツです)
- 店員 :Interesting. So would you like another drink?(そうなんですね~。ところで、何か別のお飲み物はいかがですか?)
- お客様B :I’ll go for another beer, please.(同じのをお願いします)
- 店員 :Thank you.(承知しました)
- お客様A :Same for me please. One beer.(僕も同じのをお願いします)
- 店員 :OK, so two beers. Thank you very much. I’ll be back with your beers.(ビールを2つですね。ありがとうございます。すぐにお持ちします)
“May I ask” とは何ぞや?
“May I ask where you are from?”
と聞いて、長い!そんなの覚えられん!と思われた方もいるかもしれません。
そういう方は、
“Where are you from?” だけでもOKです(^ ^)
そもそも、”May I ask” というのはとても丁寧な質問の仕方で、「お伺いしてもよろしいですか?」という意味があります。
いきなり “Where are you from?(どちらからですか?)” と聞くよりも、「ところで、どちらからお見えになったのですか? (お伺いしてもよろしいですか?)」と質問する方が、丁寧ですし唐突感がないですよね。
ですので、言える方は “May I ask where you are from?” と聞き、難しい方は “Where are you from?” から始めてみましょう。
国名が返ってきた後に会話を維持する方法
そして、みなさんが「どちらからお見えになったのですか?」と聞けば、当然国名や街の名前が返ってきます。
問題はここからです。
例えば、お客様が “We are from NY.(NYから来ました)” と返してくれても、みなさんが「へー…。」で終わらせてしまったら、「何で質問したの?(笑)」ってなってしまいますよね。
そうならない為の秘訣をお伝えします。
それがこちら↓
I like ●●. (私●●好きです)
I know ●●. (私●●知っています)
まずは、 “We are from NY.” って聞いたらすぐに頭をフル回転させ、NYにまつわる人名、イベント、食事、有名なスポット、スポーツなどを考えます。
例えば私の場合、NTが舞台の超有名なドラマ “Sex and the city” が大好きなので、そのような場合は “I like sex and the city” と言えます。
他にも、
- NYヤンキースが好きな方なら “I like NY Yankees.”
- 世界遺産が好きな方は “I like the statue of liberty.(自由の女神)”
なんていう風に答える事ができます。
一方、好きではないけど知っている、という方は、
- “I know Central Park.(セントラル・パーク知ってます)”
- “I know Madison Square Garden.(マディソン・スクエアー・ガーデン)”
と言えますよね。
このように、”I like ●●.”、”I know ●●.” と言えることができれば、お客様は
「この人は私の街を好いて(知って)くれているんだ♡」
と嬉しい気持ちになり、楽しい空間を作り出すことが出来ます。
そうすれば、
「もう1杯いただいちゃおうかな♪」
「デザートも食べちゃおうかな♪」
となりやすく、お客様はハッピーに、皆さんは売上が上がるという win-win ですので、是非使って見て下さい。
この時に大切なのは、”We are from ●●.” と言われた後、●●にまつわる何かをすぐに見つけ出すことが出来る頭のスピードと柔軟さです。
会話を終わらせるコツは質問にあり
- みなさん:「どちらからですか?」
- お客様:「オーストラリアです」
- みなさん:「私、ヒュー・ジャックマンが好きなんです」
という会話をすると、大抵の場合、
「ヒュー・ジャックマンは本当にいい男よね。この間のグレーテストショーマンも最高だったわ。彼は容姿や演技、歌やダンスだけではなく、勉強もとても出来る人で…」
のように、海外のお客様がバーーーと喋ってくれます。
それを一通り聞き、話がひと段落したら
So, would you another drink?(ところで、別のお飲み物いかがですか?)
と質問すれば、会話の流れとしてとても自然に終わらせることが出来ます。
この “So,(ところで)” が大切なので、「あぁ、そうそう」みたいな感じで聞いてみてください(*^∀゚)ъ
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)