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2020年8月26日
【高級飲食店向け】電話で予約を受ける際の接客英語(基本編)
目次
お店の品格を保てる接客電話英語(基本編)
こんにちは!
アメリカのラスベガス近くでウエートレスとして勤務していました、飲食店専門の接客英語講師&飲食店インバウンド専門家の MIKI です。
さて、このブログでは【高級】な【飲食店】で働く方向けに、海外のお客様から突然英語で予約の電話がかかってきても大丈夫な様、【電話予約英語】をご紹介します。
まず基本編から。
動画内の接客英語を確認しよう
動画ではお客様とこのようなやり取りをしています。
- 店員 :お電話ありがとうございます。満る川でございます
- お客様:Hello? Do you speak English?
- 店員 :Thank you for calling. This is Marukawa. May I help you?
- お客様:Yes, I would like to make a reservation please.
- 店員 :Thank you. When would you like to reserve?
- お客様:It’s Friday, July 24th.
- 店員 :What time would you like?
- お客様:At 6pm.
- 店員 :How many are in your party?
- お客様:3 people.
- 店員 :Thank you. Please hold on. I have made your reservation. So, may I have your name and phone number, please?
- お客様:It’s Jin. And my number is 03-5379-3800.
- 店員 :I’m sorry, could you please repeat that?
- お客様:Sure. It’s Jin. And my number is 03-5379-3800.
- 店員 :Thank you. Please let me confirm your reservation. That will be 3 people, at 6pm, on the Friday, July 24th.
- お客様:Yeah, that’s right.
- 店員 :Thank you for calling. We hope to see you soon.
英語の電話予約は突然やってくる
当たり前ですが、電話予約は突然やってきます。
いつ、何時にくると分かっていれば心の準備ができるのですが、鳴った電話が日本語か英語か、予約か問合せなのかは、出てみないとわからないところが恐ろしいですよね。
一般的に、日本語を話せない海外の方が日本の飲食店に英語で電話予約を入れる場合、入り口はこちらの2つのどちらからです。
① 英語が話せる人がいるかを聞いてくる
② いきなり「予約したいのですが」と英語で言ってくる
この電話予約英語初級編では、①の「英語が話せる人がいるかを聞いてくる」という入り口で会話が始まっています。
具体的に解説します。
まず、電話が鳴ったらみなさんは当然、日本語で「お電話ありがとうございます。●●(店名)です。」と出ますよね。
そうすると、海外の方はこのように言ってきます。
Hi, do you speak English?
(こんにちは、英語話せますか?)
そうしたら、英語で改めて店名を名乗りましょう。
Thank you for calling. This is Marukawa. May I help you?
(お電話ありがとうございます。満る川です。ご用件をお伺いします)
「予約する」という言い方は全部で3つ。全て覚えよう!
みなさんが英語であいさつをすると、お客様からこのように「予約をしたい」という言葉が返ってきます。
I would like to make a reservation please.
(予約を取りたいのですが)
しかし実は、「予約する」という言い方は英語で3つあります。
どれを使うかはお客様次第ですし、どれもよく使われていますので、これを機に全て覚えちゃいましょう!
「予約する」
- Reserve(ウィザーヴ):予約する(動)
☞ I would like to reserve. - Make a reservation(メイカ ウィザヴェィション):予約をとる(動)
☞ I would like to make a reservation. - Book(ブック):予約する(動)
☞ I would like to book.
“Thank you.” は「ありがとう」以外にも「承知しました」で使える
“Thank you.” は接客中に何度使ってもいいと、私は思っています。
“Thank you” は魔法の言葉ですが、これ実は、「ありがとう」以外にも「承知しました」「かしこまりました」という意味でも使われています。
しかも、高級店でもカジュアル店でもどちらでも本当によく言われていますので、「お電話くださってことへの感謝」「ご予約くださったことへの感謝」として、”Thank you.” をたくさん使いましょう(^ ^)
「ご予約はいつがよろしいですか?」を英語で
お客様から「予約をしたい」と言われたら、ご希望日や人数を伺う必要がありますよね。
ではまず「ご予約はいつがよろしいですか?」を英語で何て言うかをご紹介します。
それがこちら↓
“When would you like to reserve?”
