Skip to main content

投稿者: master

「外食ビジネスウィーク 2017」でセミナーが決まりました!

「やばい・・・外国人きた」→「やった!外国人きた」に変わる方法  ~外国人集客で売上UP!~

2017年8月29(火)~31(木)まで、東京ビッグサイトで行われる「外食ビジネスウィーク 2017」で、有料セミナーを担当させていただく事になりました!
こちらが主な内容です↓

講演タイトル

「やばい・・・外国人きた」→「やった!外国人きた」に変わる方法
~外国人集客で売上UP!~

 

講演内容

「英語が話せないから、外国人が来ても対応できない」

とお考えの皆さん、それは非常にもったいない!

なぜなら、飲食店の接客英語は、日常英会話と比較すると圧倒的に簡単なのです。

日常英会話って、会話の範囲がとてもつもなく広いですよね?

ファッション、天気、ニュース、学校、仕事、食事に関することなど、覚える単語がありすぎて、とてもじゃないけど短期間でのマスターは無理です。

しかし、飲食店の英会話は、範囲が決まっていますので、覚えることが限られます。

なので、短期間でも習得が可能なのです。

「次のお飲み物は何にしますか?」「当店自慢のデザートはいかがですか?」等のご提案もできれば、間違いなく売上にも繋がります!

やる気さえあれば誰でも話せるようになる!

飲食店の接客英語を学んで、売上UPを目指しませんか?

 

セミナー日程

弊社のセミナーは31(木)の11時~13時に決まりました。

2時間、ネイティブ相手にがっつりみっちり接客英会話の実演を行います♪

また、セミナー後には参加者限定で華ひらくオリジナルの接客英会話ソングと歌詞カードをプレゼントします!

受付申込は7月頃、公式HPからとの事なので、時期になったらまたご報告します!

外国人客が殆ど注文しないで飲食店を出て行ってしまう2つの理由

外国人の客単価が低い2つの理由

こんにちは。飲食店インバウンド専門家をしております、(株)華ひらくの内木美樹です。

弊社は飲食店専門に英会話レッスンを展開していますので、飲食店の店長や経営者とお会いする機会が多々あります。

その時に弊社のレッスンのご紹介をすると、たまにこの様なお話を聞きます。

「外国人は全然注文しないで帰っちゃうんだよね~」

いやいやいやいや。

食べ比べ・飲み比べ目的であればともかく、外国人が飲食店で全然飲み食いしない…なんて事は普通はありません。

事実、2016年9月27日に発表されたぐるなびのデータによると、外国人客のランチの平均単価は1,644.6円、ディナーは4,161.5円ですので、決して注文していないわけではありません。

特に、旅行客であれば、気持ちも財布も緩んでいるので、多くの注文をいただけるチャンスは大いにあります。

では、なぜ海外からのお客様はほとんど頼まずお店を出てしまうのでしょうか?

それにはこの様な原因が考えられます。

  1.  メニューに写真がない
  2.  お店がクレジットカード払いに対応していない

 

お金をかけずに既存のメニューを改良する方法

ちなみに、みなさんのお店のメニューには、写真が何点のっていますか?

日本語が読めない方が日本語メニューしかないお店に入った場合、何を注文するかは全て写真から選ぶことになります。

ですので、写真は絶っっっ対に必須なのです。

もちろん、英語のメニュー(「正しい英語のメニュー」が正解)があるに越したことはありません。

しかし、正しい英語となると翻訳会社に依頼することになり、どうしてもお金はかかってしまいます。

「それなら Google 翻訳があるじゃない!」と思われるかもしれませんが、Google翻訳等の自動翻訳は絶対にお勧めできません。(理由は高級店や老舗店がGoogle翻訳を使わない方がいいたった1つの理由をご覧ください。)

 

それであれば、みなさんのスマホに Foodie(料理を撮影するために開発された無料アプリ)をインストールして、写真の角度や料理の位置などは最低限勉強した上で、料理の写真を撮影しちゃいましょう!

みなさんのスマホで撮影したお写真を既存のメニューに加えるのであれば、ほとんどコストをかけずに行えるはずです。(この際、おいしそうな料理の写真を撮ることに最大限の意識を!写真の質は本当に大事!)

ではここで、お金をかけずに既存のメニューを改良し、しかも、海外のお客様にとって「注文したい!」と思ってもらえるようなメニューを作る方法をご紹介します。

  1.  おすすめ料理の写真は必須
  2.  おすすめ料理には “Chef’s recommendation”(シェフのおすすめ)と入れる

 

1.「おすすめ料理の写真」は最低限いれよう

すべての料理の写真があればより素晴らしいのですが、写真を撮影するのも、撮った写真をのせるのも、それなりに手間がかかりますよね。

それであれば、最低でも「おすすめ料理のお写真」は必ず掲載するようにしましょう!

