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2018年3月1日
飲食店に特化した接客英会話レッスン 4日目 in 新宿区
目次
今日の接客英会話レッスン
宿題の確認
今日も宿題の確認から行いました。
今週もとても日常で使えるフレーズを持ってきて下さいました!
早速今日から使っちゃいましょう♪
*宿題とは?*
宿題とは、週に1回のレッスン以外でも英語に触れる機会を作っていただける様、このようなものをお出ししています。
- 通勤途中や自宅で、好きな洋画や海外ドラマを見る。(音声は必ず英語で!)
- 映画やドラマの中から、飲食店内や日常で使えそうな一文を見つける。 (例:「いらっしゃいませ!」→”Hi!”)
- それをノートにメモする。
- 次回のレッスンで、ノートにメモした一文を全員に紹介する。(単語の意味や、なぜこの様な言い方をするのかも説明できれば尚良い)
Do you have a reservation?
(ご予約のお客様ですか?)ー 幸せのレシピより ー
そのまま訳すと「予約をお持ちですか?」になります。
日本語と英語は大分異なる言語なので、そのまま訳すのではなく、1捻りや2捻り入れて考える必要がある事が多いです。
いい脳トレになりますね!
尚、「ご予約のお客様ですか?」は上記以外でもこの様な聞き方も出来ます★
- Have you got a reservation?
- Have you reserved?
“Reservation” は予約という名詞で、”Reserve” は予約するという動詞です。
Would you like your coffee before or after the meal?
(コーヒーはお食事の前と後、どちらがよろしいですか?)ー バイリンガール・ちかさんの Youtube より ー
“Would you like” は飲食店内でとてもよく使うフレーズなので、是非覚えていただきたいです!
“Would you like” は “Do you want” を丁寧にした言い回しで、日本語にすると「~はいかがですか?」という提案の時によく使います。
ちなみに、”Meal” は「お食事」という意味です。
もちろん、お客様がアイスティーをご注文された場合は
“Would you like your iced tea before or after the meal?”
と、”coffee” の個所を別の飲み物に変換すれば、使えるチャンスは色々です。
Let me show you to your table.
(お席までご案内致します。)ー 幸せのレシピより ー
レッスン2日目に “This way please.” を学びましたが、意味は全く同じです。
ただ、”Let me show you to your table.” の方が丁寧な言い方です。
カジュアルなお店であれば、 “This way please.” で十分ですよ★
“Let me ●●” というフレーズはご存知でしょうか?
日常英会話では頻繁に出てくる言い回しで、「私に●●させて」という意味です。
例えば、
Let me show you something.
(見てもらいたいものがあるの。)
Let me know when you are ready.
(準備が出来ましたら呼んで下さい。)
こちらも1捻り2捻り必要になってきますので、慣れるまでに若干時間がかかるかと思いますが、よく使う事は間違いないので、覚えておいて損はないですよ^ ^
先週レッスンで習った事の復習
1に復習、2に復習!
というわけで、今日もこれまでに習ったことを復習する事から始めました。
当然ですが、日を追うごとに復習する量も増えていきます。
今日のレッスンではこれらを全て英語で言えるかな?の確認でした。
- どういたしまして
- 承知しました
- ありがとうございます
- すみません/失礼します
- 申し訳ありません
- すみませんが、もう一度おっしゃって頂けますか?
- すみませんが、もう少しゆっくりお願いできますか?
- 申し訳ありませんが、理解出来ません
- いらっしゃいませ
- 何名ですか?
- 申し訳ありませんが、当店は全席禁煙です。
- こちらへどうぞ
「こんなに覚える事があって、皆さん大丈夫かしら・・・?」
と心配していましたが、全く問題ありませんでした!さすが!!
今日から接客英会話レッスンの真髄に入ります。
その調子で、トントーン!と覚えていきましょう♪
レッスンソング②
さて、ここからは今日新しく学んでいただいた事です。
弊社のレッスンのメインでもある、「飲食店に特化した接客英会話レッスン」の中心となる、レッスンソング②の歌詞の和訳や不要な文の削除、必要な文の追加を行いました。
レッスンソングとは?
弊社レッスンの最大の特徴は、必要な接客英語を歌で覚える事です。
歌を何度も聞きながら、リズムののって口ずさむ事で、あんなに難しいと思っていた英語がとても簡単に、スルリと覚えられてしまうのです!
