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2020年1月8日
【飲食店向け】客単価を上げる最強接客英語とは?
目次
「何かお飲み物はいかがですか?」を英語で何て言う?
Hi, there!
アメリカ・ラスベガス近くのカジノホテルでウエイトレスをしていました、
飲食店専門の接客英会話講師の MIKI です。
突然ですがみなさん、客単価を上げる事が出来る接客英語が存在するってご存知ですか?
みなさんが質問をしなければお客様は注文しないけれど、あえて質問することで注文率が上がる、魔法の英語がいくつかあるのです。
今回ご紹介するのはその内の1つ。
「何かお飲み物はいかがですか?」です。
それがこちら。
Would you like something to drink?
動画内の接客英語を確認しよう!
こちらの動画内の接客では、このように会話しています。
- 店員 :Here is your table.(こちらがお席です)
- お客様 :Thank you. Great.(ありがとう)
- 店員 :And, here is your drink menu and food menu.(そしてこちらが飲み物のメニューとお料理のメニューです。)
- お客様 :Thank you.(ありがとう)
- 店員 :Sashimi of the day is tuna, red bream, and salmon roe. We are famous for sukiyaki, so please give it a try!(本日のお刺身はサーモンと金目鯛といくらです。当店の名物料理はすき焼きです。よろしければ是非!)
- お客様 :Actually, I’m a vegetarian. Do you have vegetarian menu?(実は、僕はベジタリアンなんです。ベジタリアンメニューってありますか?)
- 店員 :Are you a vegan?(お客様はビーガンでいらっしゃいますか?)
- お客様 :No, I’m just a vegetarian. So I can’t eat parts of animals or soup stock from animals. But I can eat dairy products.(いや、ただのベジタリアンです。なので、動物性の食材や動物からとった出汁は食べられないのですが、乳製品は大丈夫です)
- 店員 :OK. We don’t have vegetarian menu, but these green marks means vegetarian-friendly. I hope you are OK with them.(ベジタリアンメニューはご用意がないのですが、こちらの緑色のマークがベジタリアンフレンドリーとなっています。こちらでいかがでしょうか?)
- お客様 :Yeah, looks great.(全然問題ないですよ)
- 店員 :Thank you. So would you like something to drink?(ありがとうございます。では、何かお飲み物はいかがですか?)
MIKI からみなさんにお願い!
飲食店で働く全ての方にお願いです!
海外のお客様には必ず、「何かお飲み物はいかがですか? (Would you like something to drink?)」って質問していただきたいのです!!
だって、そうすることでお店の売上が上がるんですから。
これは、弊社のお客様の飲食店で実際にあった話です。
「こちらがメニューです」と、ただメニューを手渡していた日の飲料の売上(1日平均)は約29,000円だったのに対し、メニューを見せながら「何かお飲み物はいかがですか?」と聞いた日の飲料の売上(1日平均)は、なんと 53,000円。
売上が一気に約2倍に膨れ上がったのです!
ただ一言、「何かお飲み物はいかがですか?」と聞いてメニューを見せるだけで、お客様の飲み物に対する意識を変えることができた、ということです。
ポイントは「メニューを開いて見せながら聞く」こと
ここで大切なのが、「メニューを開いて見せながら『何かお飲み物はいかがですか?』ときく」ことです。
何も見せないで “Would you like something to drink?” と質問しても、選択肢が見えないので、「お水で大丈夫です」と返ってきてしまいます。
ただ、メニューを開いて見せる事で、飲む・飲まないの二択ではなく、何を飲むか?という思考に変えることが出来ます。
ここが最大のポイントなのです。
注文率を上げる飲み物とは?
「何かお飲み物はいかがですか?」は客単価を上げる接客英語ですが、〇〇をおすすめする事で、より注文率が上がる飲み物があります。
では、〇〇に当てはまる飲み物って何だと思いますか?
正解は、「日本でしか飲めないビール」や、「その地域でしか飲めないフルーツジュース」といった限定品です。
- 日本でしか飲めない地ビール(クラフトビール)
- 山梨県産桃100%のピーチジュース
- 新潟でしか売っていない日本酒 など
なぜなら、海外のお客様はわざわざ飛行機で10時間近くかけて日本にやって来ます。
「せっかく日本に来たのだから、母国では飲めない(食べられない)ものを試してみたい」と思うのは当然の心理ですよね。
ですので皆さんも、ローカルな飲み物があれば、このようにどんどんおすすめしてみてください。
“It’s a local juice. Very good!”
(地元のジュースです。とってもおいしいですよ!)
以上、今日のレッスンでした!
華ひらくは飲食店専門の接客英会話コンサルタントです。インバウンド(訪日外国人や訪日外国人旅行者)が増える中、外国人に対しての接客英会話は、広く求められております。当社の代表である内木美樹は、アメリカ・ネバダ州の国際ホテル「Peppermill Resort Hotel」内のレストランで、日本人が誰もいない環境の中、マネージャーから「No. 1 food server」と称された実績があります。
その知識と経験を活かし、飲食店の方々に出張型の英会話レッスンを行っております。飲食店に特化したレッスン内容になりますので、多くの飲食店様からご好評いただいております。レッスンは基礎レッスンから行いますので、英語がチンプンカンプンという初心者の方でも安心して受講してください。
商工会議所様等でご好評いただいている飲食店向けインバウンド接客セミナーはこちら
written by 内木 美樹(飲食店インバウンド専門家/飲食店専門の英語講師)