2017.04.26
正しい英語メニューを使っている飲食店は…10%以下!?
先ほど電話で英語ネイティブの友達(エミリー)と話していた時の事です。
彼女は日本で育ったわけではありませんが、日本語も話せる、いわゆるバイリンガルです。
とはいえ、日本語と英語のどちらが慣れているか?といえば英語らしいので、飲食店に入って、そのお店に英語のメニューがあると、自然と英語の方に目が行くそうです。
なので聞いてみました。
私: 正しい英語のメニューを使っているお店って、全体の何%だと思う?
エミリー:う~ん、10%か、それ以下か・・・じゃない?私は日本の文化に慣れているけど、そんな私でも理解不能な英語のメニューはたくさんあるよ。
との事。
その原因がこちらのです。
【機械が翻訳している】
恐らく、多くのお店がGoogle翻訳等無料の翻訳機をお使いだと思います。
そりゃそうですよね!だって無料で翻訳してくれるのですから!!
ただ、あのようなサービスは単語や短めの文章を訳すのには適していますが、長めの文章には不向きです。
というのも、日本語と英語は文法が大きく異なる言語なので、文章にすると文法の違いに機械が対応できず、ヘンテコな文に訳されてしまうのです。
牛丼の説明を英語でするとこのようになります。↓
bowl of rice topped with thinly sliced beef and onion simmered in mildly sweet flavored with dashi, soy sauce and sweet sake.
上記英語の日本語訳がこちらです。↓
ご飯の上に、出汁、しょうゆ、みりんの入った甘めのソースで煮込んだ薄切牛肉と玉ねぎをのせた丼ぶり。
しかし、上記の英文をGoogle翻訳で和訳するとこうなります。↓
薄くスライスした牛肉とタマネギをトッピングしたお椀に、甘く甘く味付けした醤油と甘酒を添えました。
今回の例は英語➔日本語でしたが、翻訳の完成度合は日本語➔英語でも同じです。
Google翻訳はとっても素晴らしいサービスですが、日本語と英語の様に文法が大きく異なる言語間では、良く言えば「改善の余地あり」、悪く言えば「ポンコツ」です。
ちなみに、先日は鶏をメインに扱うお店で、ひどすぎて笑ってしまった翻訳を見ました。
「とりもも」です。
「鶏」の「もも(腿)」です。
これを英語に訳したものを見たら、何と「take peach」になっていました。
「とり」➔「take」(名詞が動詞へと変換)
「もも(腿)」➔「peach(桃)」
肝心の鶏はどこへ行った!?(笑)
「とりもも」です。
「鶏」の「もも(腿)」です。
これを英語に訳したものを見たら、何と「take peach」になっていました。
「とり」➔「take」(名詞が動詞へと変換)
「もも(腿)」➔「peach(桃)」
肝心の鶏はどこへ行った!?(笑)
別のよくあるへんてこ翻訳をご紹介します。
例えば「きつねうどん」。
「きつね」と入っていますが、決して本当にきつねが入っているわけではありませんよね?
でも、機械はありのままを訳すので、「きつね」とあったら「fox」が出てきてしまいます。
つまり、「きつねうどん」=「fox udon」です。
例えば「きつねうどん」。
「きつね」と入っていますが、決して本当にきつねが入っているわけではありませんよね?
でも、機械はありのままを訳すので、「きつね」とあったら「fox」が出てきてしまいます。
つまり、「きつねうどん」=「fox udon」です。
「え・・・日本人ってきつね食べるの?」
と、海外の方はたいそう驚かれるでしょう。
本来であれば、きつねうどんの「きつね」が何を指しているかを日本語で文章化してから、翻訳機に入力するべきなのですが…。
日本語をそのまま訳すと、このように出てきてしまうのです。
日本語をそのまま訳すと、このように出てきてしまうのです。
では一体どうすればいいのか!?
ここはやはり、有料になってしましますがお金を払って翻訳専門の会社に依頼されるのがよろしいかと・・・。
そしてその際は、「ネイティブのチェックが入っている翻訳会社」を選ぶことを強くおすすめします。
そしてその際は、「ネイティブのチェックが入っている翻訳会社」を選ぶことを強くおすすめします。
理由は英語のメニューを作る際のポイント 【上級編】でも書きましたが、
「文法的には正しくても不自然な英語」
って多々あるのです。
「自然な英語」という奴です。
そして、文が自然かどうか、分かりやすいかどうかは、ネイティブではないとなかなか判断できません。
私もメニューの翻訳は頻繁に行っていますが、ネイティブではないので、とても悔しいですがネイティブ目線になる事はできません。(なので必ずネイティブチェックを入れています。)
「文法的には正しくても不自然な英語」
って多々あるのです。
「自然な英語」という奴です。
そして、文が自然かどうか、分かりやすいかどうかは、ネイティブではないとなかなか判断できません。
私もメニューの翻訳は頻繁に行っていますが、ネイティブではないので、とても悔しいですがネイティブ目線になる事はできません。(なので必ずネイティブチェックを入れています。)
どうせお金を支払って翻訳を依頼されるのであれば、自然な英語に訳してくれる会社がいいですよね?
世にメニューを翻訳してくれる会社はたくさんありますが、選ぶポイントとしては
「ネイティブによるチェックがあるかどうか」
が非常に重要です。
世にメニューを翻訳してくれる会社はたくさんありますが、選ぶポイントとしては
「ネイティブによるチェックがあるかどうか」
が非常に重要です。
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