(ウェン ウージュー ライク トゥー ウィザーヴ?)
このように聞けば、
“On Friday, July 24th”
(7月24日の金曜日です)
のように日程やお時間が返ってきます。
ところでみなさん、7つある曜日、12こある月、そして日にちを全て英語で言えますか?
念のため確認していきましょう!
曜日 (Days of the week)
【月曜】 Monday
【火曜】 Tuesday
【水曜】 Wednesday
【木曜】 Thursday
【金曜】 Friday
【土曜】 Saturday
【日曜】 Sunday
これらを覚える上で個人的におすすめなのが、「歌って覚える」こと!
こちらの子供向けに作られている動画では、7つある曜日をリズムに乗って覚えることができますので、よかったら歌って覚えてみてください。
月 (Months of the year)
【1月】 January
【2月】 February
【3月】 March
【4月】 April
【5月】 May
【6月】 June
【7月】 July
【8月】 August
【9月】 September
【10月】 October
【11月】 November
【12月】 December
12個もあるとなかなか大変ですが、こちらも曜日同様、子供向けの動画で簡単に覚えることができます♪
日にち
日にちは曜日や月に比べて簡単です。
基本的には、4日は “4th”、8日は “8th”、13日は “13th”、26日は “26th” と、数字に “th” を付けるだけです。
ただ、一部例外があります。
それが、1日、2日、3日、21日、22日、23日、31日です。
【1日】 1st 例)12月1日: December 1st
【2日】 2nd 例)12月2日:December 2nd
【3日】 3rd 例)12月3日:December 3rd
【21日】 21st 例)12月21日:December 21st
【22日】 22nd 例)12月22日:December 22nd
【23日】 23rd 例)12月23日:December 23rd
【31日】 31st 例)12月31日:December 31st
このように、1日は「ファースト」、2日は「セカンド」3日は「サード」と野球みたいになります。(4日以降は “th” を付けるだけ)
ここだけご注意いただければ、日にちは比較的簡単ですね♪
「お時間は何時がよろしいですか?」を英語で
日にちや曜日を伺ったら、お時間も忘れてはいけません。
「お時間は何時がよろしいですか?」はこのように言います。
What time would you like?
(ゥワッタイム ウージュー ライク?)
そうすると、”7pm(19時)” や “8 in the morning(朝の8時)” のように返ってきます。
ちなみに、”AM” は午前、”PM” が午後というのはご存知かと思いますが、この “AM” “PM” って、数字の前に来ると思います?後に来ると思います?それともどちらでOK?
正解は、“AM” “PM” は必ず数字の後にきます。
なので、”pm7″ や “am8” というのは間違いです。
「何名様ですか?」を英語で
ご希望の日にちとお時間を聞けたら、次は人数です。
「何名様ですか?」は英語でこのように言います。
How many are in your party?
(ハウ メニー アー インユア パーリー?)
もちろん、”How many?” だけでも十分通じますが、今回ご紹介しているのは【高級飲食店向けの英語】です。
高級店はカジュアル店とは違ってお店の品格を保つ必要があるかと思いますから、話す英語もきちんとした文章をおすすめします。
そして、必要な情報を一通り聞けたら再び “Thank you.” や、高級店でよく使う “Certainly.” と言いましょう。
“Certainly.”は「承知しました」「かしこまりました」の高級店バージョンです。
席が空いているかを確認する為、「少々お待ちください」を言いたい時は
ご希望の日程と人数のお席をご用意できるかを確認する際、少しお待ちいただくのであれば、「少々お待ちください」と言いますよね。
それはこのように言います。
Please hold on.
(プリーズ ホールドン)
たった3語です。これは簡単♪
ただ、簡単な分、言い方に気を付けないとぶっきらぼうに聞こえますので、最後の「ホールドン」の「オン」を優しく置きに行くようなイメージで話しましょう。
「ご予約承りました」を英語で
お席に空きがあり、「ご予約をお取りしました」という旨を伝えたい時は、このように言います。
“I have made your reservation.”