お写真の数ですが、1つの項目(前菜、サラダ、スープ、パスタ、揚げ物、肉料理、デザート 等)につき、最低でも5品は載せたいですね。

例えば、2名のお客様が、7品ある写真の中から1人1品ずつ選ぶ、であれば、十分な選択肢もあり、「仕方がなくこれを選んだ」ではなく、「これが食べたいからこれにした」という意識をもっていただけるはずです。

ですので、少なくても選択肢(お写真)は5つ以上はご用意しましょう。

私はプライベートでよく T. G. I. Friday’s に行くのですが、あちらのメニューはとても見やすく、しかも魅力的に見えます。写真の大きさや位置など、参考にされてみては?詳しくは「T. G. I. Friday’s メニュー」で画像検索!

 

2. おすすめ料理には “Chef’s recommendation”(シェフのおすすめ)と入れる

弊社が2018年に都内で行った調査によると、88%の海外の方は「日本の店員さんにおすすめを教えてもらいたい」とお考えでした。

口頭で「今日のおすすめは~」や「こちらが当店の自慢の一品です」などのご説明が出来るのが一番ですが、難易度は決して低くはありません。

それであれば、このような項目のマークか何かを作り、 おすすめ料理にポンっと加えましょう。

  • “Chef’s recommendation!”(シェフのおすすめ!)
  • “Popular with locals!”(地元の方に人気!)
  • “Our specialty!”(当店自慢の一品!)
  • “Seasonal dish!”(季節のお料理!)

それだけで、客単価向上につながる可能性大ですよ。

 

2)クレジットカード払いに対応はお店にとっても売上増のチャンス

カードの手数料が高いのはよ~~く分かります。

また、入金が随分先なのも困りますよね。

でも、日本クレジット協会によると、訪日外国人の誘致に積極的な浅草・仲見世商店街の飲食店では、

クレジットカード払いによる購入金額は、現金払いと比べて3.3倍

なのです!

そして、クレジットカード利用が出来ないお店の場合、海外からのお客様の半数近くが「購入見送り」や「現金で支払える範囲で購入」しているとも発表しています。

つまり、クレジットカード対応にすることで、手数料は取られますが、その分売上が上がる可能性は十分にあるという事です。

最近は楽天ペイや Square などのモバイル決済もあり、手数料が一律になったり、入金が翌日になるよう、クレジットカード導入のハードルを下げてくれるサービスもあります。

【モバイル決済とは?】

  • 加盟店手数料が各社3.24%~(上記3社より安い)
  • 上記3会社を含む様々なカード会社に対応
  • 入金は最短で翌営業日(月末まで待つ必要なし)
  • 初期や月額費用がかからない

詳しくは各サイトをご覧ください。

楽天ペイ:https://smartpay.rakuten.co.jp/?scid=af_tg
Square:https://squareup.com/jp/promo

 

このように、お店が訪日外国人の受け入れ態勢を整えれば、海外のお客様が多くご注文下さるお店に変身する事が可能です。

事実、弊社のコンサルを受けられているビアバーのお客様は、受け入れ態勢を整えた結果、たった3か月で訪日外国人の客単価が約500円アップしました。

「来店はしてくれるけど、殆ど頼まないで帰ってしまう」とお悩みの店長・経営者の方々、上記2点を見直してみてはいかがでしょうか?

 

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

飲食店が外国人客を接客時に起こる『タイムロス』を減らす方法

【飲食店向け】外国人客の接客をスムーズに行う方法

お店のピーク時に海外からのお客様が来店されると、
「やばい」、「まずい」、「困った」、「どうしよう」
という気持ちになっていませんか?

お店が空いている時ならまだしも、忙しい時間帯に来られると
「誰か(別のスタッフが)対応してくれないかな・・・」
と心の中で願っている方も多いのではないでしょうか?

また、オーダーを取る際も、
「お客様が何を言っているか分からない」、「言っている事は理解できたが、英語で何て答えればいいかわからない」
という事も多々あると思います。

このような負の感情や、もたつきは、お店にとってはマイナスですよね?
本来1秒でも早くオーダーを取り、効率よく色々な事をしたいのに、こういう状況に陥ると、タイムロスになります。

そこで今日は、上記の様な「タイムロス」を減らす方法をいくつかご紹介したいと思います♪

  1. 料理の写真をメニューにのせる
  2. 英語のメニューを用意する
  3. 接客英会話を勉強する

 

1)料理の写真をメニューにのせる

弊社が実施した500人の訪日外国人への街頭アンケートによると、海外からのお客様は
「英語のメニューがあるに越したことはないけど、写真があれば十分!」
とお考えの方が非常に多いです。

