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すてべて飲食店に英会話を。
華ひらくの接客英会話ブログ
  • 2023年12月18日

訪日外国人の満足度&客単価向上を目指すなら「抹茶アイスクリーム」は必須

こんにちは、 (株)華ひらくの内木美樹です。私は米国のカジノホテルでウエイトレスとして勤務していた経験をいかし、飲食店インバウンド専門家として全国でセミナーを行っております。また、海外の方の生の声を集める為に、これまで1,700人以上の訪日外国人に日本の飲食店に関する街頭調査を実施してきました。手前味噌ですが、飲食店に関する外国人のこれだけの声を拾っている企業は日本で弊社のみです。

この度は、弊社が11月8日に都内で行ったデザートに関する街頭インタビューの結果をお知らせします。

 

訪日外国人にとって、食後のデザートは必須!?

国や地域によって、デザートの重要性は大きく異なる、というのが私の認識です。例えば、日本ではそもそもデザートがない飲食店や、あったとしても数品程度というお店は決して珍しくないように感じます(特に日本食店)。つまり、それほどデザートに力を入れていないお店です。

しかし、海外の方(特に欧米)に該当インタビューをしていると、「食後のデザートは不可欠」「デザートまでを含めて食事」「日本の飲食店はもっとデザートを充実させた方がいい」と熱心に語る方が多い印象でした。

これには様々な文化的背景があります。

例えば、日本ではコンビニエンスストアが非常に充実しているため、「食事はレストラン、でもデザートはコンビニで」という選択肢が大いにあり得ます。(海外の方もそれに気づいてきたせいか、「デザートはコンビニで十分」という声は一定数聞こえてきます。)

また、海外(特に欧米)ではテーブル毎に担当のサーバーがつき、メインを食べ終わった後には必ず「デザートはいかがですか?」とメニューをもってくるので、デザートへの目の向けやすさが違うというのも要因かと推察します。

 

56%の訪日外国人が「普段はデザートは食べない」と回答。

そこで弊社は、101人の訪日外国人に「食後にデザートはよく食べますか?」と質問しました。

その回答がこちらです。

生の声はこちらです。

▼「よく食べる」

  • ほぼ毎食デザートは食べる。
  • 食後には小さいデザートとコーヒーを飲みたい。
  • メキシコでは夜に甘いものを食べるから。
  • 食事の後はデザートで口をリフレッシュしたい。塩味を残したくない。
  • 甘いものではなく、フルーツだけ食べる

▼場面による

  • 誕生日とか特別な時は食べる。
  • 目的が明確な食事会であれば食べる。
  • 絶対重要というわけではないが、あれば食べる。
  • 飲食店による。ユニークだったり、おいしそうなものがあれば頼んでみたいと思う。

▼そうでもない

  • 食事を楽しみたいから。
  • 健康のために食べないようにしている。
  • コーヒーやフルーツだけ。甘いものはいらない。
  • 食事でお腹が満たされるから。

 

デザートは食べない。でも…抹茶アイスは食べたい!!

おやおや、私がこれまでに抱いていた印象とは裏腹に、「普段は食べない」という人が半数を超えていたのは驚きでした。

そこで、「食べない」と回答した方々も含めて、以下の写真を見せ、

「あなたは今、日本の飲食店で食事を終えました。メニューにはこれらのデザートがあります。この中で注文してみたいと思うものはありますか?(複数回答可)」

と質問しました。

  1. 白玉ぜんざい (Sweet red beans and rice cake)
  2. あんみつ (Agar jelly with sweet red beans and fruits)
  3. 抹茶アイスクリーム (Matcha ice cream)
  4. 抹茶プリン (Matcha pudding)

てっきり、普段はデザート食べない派は「ない」を選ぶかと思いきや…日本旅行では話は別なようです。

以下がその回答です。

 

▼白玉ぜんざい

  • (食べたい派)あづきも餅も好きだから。
  • (食べたい派)新しい物に挑戦したいから。
  • (イマイチ派)豆はスープやサラダに入っているものだから、甘い豆なんてありえない。
  • (イマイチ派)デザートというよりも食事に見える。

▼あんみつ

  • (食べたい派)フルーツがのってるから。
  • (食べたい派)友達とシェアするのによさそう。
  • (イマイチ派)どんな味かよくわからない。

▼抹茶アイスクリーム

  • (食べたい派)デザートは食べないけど、アイスは別。
  • (食べたい派)抹茶が大好き。
  • (食べたい派)母国にも抹茶アイスはあるけれど、本場のを食べてみたい。
  • (食べたい派)どういう味かを知っているから。
  • (食べたい派)母国にはないし、あったとしても高い。

▼抹茶プリン

  • (食べたい派)抹茶が大好き。
  • (食べたい派)知ってるから頼みやすい。
  • (食べたい派)クリーミーでデザート感がある。

インタビューをしていて驚いたのが、「デザートは普段は食べない。しかし、抹茶アイスは食べたい」と回答した人の多さです。他の3つに関しては、「食べてみたい」を選んだ人がいた一方、「食べてみたいと思わない」という声も挙がったのですが、抹茶アイスではそのような声は皆無でした。しかも、アジア、ヨーロッパ、北米、南米と多岐に渡った国の方々の声を聞きましたが、抹茶人気は万国共通で、中でも「本場の抹茶アイスが食べたい」という信頼と期待は非常に高いと実感しました。

 

まとめ

以上の結果から、普段はデザートを食べない人にとっても日本の抹茶アイスは食べる価値があると考えられており、訪日外国人の満足度&客単価向上を目指すのであれば、抹茶アイスクリ-ムは欠かせない一品という事がわかりました。

最後にこれらを踏まえて、飲食店インバウンド専門家の私からの意見を言わせていただけるのであれば、以下の2点です。

1. デザートに多様性と限定感を

世界の健康ブームの影響もあり、デザート食べない派が増えてきている印象です。しかしその中でも、「フルーツなら頼みたい」「(アイスなど)サッパリしたものが食べたい」「クリーミーなデザートが欲しい」など、訪日外国人と一口に言っても、欲するデザートも多種多様です。「日本でしか食べられないアイス」「地元で採れた新鮮な果物」のような限定感を出せれば、多少お値段が高くても訪日外国人は喜んで注文します。(そもそも円安なので、日本は何を食べても安いと感じている人も多いです。)ぜひ、「Authentic Matcha Ice Cream(本場の抹茶アイス)」や「Assorted Local’s Fresh Fruits(地元の新鮮フルーツ盛り合わせ)」のような希少価値とともにデザートを提供してみてください。

2. コーヒー(お茶)も侮るなかれ

これは私がアメリカのネバダ州で働いていた時の経験なのですが、デザートを注文される方は、高確率でコーヒーか紅茶もご注文されました。何も言わなければデザートだけの方も、「ご一緒にコーヒーはいかがですか?」とご提案する事で多くの方がセットでオーダーされていました。それくらい、デザートとコーヒーはペアと考えている方が多いのです。また、以前に300人の海外の方を対象に行ったドリンクに関するアンケートでは、「お酒を飲んだ後はコーヒーで〆たい」という方が一定数いました。日本で言う、〆のラーメンと同じです。日本食店や居酒屋ではコーヒーがないお店も多々ありますが、一度、日本人目線の概念を壊してみると、意外な可能性が見えてくるかもしれませんよ。

 

以上、今日のレッスンでした!

 

華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。

その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。

 

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written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)

 

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