今日行った、レッスンソング②の歌詞の確認がこちら↓
- Here you are.
- Would you like something to drink?
- How would you like that? Straight or on the rocks?
- Are you ready to order?
- Which one would you like?
- May I get anything else for you?
- Here is your ●●.
- May I get anything else?
- Please enjoy!
- Is everything OK?
- Would you like more water?
- Would you like another drink?
レッスンソング②を和訳しよう!
生徒さんに一文ずつ、どういう意味か?を考えていただきました。
ここで弊社が大切にしているポイントをご紹介します。
講師が「○○の意味は△△です。」とお伝えするのは簡単で、時間も有効に使えますが、それでは生徒さんの「考える力」が身に着きません。
時間がかかっても構いませんので、「自分で意味を考える力」をつけて頂きたい。
よって、講師は「どう思いますか?」と問題提起をし、生徒さんに答えを出して頂く様、心がけています。
段々と難易度が上がってきているにも関わらず、皆さん和訳もバッチリで驚きました!
先ほどの歌詞の意味がこちらです。↓
- Here you are.(こちらがお席です。)
- Would you like something to drink?(お飲み物は何にされますか?)
- How would you like that? Straight or on the rocks?(飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?)
- Are you ready to order?(ご注文はお決まりでしょうか?)
- Which one would you like?(どちらがよろしいですか?) ※選択肢がある時の質問
- May I get anything else for you?(以上でよろしいでしょうか?)
- Here is your ●●.(こちらがご注文された●●です。) ※料理や飲み物を配膳する時
- May I get anything else?(他に必要なものはありませんか?)
- Please enjoy!(ごゆっくりどうぞ!)
- Is everything OK?(お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?)
- Would you like more water?(お水のおかわりはいかがですか?)
- Would you like another drink?(別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?)
では、1文ずつ解説します!
Here you are.
こちらがお席です。
お客様の席(テーブル)を指しながら “Here you are.” とご案内しましょう。
ちなみに、 “Here you are.” はとっても汎用性の高いフレーズです。
なぜなら、何かを差し出す時、手渡す時に使えるからです。
例えば、お水をお出しする時に “Here you are.” 。
お料理を配膳する時も “Here you are.” 。
レジにてお釣りをお渡しする際も “Here you are.” 。
ね?使えるシーンは飲食店内だけでもいっぱいありますよね?
是非覚えて頂きたいフレーズの1つです!
Would you like something to drink?
お飲み物は何にされますか?
“Would you like ●●” は既に先ほどご説明の通り、「●●いかがですか?」という提案の時に使う質問文です。
“Something to drink” で「何か飲むもの」という意味です。
ですので、”Would you like something to drink?” をそのまま訳すと「何かお飲み物はいかがですか?」になります。
How would you like that? Straight or on the rocks?
飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?
こちらのお店では、梅酒をご注文された方にのみ、飲み方を聞くそうです。
“How” は「どの様に?」という質問ですので、”How would you like that?” は「どの様に飲まれますか?」と聞いています。
当然ですが、この質問をするのはお客様が梅酒をご注文された場合のみです。
ですので、流れはこの様になります。
お客:Could I get umeshu?
(梅酒をいただけますか?)
店員:Sure. How would you like that? Straight or on the rocks?
(承知しました。飲み方は飲み方はストレートとロックのどちらがよろしいですか?)
「ストレート」は英語でもそのままですが、「ロック」は “rock” だけではなく、”on the rocks” となりますので、ご注意を。
Are you ready to order?
ご注文はお決まりでしょうか?
“Are you ready?” は馴染みのあるフレーズですよね^ ^
「準備は出来てますか?」と聞いています。
何の準備かと言いますと、”to order” つまり、オーダーする準備、という事です。
お飲み物とお料理のご注文を一度に聞く場合は、”Would you like something to drink?” はカットし、”Are you ready to order?” のみでOKですよ。
Which one would you like?
どちらがよろしいですか?
こちらのお店では「今日のランチ」が3種類あるらしく、仮にお客様が「今日のランチをください」とおっしゃった場合は、この “Which one would you like?” と質問しましょう。
ここで大切なのが、選択肢を指しながら「どちらがよろしいですか?」と聞く事です。
そうすれば、お客様は選択肢が何なのかがすぐに分かりますよね?