確かに、文章よりもイメージの方が料理の雰囲気が伝わりますよね。

食物アレルギーや宗教の関係で食べられない食材をお持ちの方は中に何が入っているかを気にされますが、そうでなければ、ぱっと見て「これがおいしそう!」と見た目の印象で決める方も多いはず。

その様な方々には、明確で分かりやすい料理の写真があれば十分なのです。

また、「海外からのお客様」と一言でいっても、英語を母国語とされている方もいらっしゃれば、「カタコトの英語しか話せません」という方も多くいらっしゃいます。

実は、ヨーロッパでも北の国の方々(オランダ、ノルウェー、フィンランド等)の方は英語がペラペラですが、南の国の方々(フランス、イタリア、スペイン等)は英語が得意でない人も多いのです。

その様な方々には、何といっても写真が一番!

最近は個人で使う様なデジカメでも十分にキレイなお写真が撮れますし、料理の写真を撮る為に開発された Foodie という無料アプリを使えば、スマホでも簡単においしそうに写真を撮影できます。

全て料理のお写真を載せるのもよし、おすすめのお料理のみを選んで載せるのもよしです。

こちらのメニュー(出展:T. G. I. Friday’s Aruba )のように、大きく写真を使いましょう。

 

 

2)英語のメニューを用意する

通常、料理のお写真があれば大抵の方は問題なく注文できるはずですが、この様な方々はそうはいきません。

  • 食物アレルギーをお持ちの方
  • 宗教の関係で食べない食材をお持ちの方
  • ベジタリアンの方

幸い、私の子供は今のところ食物アレルギーはなさそうですが、もし深刻なアレルギーを持っている中で海外を旅行した際は、料理の中に入っている食材を非常に気にするはずです。

英語や日本語のメニューがあればいいのですが、もしない場合は、担当フードサーバーにアレルギーの事をしっかり伝え、入念に確認をしてもらわないといけません。

食物アレルギーも宗教もベジタリアンも、日本ではまだそれほど多くありませんが、海外では非常に多くの方が上記の理由で何らかしらの食べられない食材をお持ちです。

例えばこちら。

World Allergy Organizationの資料によると、(単純計算で)30人に1人は何らかしらの食物アレルギーを持っている

世界の約 1/4 はお酒や豚を口にしてはいけないイスラム教徒。2010年にイスラム教徒が最も多かった国はインドネシアで、2位がインド。また、中国には2,000万人以上が、ロシアの人口の15%はイスラム教徒と言われている

今はまだそれほど多くないかもしれませんが、2020年に向けて、この様な方々はますます日本を訪れるでしょう!

その際、いちいちスタッフに

「豚が入っていないのはどれ?」

「この料理に牛乳は使ってる?」

と質問していたら、彼らも食を楽しめませんし、スタッフにとっても大幅なタイムロスになるでしょう。

そのような事を事前に防げるように、正しい英語のメニューをご用意し、食材の情報も入れる事をおすすめします。

英語でメニューをお作りになる際、Google翻訳等の無料サービスは使わない事を強くおすすめします。詳しくは、高級店や老舗店がGoogle翻訳を使わない方がいいたった1つの理由をご覧ください。

 

英語メニュー翻訳会社を選ぶ際、絶対に欠かせない2つのポイント

ちなみに、初期費用はかかりますが、一番確実なのが、メニューを翻訳会社に依頼して英訳をお願いする事です。

とは言え、日本には数多くの翻訳会社が存在している為、「どの会社を選べばいいんだ…」と迷われる方も多いでしょう。

そのような方は、英語メニュー翻訳会社を選ぶ際、絶対に欠かせない2つのポイントをご確認ください。

 

3)接客英会話を勉強する

弊社の接客英会話レッスンを受けて下さった一人の女性が、タイムロスについてこの様におっしゃっていました。

海外のお客様が来店されても、結局みんながみんな、「あ、外国人のお客さんだ」みたいになるんですよね。
スパッと「当店のおすすめは~」とか「ご注文は?」とかが出来ればいいんですけど、みんな何て聞けばいいか分からないので、お客さんがキョロキョロしながら注文したそうにしているって気づいていても、なかなか足が向かないっていうのがあって。
だから、英会話を通じてそういうロス、お店にとってマイナスを何とかしたいなって思ってレッスンを受けようと思いました。

そうなんですよね。

接客英会話ができれば、

お席へご案内

注文を取る

お料理を運ぶ

お会計

までがスムーズに出来るので、タイムロスになりません。

注文を取る時間も、日本人のお客様相手にかかる時間と同じですので、ロスには繋がりません。

 

