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2019年3月27日
「お好きな席におかけください」を英語で何て言う?
【飲食店の接客英語】
「お好きな席におかけください」
Hi, guys!
アメリカ・ラスベガス近くのカジノホテルでウエイトレスをしていました、
食店専門の接客英会話講師の MIKI です。
さて、今回の動画では、「お好きな席におかけください」を英語で何て言うかをご紹介します。
それは、
“Please have a seat wherever you like.”
動画内の接客英語を確認しよう!
こちらの動画内の接客では、このように会話しています。
- 店員 : いらっしゃいませ~
- お客様 : Hello, good evening.(こんばんは)
- 店員 : Good evening. How many are in your party?
(いらっしゃいませ。何名様ですか?) - お客様 : Oh, just me.(1人です)
- 店員 : Would you like a table or counter seat?
(カウンターかテーブルのどちらがよろしいですか?) - お客様 : I think counter seat is better.(カウンターがいいかな)
- 店員 : OK, so please have a seat wherever you like.
(承知しました。お好きな席にお掛け下さい) - お客様 : Thank you.(ありがとう)
“Please sit down.” は接客では使わない
多くの方は、「『おかけください』って英語でなんて言うんだろう?」と考えたとき、一番最初に出てくるのが “Please sit down.” ではないでしょうか。
でも、接客のシーンでは “Please sit down.” はほぼ使いません。
と言うのも、いくら “Please” をつけたとしても、”Sit down” は命令口調というか、ダイレクトな言い方ですので、結構強めに聞こえてしまうからなのです。
日本語で例えると、お客様に「おかけください」といいますが、「座ってください」とは言いませんよね?
“Please sit down.” はまさしく「座ってください」という訳になりますので、この場合では不適切になるのです。
「おかけください」は “Please have a seat.” もしくは “Please take a seat.”
では、「おかけください」を英語でなんて言うか?
それは、”Please have a seat” もしくは、 “Please take a seat.” です。
意味としてはどちらも同じなのですが、
- “Please have a seat” ➡ 丁寧
- “Please take a seat” ➡ カジュアル
というニュアンスの違いがありますので、お店の雰囲気やお客さんとの距離にあわせてどちらを使うかを決めるのがいいでしょう。
「お好きなところに」は英語で “wherever you like”
“wherever” なんて聞いたことがない!
という方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、”wherever” 以外にも、”whatever” “whenever” “whoever” “whichever” “however” なんていう “ever” シリーズが存在するのです!
“however” 以外、どれも法則は同じなので、この機会にぜひ覚えちゃいましょう♪
(”however” と聞いて GLAY が脳内で流れる方は私と同世代 ^ ^)
ちなみに、みなさんは中学校で習った5W1Hって覚えていますか?
まずはそこを復習しましょう。
5W1Hとは?
▼ 5W
- what ➡ 何
- when ➡ いつ
- where ➡ どこ
- who ➡ 誰
- why ➡ なぜ
- (which) ➡ どっち
▼1H
- how ➡ どうやって
5W1Hに “ever” を付けるとこうなる!
こういう男性とは結婚してはいけない!
な会話をもとに、”ever” シリーズをご紹介します♪
*あくまでも内木個人の意見です。
▼ 5W
- whatever ➡ 何でも
妻 ”What do you want to eat for dinner?”(夕飯何が食べたい?)
夫 “Whatever.”(何でもいいよ) - whenever ➡ いつでも
妻 ”When do you want to honeymoon?”(新婚旅行、いつ行く?)
夫 “Whenever.”(いつでもいいよ) - wherever ➡ どこでも
妻 ”Where do you want to go tonight?”(今夜どこに行こうか?)
夫 “Wherever.”(どこもいいよ) - whoever ➡ 誰でも
妻 ”Who do you want to invite to our wedding party?”(結婚式に誰を招待する?)
夫 “Whoever.”(誰でもいいよ) - whyever? ➡ whyever とは言いません
- (whichever) ➡ どっでも
妻 ”Which dress looks good on me?”(どっちのドレスが似合うかなぁ?)
夫 “Whichever.”(どっちでもいいよ)
▼1H
- however ➡ しかしながら(”but” の丁寧な言い方)
例:妻 ”I do all the house chores and you do nothing!(すべての家事は私で、あなた何もやってくれていないじゃない!)
夫 ”However, I work and support you financially.”(しかしながら、僕は働いて君を経済的に支えている)
このように、”ever” シリーズは日常生活で色々使えるのです(^ ^)/
閑話休題。
まとめるとこのようになります。
というわけで、「お好きな席におかけください」は “Please have a seat wherever you like.” となるのです。
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)