2017.05.10
自分の子育てが正しいか、不安になる時がある
子育てと経営ってすごく似てるなぁって思います。
どちらも、「今」ではなく「先」を見て、10年後、20年後に何が起こるのか、何が大切なのかを自分なりに考えて、じゃあ今から何をすればいいのかを、また考え、そして行動する。
毎日この繰り返しです。
そして、どちらも正解が見えない。
自分の子育て(経営)が正しかったかどうかなんて、自分が死ぬ時にならないときっと分からない。
今うまくいっていないからといって、自分のやり方が間違っているとは限らないから面白いです。
なーんて、こんな偉そうな事書いていますが、うちの会社に従業員はいないので、今の所背負っているのは私の人生のみ。
(当然、倒産とかになれば家族に迷惑がかかりますが。)
でも、子育てに関しては息子2人の人生。
私の人生ではない分、責任も大きいです。
長男を妊娠する前から、
「私が親になったらこうやって子育てしよう!」
という指針みたいなものがあったので、現在ママ4年目ですが、基本的に子育てに関してそれほど悩んだことは今までありません。
でもたまに、
「こんなにゆるい子育てで、子供たちの将来は大丈夫だろうか?」
「人生のゴールデンタイムと言われる今の時期に、親としてもっと何かをさせてあげるべきなのではないだろうか?」
と不安になる時はあります。
特に、長男(3才)は自閉症&中度の知的障害児。
「音楽は療育にとても効果がある」
と聞いてその週末にしまむら楽器をのぞいてみたり、
「将棋を子供の頃からやっていると頭のいい子になる」
と聞いて将棋かチェスか麻雀かで真剣に悩んでみたり・・・。
正解が見えない分、考えれば考えるほど悩んじゃうんですよね(T^T)
そんな時、私は自分を落ち着かせるために基本に戻って、
「大丈夫。これさえしっかりやっていれば、きっと大丈夫。」
と自分で自分に言い聞かせています。
私の中での「基本」というのは、この3つ。↓
1)毎日いっぱい抱きしめて、これでもか!という位スキンシップをとる
2)毎日いっぱい「大好きだよ」「I love you」と伝える
3)英語
1と2の目的は同じで、「自己肯定感を持ってもらいたい」という願いを込めています。
これからの人生、大きくなればなるほど、傷つくこともあるでしょう。
生きる事がつらい時も出てくるでしょう。
でもそんな時に、「自分は愛されている」「自分は必要な人間」という土台が彼らの中に出来ていれば、きっと困難も乗り越えていけると信じています。
まさに、私がそうでした。
12歳で最愛の母を亡くし、家族はバラバラになり、学校ではいじめられて・・・
高校を卒業するまでの5年間は地獄でした。
「人生ってこんなにつらいんだ」
って、毎日泣いていました。
「出来るものなら死にたい」って毎日思っていました。
でも、私が自分の命を絶たないで済んだのは、母が12年間、私に自己肯定感を育んでくれたからでした。
「美樹はママの宝物だよ」
って何度も言ってくれたのが私の体に染みついていたお蔭で、その言葉だけを頼りに、生きる事ができました。
自分の親は80歳まで生きると勝手に思っていましたが、母は44歳でこの世を去ってしまいました。
私だって、長生きできる保証なんてどこにもありません。
そうはなりたくない。
自分の息子たちに、あのつらさを味あわせたくない。
と強く強く思いますが、でも私がいつ死ぬかなんて、分かりません。
だから、例え私が早くに逝ってしまったとしても、息子たちには何としても愛を残したいと思っています。
3の英語は、別に言語を習得する事が目的ではありません。
ただ、息子たちには広い視野を持ってもらいたいと思っているので、そのための手段として、最低でも英語くらいは、って思っています。
これも私の経験談ですが、アメリカに留学し、働き、世界中の色々な人と話す事ができたおかげで、ものすごく世界が広がりました。
何がどれだけ広がったかを文章で伝えられる自信が全くないので相当割愛しますが、かなり柔軟に物事を考えられるようになりました。
日本の常識が通用しなかったり、アメリカの常識が日本ではマナー違反だったり、そういうのをいっぱい経験できたことで、
「世の中には色んな人がいて、色んな考え方がある」
と、心の底から思えるようになりました。
また、アメリカと日本を知れたことで、良くも悪くも比較できるようになりました。
両国の文化や考え方の良い所を抽出して自分のものにし、悪い所は反面教師として気をつければ、きっとステキな人になれると信じています。
息子たちにも大きな視野を持って、寛大な心と柔軟性の高い頭を育ててほしいと思っています。
そのために、英語は必要なのです。
長くなりましたが、これが私の「基本」。
不安になった時、悩みそうになった時でも、
「大丈夫。この3つは今の所出来ているから、大丈夫。」
と、自分をクールダウン出来ています。
いわゆる、私の軸ですね。
これからどんどん子供たちは大きくなるはずですが、どんなに成長しても、母親としてこの3つだけは欠かさないようにしようと、心に決めています☆