また、特に欧米の方は、フードサーバー(ウエイター/ウエイトレス)との会話を楽しみたいとお考えの方も非常に多いです。

チップを払う文化だからか、人としてのサービスも、飲食店を楽しむ重要な要素になっています。

そのような方から、「この近くにいいバーって知っていますか?」という様な質問を受けることは結構多いのですが、その際に「えーっと、えーっと・・・」となる事がタイムロスに繋がります。

しかも、特にアメリカ人は食に対して選り好みする傾向があります。

  • 「ポテトに塩はかけないで」
  • 「このサラダに入っているトマトは抜いて」
  • 「ドレッシングはかけないで、別に器に入れて持ってきて」

等、あれこれ注文される事は日常茶飯事です。

つい先日、銀座で該当インタビューを行っていたら、アルゼンチン出身の女性がこのようにおっしゃっていました。

日本の飲食店への要望?
もっと柔軟に対応して欲しいかな。

この間、とあるお店でフレンチフライを頼んだけども、コショウがいっぱいかかっていたから『コショウなしのに変えて』と頼んだら、『変えられません』と断られたのよ。

サービス業はお役所仕事ではありません。

せっかく人と人が触れ合って成立するお仕事なので、もう少し英語力を上げて、柔軟に対応出来るようになれば、タイムロスが減るどころか、顧客満足度が上がりますよ。

 

これからますます、訪日外国人の数は増えていきます。

今すでに「タイムロス」が起こっているのであれば、それは今後さらに大きなロスへと繫がっていくはずです。

そうなる前に、上記の何かしらの対策を行い、体制を整えてみてはいかがですか?

海外からのお客様の満足度が上がり、人気が出てくれば、「外国人にも選ばれるお店」という新たなブランドが出来上がるかもしれませんよ?

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

高級レストランや老舗飲食店が自動翻訳を使わない方がいい理由

高級レストランや老舗飲食店が自動翻訳を使わない方がいいたった1つの理由

自動翻訳ってすごいですよね。
文字や文章を入力したらすぐに多言語に翻訳してくれます。
しかもタダで。
すっごい便利です。
私も今スペイン語を勉強している最中なので、単語を調べるとき等、大変お世話になっています。

でも、もし貴店が高級店や老舗店であれば、自動翻訳は絶対に使わない事をおすすめします。
理由は単純。
翻訳が間違っている事が多々あるからです。
そして、誤字脱字が多くあるメニューを使用しているお店はチープに(安っぽく)見えてしまうからです。

例えば、皆さんが銀座にある高級飲食店に入ったとします。
雰囲気はオシャレ。
店内も高級でもちろん清潔。
しかし、出されたメニューに誤字脱字が多くあったら…、

  • 「誰もメニューを確認しないの?このお店は」
  • 「メニューにお金をかけられない程、経営がうまくいっていないのかな」
  • 「高級店を謳っているのにこの誤字脱字・・・全然プロ意識を感じない」

と、がっかりしませんか?

 

日本語メニューと英語のメニューの書き方は根本的に違う

そもそも、日本語と英語ではメニューの書き方の基本が大きく異なります。

英語のメニューでは、調理法、食材、味が書いてあるのが基本です。
ですので、どの国や地域の、どんな文化を持った人でも、メニューを見ればその料理が想像できます。

しかし、日本語のメニューは違います。
日本語メニューは、日本の文化や風習を知っている日本人向けに作られているため、日本人以外には、ぱっと見てもよくわかりません。

 

鮭のちゃんちゃん焼きの和訳と英訳の例

例えば、「ちゃんちゃん焼き」。
大抵の日本人であれば、「ちゃんちゃん焼きと言えば鮭」と想像できるので、わざわざ「鮭のちゃんちゃん焼き」と書かなくてもいいくらいです。
しかし、多くの海外の方には「ちゃんちゃん焼きといえば鮭!」という回路はないので、「書かなくてもわかるでしょ?」というのは日本人のエゴでしかありません。

では、「ちゃんちゃん焼き」を自動翻訳したら伝わるのでしょうか?
大手自動翻訳サイトで「鮭のちゃんちゃん焼き」を英訳したら、=”promptly-fried salmon” と出ました。
“promptly-fried salmon” をそのまま和訳すると、「さっと揚げた鮭」になります。
…全然あってないですよね。

先ほどお伝えしたように、英語でメニューを作る際の基本ルールは、調理法、食材、味を入れること。
ですので、仮に弊社に「鮭のちゃんちゃん焼きを英訳してほしい」というご依頼をいただいたら、”Grilled Salmon, Green Pepper, and Onion with Miso and Butter” (味噌とバターで鮭とピーマンとオニオンを焼いたもの)と訳すでしょう。
これが本来あるべき英語メニューの作り方なのです。

 

牛丼の和訳と英訳の例

続いて牛丼を正しく英訳し、英訳したものを自動翻訳で和訳したものも見てみましょう。
すごくおもしろいですよ。

牛丼の説明を弊社なりに英語にするとこのようになります。↓

Bowl of rice topped with thinly sliced beef and onion simmered in mildly sweet flavored with dashi, soy sauce and sweet sake.