出来る限り身振り手振りを豊富に使いながら話すよう、心がけましょう!
May I get anything else for you?
以上でよろしいでしょうか?
“May I ●●” は「(私が)●●してもよろしいですか?」という意味で、 “Would you like ●●” 同様、飲食店内でとても使う質問文です。
例えばこちら。
“May I clear your plates?”
(お皿をお下げしてもよろしいですか?)
この様に、自分(店員)が何か行動をする前に、その許可をお客様に頂く際に使います。
“Anything else” は「他に何か」という意味です。
ですので、この “May I get anything else for you?” は、「私がお客様の為に何かで出来る事は他にありますか?」という意味であり、自然な日本語に直すと「以上でよろしいでしょうか?」になるのです。
フー。今日のレッスンはいっぱい捻りますね。
Here is your ●●.
こちらがご注文された●●です。
先ほど “Here you are.” をご紹介しましたよね?
この、料理をお出しするシーンでももちろん “Here you are.” でOKなのですが、個人的にはお出しするお料理に間違えがない様、その料理名を口頭でお伝えする方がより親切だと思います。
ですので、例えば「Aサラダ」をお出しする際は “Here is your A salad.” と言い、チーズ抜きのスパゲッティのご注文を受けた時は “Here is your spaghetti with NO cheese.” と、その都度商品名を言う事をおすすめします。
May I get anything else?
他に必要なものはありませんか?
こちらは先ほどの “May I get anything else for you?” と同じです!
Please enjoy!
ごゆっくりどうぞ!
こちらは字の如く、という感じですね^ ^
日本語では「ごゆっくりどうぞ!」と言いますが、英語では「お食事をお楽しみください!」と言います。
ただ、伝えたいことは同じだと思っています。
Is everything OK?
お味はいかがですか?/足りないものはありませんか?
私がウエイトレスとして勤務していたアメリカでは、お客様がメインのお食事を2~3口お召し上がりになった後、この質問をする事が1つのルーティーンになっていました。
お客様はミディアムのお肉をご注文されたのに、もしかしたらミディアムレアになっているかもしれません。
もしかしたら、フライドポテトの塩が多すぎると感じていらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、友達とシェアしたいので取り皿を欲しい思っていらっしゃるかもしれません。
お客様に呼ばれ、言われてからやるのではなく、サーバーが積極的に確認をする方がお客様満足度は高くなります。
ですので、必ず “Is everything OK?” と聞いて、お味や他に必要な物がないかを確かめるのは、決して欠かしてはいけない事なのです。
日本では高級店でしか「お味はいかがですか?」と聞きませんよね。
しかし個人的には、サーバーがお客様に確認をする、という事がもっと頻繁にあってもいいのではないか、と思っています。
Would you like more water?
お水のおかわりいかがですか?
またもや登場!”Would you like ●●?” 。
「●●はいかがですか?」という提案する時の必須フレーズです。
“More” は「もっと」や「さらに」という意味ですので、”more water” で「お水のおかわり」となります。
Would you like another drink?
別のお飲み物はいかがですか?/同じ物をお持ちしましょうか?
面白いことに、”Would you like another drink?” には意味が2つあります。
1つ目は「別のお飲み物はいかがですか?」という質問です。
“Another” は「別の」「他の」という意味ですので、「今飲んでいる物とは違う、別のお飲み物」と解釈します。
2つ目は「同じ物をお持ちしましょうか?」です。
何と、”Another” には「おかわり」という意味もあるのです。
上記2つの意味、それぞれ別の事を言っていますので厄介ですよね(^ ^;)
では、この質問を投げた時、お客様はどのように反応するのでしょうか?
別のお飲み物が欲しいとき
店員:Would you like another drink?
お客:Sure. Could I have a beer?(ビールをいただけますか?)
今飲んでいる飲み物と同じ物が欲しいとき
店員:Would you like another drink?
お客:Yes, please.(ええ、お願いします。)
分かりますか?
別の飲み物が欲しいときは「ビール」という様に、次の飲み物を明確に伝えます。
一方で、同じ物が欲しいときは「はい、お願いします。」の様に YES / NO で答えます。
そうする事で、おかわりの有無を判断できるのです。
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)