(アイハヴ メイデュア ウィザヴェイション)
「お客様のお名前とご連絡先をお願いします」を英語で
最後にお客様のお名前と電話番号を伺いますよね。
「お客様のお名前とご連絡先をお願いします」は英語でこのように言います。
“May I have your name and phone number, please?”
(メイアイ ハヴユア ネイメン フォンナンバー プリーズ?)
そうすると、お客様からまずはお名前がこのように返ってきます。
“It’s Jin.”
“My name is Jin.”
“Mike” や “Sarah” の様に英語圏の方のお名前でしたらまだ聞き取れるかもしれませんが、私たちから見て「何ですか?」みたいなお名前も世の中には多くあるじゃないですか。「アカンクシュ」とか「ロココ」とか。
聞き取りにくいお名前もたくさんありますが、”It’s Akanksh.” “My name is Rococo.” を見ていただくと分かる通り、名前は必ず文の最後にきます。
最初の “It’s” や “My name is” は聞き取れなくても問題ありませんので、最後の一語だけに集中しましょう。
「すみません、もう一度おっしゃっていただけますか?」を英語で
とは言え、聞きなれないお名前を言われるとキャッチできないこともありますよね。
その場合はこのようにお願いして聞き返しましょう。
“I’m sorry, could you please repeat that?”
(アイム ソーウィー、クージュー プリーズ ウィピート ダッ?)
とても丁寧な「もう一度お願いできますか?」という聞き方です。
もちろん、”Pardon?” や “Again?” でも通じますが、お名前を聞き取れずに聞き返すというのは若干失礼ですので、“I’m sorry, could you please repeat that?” の様に心のこもった言い方の方がお客様を不快にさせないと思います。
「ご予約内容の確認をさせていただきます」を英語で
お客様からいただいた情報を復唱する際、まずはこのように言います。
“Please let me confirm your reservation.“
(プリーズ レッミー コンファーム ユア ウィザヴェイション)
“Please let me ●●” で「●●させていただきます」です。
そして、”confirm” は「確認する」という意味です。
「確認する」という英語は “check” を思い浮かぶ方も多いと思います。”check” でも全く問題ありませんが、ビジネス英語では “check” よりも “confirm” の方をよく使います。
そして、ご予約の日程や人数を復唱します。
“That will be 3 people, at 6pm, on Friday, July 24th.”
(ダルビー スリー ピーポー、アッ シックス ピーエンム、オン フライデー、ジュラライ トゥウェンティー フォース)
この確認する順番は、日本語と異なります。
日本語では
7月 24日 金曜日 の18時から、3名様ですね
① ② ③ ④ ⑤
と、
- 月
- 日にち
- 曜日
- 時間
- 人数
が一般的ですが、英語ではこのようになります。
3 people, at 6pm, on Friday, July 24th.
①人数 ②時間 ③曜日 ④月 ⑤日にち
- 人数
- 時間
- 曜日
- 月
- 日にち
「お電話ありがとうございました。ご来店お待ちしております」を英語で
確認も全て終わったら、電話(予約)をしてくださったことへのお礼と、お会いできることへの期待をお伝えして、電話を切ります。
“Thank you for calling. We hope to see you soon.”
(センキュー フォー コーリン。ウィー ホープトゥー スィー ユー スーン)
つまり、“Thank you for calling.” は「お電話ありがとうございます」と「お電話ありがとうございました」の両方に使えることができます。
ですので、お電話の最初と最後に “Thank you for calling.” を伝えるのを忘れないようにしましょう☆
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この動画でご紹介した英語のやり取りが一目でわかるフローチャートをご用意しました!
無料でお使いいただけますので、こちらをクリックしてダウンロードしてみてください♪
▼ オモテ
https://hana-hiraku.com/restaurant/phone101A.pdf
▼ ウラ
https://hana-hiraku.com/restaurant/phone101B.pdf
次のレッスン(電話予約英語の中級編)はこちらをどうぞ。
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)