上記英訳分の正しい日本語訳がこちら。↓

ご飯の上に、出汁、しょうゆ、みりんの入った甘めのソースで煮込んだ薄切牛肉と玉ねぎをのせた丼ぶり。

 

でも、さきほどの英文を自動翻訳で和訳するとこうなります。↓

薄くスライスした牛肉とタマネギをトッピングしたお椀に、甘く甘く味付けした醤油と甘酒を添えました。

 

ね?とてもおかしな和訳になっていますよね?
こういう間違った文章をあちらこちらに使っているとしたら、その飲食店はもはや、お店の箔を自ら落としている言っても過言ではありません。

カジュアルなお店であればまだ許される部分もありますが、高級店や老舗店であり、そこに誇りをお持ちであれば、自動翻訳ではなく、英語ネイティブのチェックも行っている翻訳会社に依頼しましょう!

たかがメニュー、されどメニューです。

お店の顔に自ら泥を塗っている飲食店が非常に多いので、厳しめに書かせていただきました。
ご参考になれば幸いです。

 

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

英語のメニューを作る際のポイント 【上級編】

英語メニューに間違って “of” を多用している問題

こんにちは、(株)華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

初級編も中級編も書いていないのに、いきなり上級編(笑)

華ひらくは、こういうテキトーなところが売りなんです( ̄w ̄)

接客英会話レッスンも、いかにゆる~くやるかが毎回のテーマです☆

 

Ajillo of shrimp and vegetables は間違った英語?

さて、今日は Takeshi (生徒さん)からいただいたご質問についてです。
以前に私が

「意外に思われますが、メニューに “of” ってあまり使わないんですよ」

と言ったら、このようにご質問いただきました↓

「英語に力を入れている他社のメニューに、
Ajillo of shrimp and vegetables
ってありますが、これは間違っていますか?」

いい質問ですね!

 

間違ってはいないが不自然な英語とは?

結論から言いますと、文法的には間違っていません。

なので、英語上問題はありません。

ただし、文法上は問題ないのですが、不自然な英語です。

ここが難しいところですよね(>_<)

この「微妙なニュアンス」は Google 翻訳のような機械では難しく、ネイティブに聞かないといけない部分です。

人間にしかできない仕事ですね☆

では、自然で文法上も問題ない書き方とは?
それがこちら↓

Shrimp and vegetables ajillo

ね? “of” は使っていませんよね?

私の感覚ですが、日本人が作った英語メニューはどうも “of” を多用する傾向にあります。

「”of” を使うと英語っぽくなる」感が出るからでしょうか?

でも実際は先述の通り、英語のメニューで “of” はあまり使いません。

もう少し例をご紹介しましょう。

 

“of” を間違って使っている例

▼きのことトマトのピザ
【不自然】 Pizza of mushroom and tomato
【自然】  Mushroom and tomato pizza

▼マルゲリータピザ
【不自然】 Pizza of Margherita
【自然】  Margherita pizza

▼明太マヨのパスタ
【不自然】 Spaghetti of spicy cod roe and mayonnaise
【自然】  Spicy cod roe and mayonnaise spaghetti

日本語にするとどちらも同じなので、理解が難しいですよね(^ ^;)

要は、「●●のピザ」「●●のパスタ」の時は “Pizza of ●●” や “Pasta of ●●” はなく、”●● pizza” や “●● pasta” になり、ということです。

ただ、ややこしいのが、”of” を絶対に使わないかと言えばそうでもないのです。(なんじゃそりゃ)

 

“of” を正しく使っている例

  • Catch of the day:本日のお魚
  • Set meal of the day:日替わり定食
  • Assortment of 3 kinds of sashimi:お刺身3種盛り合わせ
  • Assorted 3 kinds of sashimi:お刺身3種盛り合わせ

 

“of” は使った方がいいの?使わない方がいいの?迷った時は

結局どうすればいいのか?

私は心から専門家にお任せする事をおすすめします。

つまり、英語メニュー作成を得意分野としている会社に依頼するのです。

お察しの通り、もちろんお金はかかります。

ただ、想像してみてください。

例えばみなさんがニューヨークに行って、雰囲気のいい和食店に入り、出された日本語メニューに「ツナ」が「シナ」って書いてあったり、「フレーバー」が「フレーパー」というような誤字脱字がいっぱいあったら…

一気にそのお店が安っぽく見えてきませんか?

せっかく雰囲気のいいお店が台無しですよね?

間違った英語メニューも同じです。

安っぽくバカっぽく見えてしまうのです。

数万円を渋ったが故に自分で自分のお店に泥を塗ってしまうなんて、こんな悲しいことはありません。

大丈夫、ネットで探せば、安くていい英語メニューを作ってくれる会社はいくらでも見つかります。

ちなみに、私が考えるいい翻訳会社とは、

1.英語を母国語としている方による確認が含まれている
2.提案や質問をしてくれる会社
です。

詳しくは「英語メニュー翻訳会社を選ぶ際、絶対に欠かせない2つのポイント」でご確認ください

蛇の道は蛇です。

ここは思い切って、専門家に魅力的な英語メニューを作ってもらいましょう!

written by 内木美樹(華ひらく代表取締役/飲食店インバウンドの専門家)

Yahoo!に掲載されました♪

メディア情報 第5弾

こんにちは、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

先日電話取材を受けた内容が、今日 Yahoo! で配信されました。

飲食店が海外からのお客様への接客力を上げる方法についてです。

よろしければ是非ご覧ください^ ^

訪日外国人4000万人へ いま日本の飲食業界に求められていること

 

 

 

自閉症を持っている方の視覚を体験してみた

自閉症の人が見えている世界とは?

先日、自閉症の視覚を体験できるイベントがあったので、主人と参加してきました。

実は、私たちの長男(尊・3才)は自閉症と中度の知的障害をもっています。

少しでも尊の世界を理解できればと思い、行ってきました。

 

体験というのは、この様なシュミレーターを付けて彼らの視覚を知るというものでした。(写真は主人)

5月にNHKで当日の様子が放送されるので、詳しいことは書けませんが、私たち(定型)が普段見えている世界とは明らかに違う世界が、彼らには見えていました。

「こんなに光が強いならさぞ眩しいだろうな」

「こんなに色のコントラストがはっきり出るなら、人の表情も読みにくいだろうな」

など、体験してみてようやく、彼らの日々の大変さが少しだけ理解できた気がします。

このシュミレーターを作られた先生がおっしゃっていた言葉に強く感銘を受けました。

「自閉症児を支援しようとしても、理解ができなければサポートはできない。まずはこのようなシュミレーターで彼らの世界を体験し、彼らの苦労を理解するところから広めたい」

本当にその通りだなと思いました。

私は自閉症児の親ですが、私でも知らない事・分からない事がたっくさんあります。

このような機械がもっと発達し、もっともっと息子のことを知りたい・多くの方々に知ってもらいたいと思いました。

放送は5月中旬、NHKスペシャルで流れるそうです。

放送日が決まったらブログでご報告します!

飲食店に特化した接客英会話に関する本を出版しました!

メディア情報 第4弾

こんにちは、(株)華ひらくで代表をしております、飲食店インバウンド専門家の内木美樹です。

約1年の年月をかけ・・・ようやく本が完成しました!!!

この一冊があれば大丈夫!飲食店が訪日外国人への接客力を上げる方法

 

518jFdKMIrL

 

本当は去年の2月に完成する予定でしたが(泣)、書いているうちに
「あれも書きたい」
「これも入れたい」
とどんどん加えたい情報が膨らみ、こんなに時間がかかってしまいました。
でもその結果、外国人客を接客する上で飲食店に必要な情報のみに絞った、内容の濃いものができあがりました。
ご協力くださった方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m

ちなみに、今日発売のはKindle版です。
紙の本は3月上旬に出版予定でいます。

こちらが本の内容と目次です↓

 

▼内容紹介

飲食店を経営している皆様
飲食店で働いている皆様

海外からのお客様が来店されると
「やばい…外国人きた」
と困ったり焦ってしまう方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?

本書では、海外からのお客様に聞いた日本の飲食店への要望トップ5(500名に街頭調査)を踏まえ
その対応方法をわかりやすくご紹介します。

・日本と海外の接客の違い
・適切な英語メニューの作り方
・人気の高いメニューの英訳サンプル(PCから印刷可能)
・よく使う接客英会話のフレーズ(音声付)
・海外からのお客様を集客する方法

つまり、この1冊があれば、海外からのお客様への接客力をアップし、集客を手軽に始めることができるのです。
2020年の東京オリンピック、そして日本の人口減少や高齢化に備え、今から海外のお客様を集客できればお店の可能性は広がります。
「やばい…外国人きた」と困っていた方も、本書を読めば「やった!外国人きた」とワクワク仕事ができるようになるはずです。

 

▼目次

はじめに
◆「接客英会話」は「日常英会話」よりはるかに簡単!
◆海外からお客様が来店すれば、お店の可能性が広がる
◆適切な英語メニューの導入で売上UP

第1章 海外からのお客様を集客する前に、知っておくべきこと
◆増加する海外からのお客様の1番の楽しみは「日本食」
◆2020年・東京オリンピックまでに海外からのお客様は2倍へ!?
◆日本はまだ「観光後進国」
◆あなたの店も先手を打つべし!
◆海外からのお客様を迎える時に大切な心構えとは

第2章 海外からのお客様に聞いた「日本の飲食店への要望トップ5」
◆第1位 メニューに英語・写真・食材情報を入れてほしい
◆第2位 従業員の英会話力を上げてほしい
◆第3位 店頭にも英語のメニューや写真を置いてほしい
◆第4位 店内は全て禁煙にしてほしい
◆第5位 無料Wi-Fiを設置してほしい

第3章 伝わる英語メニューの作り方
◆Point① 料理の写真を載せる
◆Point② 「日本語でどう発音するか」を英語で載せる
◆Point③ 日本人の「当たり前」は通用しない!
◆Point④ 「調理方法」を英語で載せる
◆Point⑤ 「使用している食材や調味料」を英語で載せる
◆Point⑥ 「形容詞・擬態語」は載せない
◆「良い英語メニュー」と「悪い英語メニュー」の例

第4章 英会話で大切な「非言語コミュニケーション」とは
◆大切なのは「想いを伝える」こと
◆表情や声など「非言語コミュニケーション」が大切な理由
◆Point① 【表情】はにっこり「笑顔」で
◆Point② 【声】は大きく「ファ」の高さで
◆Point③ 【ジェスチャー】を使って伝える力を上げよう
◆Point④ 【アイコンタクト】を意識しよう

第5章 明日から使える接客英会話
【カジュアル店】接客英会話フレーズ集(音声付)
◆フレーズ① お出迎え
◆フレーズ② お席へご案内
◆フレーズ③ ご注文
◆フレーズ④ お料理をご提供
◆フレーズ⑤ お会計

【高級店】接客英会話フレーズ集(音声付)
◆フレーズ① お出迎え
◆フレーズ② お席へご案内
◆フレーズ③ ご注文
◆フレーズ④ お料理をご提供
◆フレーズ⑤ お会計

第6章 食物アレルギー・ベジタリアン・イスラム教徒への対応方法
◆食物アレルギーには細心の注意を払う
◆ベジタリアンを意識することで、他店と差別化できる
◆イスラム教徒には出来る範囲の対応を

第7章 お店に無料Wi-Fiとクレジットカードを導入すべし
◆無料Wi-Fiを設置すべき理由
◆無料Wi-Fiを設置する方法
◆クレジット(デビット)カード支払いを導入すべき理由
◆クレジット(デビット)カード支払いを導入する方法

第8章 海外からのお客様を集客する方法
◆「入りにくいお店」と「入りやすいお店」の違い
◆世界規模のクチコミサイトに登録する方法
◆海外からのお客様にSNSで拡散してもらう方法

おわりに

付録① よく使う食材英訳集(PCから印刷可能)
付録② ドリンクメニュー英訳集(PCから印刷可能)
付録③ 訪日外国人に人気!メニュー別英訳集(PCから印刷可能)
付録④「トリップアドバイザー」にお店を掲載する方法
付録⑤「イェルプ」にお店を掲載する方法

 

高級店用接客英会話 ~お会計~

お会計の際の英語

「こちらがお勘定です」

Here is your check.


「お会計は25,000円です」

Your total is 25,000 yen.


「お釣りとレシートです」

Here is your change and receipt.


「申し訳ありませんが、お支払いは現金のみとなっております」

I’m very sorry, but we accept cash only.


「申し訳ありませんが、使えるクレジットカードはVISAとMASTERカードのみです」

I’m very sorry, but we accept VISA and MASTER card only.


「こちらにサインをお願いします」

Could you sign here, please?


「ピンナンバーのご入力をお願いします」

Could you enter your PIN, please?


「カードとお客様の控えをお返しします」

Here is your card and copy.


「本日はお越しくださりありがとうございました」

Thank you for dining with us.


「またのお越しをお待ちしております」

We hope to see you again soon.

 

 

 

高級店用接客英会話 ~お料理の提供~

お料理をご提供する際の英語

「お待たせしました。こちらがイタリアンドレッシングのサラダとミディアムレアのステーキです。」

Thank you for waiting. Here is a salad with Italian dressing and a medium rare steak.


「●●と一緒にお召し上がりください。」

Please eat with ●●.

*●●に入るのがお醤油なら “Please eat with soy sauce.”、お塩なら”Please eat with salt.”となります。


「●●のおかわりいかがですか?」

Would you like more ●●?

*おかわりなので、現在飲まれているお飲み物が●●には入ります。お水なら” Would you like more water?” ビールのおかわりなら” Would you like more beer?”。

予想される英語の返答:

Yes, please. (はい、お願いします)

Can I have a glass of white wine? (白ワインをグラスでいただけますか?)

I’m good. Thank you. (ありがとうございます。でも結構です。)


「別のお飲み物をお持ちしますか?」

Would you like another drink?

予想される英語の返答:

Yes, can I have a red wine, please? (赤ワインをお願いします)

I will have the same one, please. (同じものをお願いします)

No, I’m OK. (いいえ、まだいいです)

Could I see a drink menu? (ドリンクメニューをいただけますか?)


「(お食事を)ごゆっくりお楽しみください」

Please enjoy your meal.


「失礼します。空いているお皿をお下げしてもよろしいですか?」

Excuse me. May I clear your plates?

予想される英語の返答:

Yes, please. (はい、お願いします)

I’m still working on it. (まだ食べています)


「デザートメニューをご覧になりますか?」

Would you like to see a dessert menu?

予想される英語の返答:

Yes, please. / Of course. / Sure. (お願いします)

No, I’m fine. Thank you. (いいえ、結構です)

I’m stuffed. (お腹いっぱいです)

I would love to, but there is no more room. (そうしたいのはやまやまですが、お腹がいっぱいです)


「お食事のラストオーダーのお時間ですが、何かご注文されますか?」

It’s last order for the food menu. Would you like to order anything else?

予想される英語の返答:

We are OK. (結構です)

We are fine. (結構です)

Could we get more bread? (パンのおかわりいただけますか?)

 

 

高級店用接客英会話 ~ご注文~

ご注文を取る際の英語

「ご注文をお伺いします」

May I take your order?

予想される英語の返答:

I will have a beer. (ビールをお願いします)

May I have a champagne? (シャンパンいただけますか?)

Water will be fine. (お水で結構です)

I would like a shochu.(焼酎をお願いします)


「承知致しました/かしこまりました」

Certainly. / Of course.

*” Certainly”はとても品のある言い方ですので、ファストフード店やカジュアルなお店では殆ど使いません。


「飲み方はいかがされますか?」

How would you like your ●●?

*●●には飲み物名が入ります。例えば、” How would you like your umeshu?” (梅酒の飲み方はいかがされますか?)等。

予想される英語の返答:

On the rocks, please.(ロックでお願いします)

With water, please.(水割りでお願いします)

Straight, please.(ストレートでお願いします)

With hot water, please. (お湯割りでお願いします)

What are my choices? (選択肢は何がありますか?)

→On the rocks, with water, straight, or with hot water.(ロック、水割り、ストレート、お湯割りです)


「●●は何にされますか?」

Which ●● would you like?

*●●には選ぶものが入ります。ドレッシングであれば” Which dressing would you like?”、ソースであれば” Which sauce would you like?” です。

予想される英語の返答:

Italian, please.(イタリアンドレッシングをお願いします)

I will take Italian. (イタリアンドレッシングをお願いします)

What are my choices? (選択肢は何がありますか?)

→Italian, French, or Japanese dressing. (イタリアンかフレンチか和風ドレッシングです)


「お鍋は2人前から承ります。何名分にされますか?」

The pot-dish is sold as 2 servings. How many servings would you like?

予想される英語の返答:

2, please.(2人前でお願いします)


「ステーキの焼き加減はいかがされますか?」

How would you like your steak cooked?

予想される英語の返答:

Medium, please.(ミディアムでお願いします)

Well done, please.(ウェルダンでお願いします)


「食後のお飲み物はコーヒーと紅茶のどちらがよろしいですか?」

After the meal, would you like a coffee or a tea?

予想される英語の返答:

A hot coffee with milk, please. (ホットコーヒーにミルクをつけてください)

I will have an iced tea with no sugar or milk, please. (ストレートのアイスティーをお願いします)

May I have an iced coffee without ice? (氷なしのアイスコーヒーをいただけますか?)


「ご注文を確認致します。イタリアンドレッシングのサラダが1つに、ミディアムレアのステーキが1つ、食後にホットコーヒーですね。」

Let me repeat your order.  That will be a salad with Italian dressing, a medium rare steak, and a hot coffee after the meal.


「以上でよろしいでしょうか?」

May I get anything else?

予想される英語の返答:

No, that’s it. (はい、以上で。)